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切り出し作業は済んだがまだSCRAP作業は完結してないので。「写経ノートの棚卸し」に参ります。いくつかのまくらなネタは挟みつつ、今回はリブロポート版の熊谷真菜『たこやき』についてこないだレファレンスしたついでの「写経ノートの棚卸し」、を本題に。

今日のほっこりして原理としても解決、応対としてもスマートなのはこれ。

味の素の『やさしお』を舐めたら冷たく感じた→疑問に思った子どもがメーカーに直接手紙で質問→丁寧な返事が届く「これは神対応…」 - Togetter [トゥギャッター]

むしゃⓇ了解紳士@musyajansson

子供が自由研究で塩について調べていたんだけど、『やさしお』を舐めたら冷たく感じたらしく疑問に思ったことをメーカーにメールではなく直接手紙をだしたらしっかりと返事がありました。 ありがとう味の素。 pic.x.com/lchxemixkd

2024-08-22 16:26:29



まあこれはね。「競馬ワンダラー」結構観てたから、わりと
標準装備で備わってる。

地図で「競馬場跡」を見つけると美しくも切ない気持ちになっちゃう→各地のエモい競馬場跡が続々集結 - Togetter [トゥギャッター]


あああとこれが「やることわかってて、だからハナから
手数の多いイライラゲーム」で結構なスルメ具合があると
評判の福留光帆vsラランドニシダのnobrocktvか。

一日ちょいでもう150万回再生越えそうなのか。ラジオで佐久間さんも
えらくビビってましたが。

まあ基本おじさんなので、雰囲気的にはバラエティ色薄めでひたすら
美味いもんと情報が流れるBSノブロックの方が、
観てて居心地いいんですけどね。


じゃあそこそこまくらをいくつか挟めたので本題はこれに
しますか。


リブロポート版の『たこやき』についてそういやレファレンスしたけど、
それはまだ今月のうちだっけ。

看板写真と共にここにはあるか。

さらに向こうへ/古本屋履歴05(完)|古本屋 DUALBOOKs

まあ私はこの本のカバーを外した蔵書を文化人類学の先生
(当時はまだ准教授だったような)に借りて、現物を確保したのは
講談社文庫になってからですが、一応当時記した写経
ノートは出てきたので、今回はここを「写経ノートの棚卸し」。

そもそもはじまりは大学の卒業論文(「現代食事文化論ー大阪文化としてのたこやきとその象徴的な意味論のための一考察」)である。井上純一先生は「ルポルタージュのできそこない」と笑いながら、平均的な学生の楽しい論文として評価してくださった。

熊谷真菜『たこやき』
(リブロポート,1993)p261あとがき

井上純一名義の人は多数いるから、かつてエロゲ原画も書いていた
『中国嫁日記』で京都精華大学関連の同名は控除、
なんですが。

おそらくはこちらの対談に出てくる井上純一教授の元で出された論文が発端ではあるのかと。


たこやきは目的である何かへ到達するまでの途中段階に位置
している。日常性に埋没しているがゆえに形を変えず、さまざまなものや
ことがらのあいだ=すきまで生きつづける。
現代のくらしのはざまを埋め合わせることができる、ありがたい
たべものなのである。

熊谷真菜『たこやき』
(リブロポート,1993)p238

まあでも流石は一時代の文化を担っただけはあるリブロポート
(リブロの出版部門だった時期もある)。あとがきのあとに
付いている付録の文章も鶴見俊輔と豪華だ。

彼女には人を恐れぬところがあり、しかも礼儀ただしく、
親切である。

熊谷真菜『たこやき』
(リブロポート,1993)
「附録(おまけ)のようなもの」鶴見俊輔p264


まあ取り急ぎでたこ焼きは基本的に食べないものなんで、
(食べるなら何もつけない「会津屋」派なもので)
かつて明石の「たこ磯」で食べてきた明石焼のたことアナゴのハーフを
たまには看板にしてみました。それでは。





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