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自分と向き合うノート

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慌ただしい店経営の中で抜けがちな、自分の想いに向き合うためのノート。なるべく、つらつら思いついたこと書きます。ちぐはぐ、繰り返し、長文ご容赦下さいませ。
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甘納豆と三味線

甘納豆と三味線

昨日、京都の若手職人の会(わかば会)のご縁で、大先輩の三味線独演会へ伺った。

先日、お笑い芸人の東野さんが津軽三味線をはじめたら、店頭から津軽三味線がなくなったというニュースを思い出した。

ステイホームで、ウクレレも人気なんだとか。

東京で三味線のメーカーが廃業したというニュースもあった。

どんなきっかけでもあれ、三味線が身近になることは、伝統産業から見れば良いことだと思った。

そんな三

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甘納豆を通してしたいこと

今日、とても嬉しいことがありました。

それは私が作った甘納豆で、とても喜んでもらえたこと。

そして、それがもっと多くの方々に広がっていく仕組みが見えたこと。

私の志。

“甘納豆づくりを通して、人と人、人と自然が調和した豊かな社会をつくること”

4年前、家業に入ったときは、正直甘納豆というものに自信が持てなかった。

原材料選びや、品質に納得できてなかったこともあるけど、まず私の考え方に、

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甘納豆のビジョン

今日は朝から、雑誌の取材で当店に来て頂きました。

初めての雑誌。

初めて全国の方に知って頂けるのだと思うと、本当に嬉しい。
斗六屋史上初のこと。
先代達もきっと喜んでくれている。

メディアの方々は、こういう頑張ってるお店、人にスポットライトを当ててくださる、本当に素晴らしい仕事だと思う。
数あるお店の中から選んで頂き、ありがとうございます。

実は私が継ぐ決断をした数年前、メディア関係で非常

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私の理想の人生=イタリア人のように生きる

今日は、こちらのイベントに参加してきました。
https://fabcafe.com/kyoto/events/10841-KYOTO

その中で、"ピッチ"を初めて経験しました。

ピッチとは、短いプレゼンテーションで、スタートアップが投資家に向かってやることも多いそう。

気づいたこと

どれだけ本気で信じているか、決意しているかの熱意が伝わる。

私には迷いがありました。

自分は本当に甘納

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私が甘納豆を通して、本当にしたいことは何か?

ほんとうの豊かさを社会に提供すること

私にとってもっとも大切なことは、家族の団らんです。

結局、だから家業を継ごうと思えた。なぜなら家業は家族の生活そのものだから。私が継いで、家業が立て直せたら、家族の団らんを守ることができる。

傾いている会社に入る怖さもあったけど、それよりも、今まで好きな研究を自由にさせてもらった恩、それに報いたい気持ちが優った。

戻るが、そういう時間、家族に限らず、親

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家業5年目前に振り返る

家業に入って3年10カ月。

問題解決の毎日でした。

気づけば、目先の問題を解決する習慣は身についてよかったのですが、大きな視点、こられからの社会の未来や、会社像に向き合う時間がとれてませんでした。

考える、ことの優先順位を上げて、特にないがしろになっている自分の本音と向き合うために、このノートを使うことにしました。

これから6年後、自分が36才の時、店は100周年を迎えます。そのときに、あ

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