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法学部の都立大生が授業の感想を語る記事①(2021年度、1年生編)

こんにちは。

2021年に東京都立大学に入学した一般生徒です。
法学部法学科、政治学コース。

今回の記事では、2021年度に筆者が受講した授業について記していきます。


評価は①楽単度、②充実度 をそれぞれ0.5点刻みの10段階評価5.0点満点で付けていきます。
楽単度 を「単位取得にかかる労力の少なさ(上限2.5)」
      を「かけた労力に対する単位の確実性(上限2.5)」
     として合計5.0点満点
     レポートの場合は楽単度が上がる傾向。試験は逆に下がる。
②充実度 を「授業内容の面白さ(上限2.5)」
      を「授業ボリュームの多さ(上限2.5)」
     として合計5.0点満点

☆☆☆:都立大においての必修科目
  ☆☆  :法学部においてコース問わずの必修科目(憲法一部、民法一部)
 ☆ :法学部の法律学/政治学コースの必修科目(A科目、AB科目)
 ◎ :関連授業での単位獲得にあたって非常に重要、受講すべき科目


※2021年度は新型コロナウイルスの影響で、多くの授業で通常時とは異なる措置、形態が取られていました。通常時と変化していたことについては個別に記しておきますが、以降の年度の方はその点を留意してください。


受講授業一覧

基礎科目(必修)

  1. 基礎ゼミナール(☆☆☆)

  2. 情報リテラシー実践Ⅰ(☆☆☆)

  3. 実践英語Ⅰa, b(日本人教師)(☆☆☆)

  4. 実践英語Ⅰc, d(NSE)(☆☆☆)

基礎科目(自由)

  1. 中国語Ⅰ

教養科目

  1. 日本国憲法

  2. ツーリズム産業論

基盤科目

  1. 法学入門

  2. 刑事法入門

  3. 政治理論入門

  4. 民事法入門(◎)

専門科目

  1. 憲法一部(☆☆)

  2. 刑法一部(☆)

  3. 民法一部(☆☆)

  4. 政治学(☆)


授業ごとの感想

基礎科目(必修)

  1. 基礎ゼミナール(☆☆☆)
    楽単度:4.0 = 楽1.5 + 安2.5 
    充実度:5.0 = 興2.5 + 量2.5
    ※選んだゼミによってまちまちなので参考にしないこと


    前期2単位。
    評価は提出物や授業態度(、プレゼン)の総合。

    レポートの書き方だの発表の仕方だのグループワークだのという名目で一年生が必ず取らされるゼミ。
    肝要なのは自分が入りたい、面白そうな内容及び楽そうなゼミを選ぶことであり、シラバスとにらめっこしてしっかり決めること。

    筆者はPythonを使ったコードを練習するゼミに入り、発表やレポートをする機会も非常に少なかったため、比較的楽にかつ楽しく単位を取れたが(内容自体は難しかった)、はっきり言ってゼミごとに全然違うらしく、あまり無責任なことが言えない。

    とにかく自分が入りたい、入ってもいいと思えるゼミを選ぶ。

  2. 情報リテラシー実践Ⅰ(☆☆☆)
    楽単度:4.0 = 楽1.5 + 安2.5
    充実度:3.5 = 興2.0 + 量1.5

    前期2単位。
    評価は出席、提出物、授業態度の総合。

    基礎ゼミの親戚。一年生が取らされる必修。
    ネットリテラシーやMicrosoft Ofiiceの初歩的な使用方法(Wordの操作やExcelの簡単な関数、表など)を学ぶ。
    コロナの影響で何度かZoom授業もあった。

    基本的に出席して授業の課題をこなしていけば単位は取れる。が、やる内容がPCツールの学習のため、苦手な人からすると楽単度や充実度は落ちてしまうだろう。半年の我慢。

  3. 実践英語Ⅰa, b(日本人教師)(☆☆☆)
    楽単度:4.0 = 楽2.0 + 安2.0
    充実度:3.0 = 興1.5 + 量1.5

    通年(形式上はⅠa とⅠb が区別され、各1単位、合計2単位)。
    評価は出席、授業態度、提出物、各期末のテスト。
    テストの比重大。

    日本人教師による教科書を用いた英文の読解。
    中学、高校の授業の延長を想像すれば良い。
    授業自体の楽さや面白さは教員と読解の題材次第。

    英語自体が面倒なのはある。が比較的評価が甘いので、テストでよほどしくじらなければ単位は取れる。

  4. 実践英語Ⅰc, d(NSE)(☆☆☆)
    楽単度: 3.0 = 楽0.5 + 安2.5
    充実度: 2.5 = 興1.0 + 量1.5

    通年(形式上はⅠc とⅠd が区別され、各1単位、合計2単位)。
    評価は出席、スピーチ、ディスカッション、期末グループスピーチの総合。
    評価基準や割合は授業内で腐るほど言及される。

    外国人教師による英会話。
    英会話や会話そのものに嫌悪感があるとただただ辛くて面倒な授業かもしれない。

    スピーチ原稿の暗記やグループプレゼンなど、定期的に面倒な宿題をしなければならず、他授業のテストや勉強を圧迫してくる。
    その分出席と課題、発表をこなしてさえいればまず落とさないので、面倒だがやれと言われたことをやれば単位は取れるので、その点は良心的。

基礎科目(自由)

  1. 中国語Ⅰ(a, b)
    楽単度:3.0 = 楽1.0 + 安2.0
    充実度:4.0 = 興2.5 + 量1.5

    通年(授業は週二回、a, b 各4単位、合計8単位)。
    評価は出席、授業成果、小テスト、期末テスト。

    未習言語として学びたいものを選んだ。
    同一の教科書を使って、週二回、a では中国人の先生が、b では日本人の先生が交互に進行していく。
    個人的には中国人の先生はハキハキ喋ってくれた上、現地知識を喋ってくれたり最終回でひまわりの種を食わせてくれたりしたので嬉しい。

    楽単というには多少の労力がいるが、それにしても8単位はおいしいし、内容も面白かったので、言語に興味がある人は取っておいて損はない。
    中国語以外にも選択できる。Ⅰの後にはアドバンスとしてⅡもあるが筆者は取っていない。

    未習言語なので授業内容が難しくないとは言えないが、ゲキムズというのも憚られるといった感じ。
    良くも悪くも講義の内容に魅力を感じるかといったところ。

教養科目

  1. 日本国憲法
    楽単度:4.5 = 楽2.5 + 安2.0
    充実度:3.5 = 興2.0 + 量1.5
    ※コロナ禍につき、全てオンライン or オンデマンド、試験もレポート。
     充実度はともかく楽単度はあてにしないこと。

    前期2単位。
    評価は期末レポート(※コロナ禍のため。通常は期末試験)。

    憲法について、憲法一部よりもゆるい内容で教えてくれる。
    名が知れた憲法学者で説明上手の先生がオンライン講義をしてくれた。

    分かりやすく面白い講義なので楽。
    期末レポートで難なく単位は取れたが、期末試験であってもそこまで苦労はしないと思われる。
    興味があって暇なら取ると良い。

  2. ツーリズム産業論
    楽単度:3.5 = 楽2.0 + 安1.5
    充実度:4.5 = 興2.5 + 量2.0

    後期2単位。
    評価は毎回の授業アンケートと期末試験。

    本学屈指の人気講義。
    観光産業に関係のある大手企業、ベンチャー企業の社員の方に観光や事業について講義をしていただく授業。
    シンプルに面白い。この年度は全てオンライン授業だった。通常は対面。

    単位は期末試験前のまとめ授業の内容をしっかり押さえつつ、各授業の重要そうなところを確認しておけば取れる。難しくとは言えないが、授業の面白さほど易しいというわけではなかった。

    取れそうなときに取っておくと楽しい講義。

基盤科目

  1. 法学入門
    楽単度:2.5 = 楽1.5 + 安1.5
    充実度:3.0 = 興1.5 + 量1.5

    前期2単位。
    評価は授業レポートと期末試験レポート。
    ※コロナ禍のため。通常は期末試験レポートではなく対面期末試験。

    法学……というか法について解釈を中心に触れていく法学系の授業。
    法学部の人は取っておいた方がいい。他学部の人は興味があったら。

    内容自体は法解釈の基本について学んでいくもので、教員の話し方も問題のあるものではなかったので特に言うことがない。
    ただ内容的には法学の入り口なので、法学部専門科目どもと比べれば内容のとっつきやすさ的にもオアシス寄り。

    授業レポートは法の解釈とあてはめ、テストは語句説明や考えの論述。
    難し過ぎではない。が、簡単というには勉強が必要。
    重要なワードについて説明できるようになっておけば問題ないと思われる。

  2. 刑事法入門
    楽単度:3.0 = 楽1.5 + 安1.5
    充実度:3.0 = 興2.0 + 量1.0

    前期2単位。
    評価は期末試験。

    刑法一部などを担当する説明上手な教授が刑法一部の触りについて、事例を交えて講義してくれる。

    刑法一部を同時に取っていれば分かるが、刑法本体のとっつきにくい理論などを省いて、分かりやすい部分だけを残してくれた優しい講義。
    他学部の方にも法学の触りとしておすすめできる授業。
    事例も身近でとっつきやすい。

    試験は学んだ内容を元に問題の事例に対して論述する形式。複数問題から選択して解答するので、ヤマを張るタイプの人にも優しい。事案に関係する法律、事案の内容を元に記述していけば問題ない。

  3. 政治理論入門
    楽単度:3.0 = 楽1.5 + 安1.5
    充実度:3.5 = 興2.0 + 量1.5

    後期2単位。
    評価は期末試験。

    政治に関する諸々の理論について講義してくれる。
    説明も分かりやすく、質問へのフィードバックも豊富。
    他学部の方にも進めやすい法学系基盤科目。

    テストは授業内容についての論述。
    ある程度授業内容が頭に残っていれば単位は取れる。
    授業も難しいわけではないので、比較的優しい部類。

  4. 民事法入門(◎)
    楽単度:1.0 = 楽1.0 + 安0
    充実度:2.5 = 興1.0 + 量1.5

    後期2単位。
    評価は期末試験(出席もしくは定期的な小レポートの提出をしていないと受験資格が与えられない。この年度は授業内容についての数回の小レポートが必要だった)

    入門科目の皮をかぶった民法一部番外編。担当教員も民法一部の人。
    はっきり言って他学部の面々は取ってはいけない。
    法学部の人は担当教員が民法一部で言う通り確実に受講すること。単位は最悪取れなくても所詮基盤科目なので問題ない。

    比較的緩めに民法一部の内容を触れるという趣旨ではあるものの、そもそも民法一部は一年次に履修推奨の通年科目のくせに、この授業は後期からスタートするという嫌がらせっぷり。その上内容も別に言うほど易しくないし優しくない。この科目に民事法入門の要素を求めてわざわざ履修する意味はない。

    民法一部で担当教員が触れる通り、民法一部での答案の書き方についての解説や受験者の過去回答添削が配布されたり解説されたりするので、どんなに嫌でも民法一部を突破したいならこの科目を受けなければならない。

    期末試験は、複数の論文だか論説だかの引用に目を通しつつ、設問のお題について論じよ、といったものなのだが、基盤2単位の科目とは思えない程度には面倒。というのも、その複数の引用が専門的で、短い読解にすらカロリーを使うタイプの文章だから。

    授業中に民事法入門自体の過去問も配布してくれる等、見かけだけは優しいが、裏を返せば過去問配ってもこの程度の突破率なんだぜと言わんばかりの鬼畜論述には目を覆うばかりである。筆者は一応「良」で突破できたのだが、周囲の法学部生からは「なぜか落とされた」的な発言が散見されるため、正直アドバイスの仕様がない。

    法学部生は民法一部のための授業だと割り切って、単位を落としてもそこまで気にしなくてもよい。
    他学部生はこんなもの受けていないで貴重な時間を他の講義や趣味に使うこと。

    ※ただし、後述する2021年度民法一部オンライン期末試験では、(引用を元に論じるものでこそなかったが)事前出題の第2問・論述問題に、似た形式のお題を元に論述するものがあり、類似設問が今後の民法一部の試験第2問に配置される可能性は否めない。民法一部受講者の方は、そのあたりを留意して、民事法入門の試験に挑むか捨てるかを考えておいてほしい。

専門科目

  1. 憲法一部(☆☆)
    楽単度:3.0 = 楽1.0 + 安2.0
    充実度:4.0 = 興2.0 + 良2.0
    ※コロナ禍につき、期末試験がレポート。楽単度については参考にしないこと。

    通年4単位。法学部法律学コース/政治学コースの必修A科目。
    評価は学年末試験レポート。これはコロナ禍の措置であり、通常は対面の学年末試験

    憲法について詳しく講義してくれる。
    各条文の持つ意味や憲法に関連する理論や用語、条文ごとに関係のある判例など、「日本国憲法」よりも深く憲法について学んでいく。

    コロナ禍のオンデマンド授業ではおどおど喋る先生が担当だったが、それでも授業内容自体は(憲法に興味があれば)面白い。加えてこの先生は講義内容のほぼすべてをまとめたpdfを配布してくれていたので、これさえ読んでおけば問題ないありがたい授業でもあった。

    (コロナ禍以降は元の先生に戻ったが「日本国憲法」を担当している教授であり、講義は非常に面白いものになっていると思われる)

    コロナ禍のため試験の代わりにレポートが課されたが、これは(1)憲法上の法人の権利について、以下の裁判例から4つ以上に言及して3,000~10,000字で論述 (2)4つの用語のうち2つを選択、それぞれ1,500~6,000字で論述 というバチクソカロリーの高いものだった。楽ではなかったが「これだけ書いたし単位くれるだろ」的なフィーリングと試験よりもマシだという思考のおかげで心理的負担は少なかった。

    対面期末試験については筆者は完全にエアプなので、先輩、みんなのキャンパス、法学部のおともだちの情報を元に対策されたし。担当教員も変わっているので、正直この講義に関しては試験絡みのアドバイスができない。ご了承を。

  2. 刑法一部(☆)
    楽単度:2.5 = 楽1.5 + 安1.0
    充実度:4.5 = 興2.0 + 量2.5

    通年4単位。法学部法律学コース必修A科目。
    評価は学年末試験(と年末あたりにあるレポートを出すと持ち点5点)。

    刑事法入門で出てきた説明上手な教授が、刑法理論や判例について詳しく教えてくれる。
    筆者は一年次これだけ落としたので安と楽単度を下げているが、人によっては楽単度3.0~3.5はある。

    教授のキャラや説明上手さに惹かれて受講すると、第二章の客観的構成要件に出てくるベーリングだのメツガーだのの無駄に抽象的で難しい理論の数々に発狂しそうになるが、こいつらは試験に大して関係ないので苦しかったらスルーして構わない。

    その他の内容に関しては、刑事法入門よりは流石に高度なものの、先生のトークが上手かったり判例やレジュメが豊富だったりで、話を聞いている分にはそこまで苦にはならない。内容は他学部の方にもおすすめできる講義。

    試験では、配布されたレジュメに記載してある数十の<ケース>という具体的な事案のうち、2021年度は5つ、2022年度は4つが選出され、その中から受験者が2つを選んで回答する、という形になる。

    回答にあたっては<ケース>が記載されている項目に出てくる概念や刑法学理論、<ケース>と似た判例、対照的な判例(ケースの元になった判例があるものも多い)を覚えておき、これらを踏まえて論述していく必要がある。

    回答の書き方については、年末あたりに任意のレポート課題が掲示され、年始でそれについての解説がされるときに、詳しい記述の仕方が書かれたレジュメが配布されるので、必ずそれをゲットしておくこと。
    任意のレポートは出すだけで5点もらえるので必ず出すこと。

    筆者は初年度にレポートを出さず、レジュメ外からの知識を適当に並べた回答を提出し見事に落単したので注意されたい。

  3. 民法一部(☆☆)
    楽単度:0.0 = 楽0.0 + 安0.0
    充実度:4.0 = 興1.5 + 量2.5

    通年4単位。法学部法律学コース/政治学コース必修A科目。
    評価は学年末試験(ただし後述する年数回の小テストをすべて合格しておかなければ受験できない)。

    法学部の鬼門にして学部生や法学部新入生のヘイトを一身に浴びる超難科目落単率は三割とか四割とか言われており、年によって違う。
    よほどの覚悟がない限り、法学部生以外が単位を目的として履修することを勧めない。単位を取りきって、暇な3,4年生が民法知識目当てに取る分にはいいと思う。

    以下箇条書きで当講義について説明する。
    ・担当教員の口が早く、(説教臭いというか意識の高さが鼻につく)レジュメやそこに書かれていない講義内容両方の情報量が多く、付いていくだけで厳しい。レジュメには複数の示唆めいた設問があるが、これの回答がレジュメにも講義の中にも明示的に現れてくれないため、疑問が投げられっぱなしになる。

    ・民法は内容自体は身近で面白いものの、レジュメにこの世の終わりのような量で引用されている論説や判例のうち、どれが重要なのかが非常に分かりづらい。一応上部数ページが主として重要な内容、本筋ではあるが、担当教員の「授業なのだからノートを取る」至上主義のせいで、レジュメの分量の割に、情報量の薄い箇条書きにしかなっていない。

    ・期末試験を受けるためには、年間通してkibacoにupされる小テスト(繰り返し回答できる)6つで、すべて100点を取らなければならない。加えて出題される内容は授業でろくに取り扱わない民法史的な部分が大半を占めており、受講生の心と時間を奪ってくる。

    ・じゃあその民法史的な部分はどこで学べばよいのかというと、自学もしくは後期に開講される「民事法入門」でだ。前期の時点で小テストが3問終了しているにも関わらず(しかも前半の定期テストほど歴史問題のウェイトは大きい)、入門講座を後期にノコノコと開講しているのだから、もう半分くらい受講生をコケにしている

    ・「民事法入門」で回答の具体的な書き方を、加えて本講義内で過去問を大量放出してくれる親切さに反して単位取得率が終わっている。つまり過去問をペラ見した程度では解けない問題である(事例当てはめはその事例が大変多様なので、問題の形式を理解したところで授業内容がわかっていなければ何も書けない)。これは文句を言うところではないのだが、単純に難易度が高い。

    等々、受講しているだけで辛くなってくるのがこの民法一部という科目である。

    期末試験の内容は第一問が具体的な設例に対する当てはめ、第二問がそれのスモール版(難易度はスモールではない)。内容は過去問がたくさん配られるので筆者が言うことはない。
    ただしオンライン試験では第二問が事前配布問題として、民事法入門の試験問題にやや類似した論述になっていた。対面に復帰すれば通常の当てはめ問題パラダイスに戻るだろうが、備忘録として記しておく。

    小テストについては、使えるものすべて使って頑張っていただきたい。
    期末試験は、授業で提示された当てはめ問題の事例やそれの当てはめの練習を行っておき、ある程度網羅するなりヤマを張るなりして挑む他ない。人事を尽くして天命を待つべし。

    散々書いたが、民事法入門も受けて、過去の回答者の添削レジュメを見たりしながら容量をつかんでいけば、割りと単位は取れるはずだ。

  4. 政治学(☆)
    楽単度:3.0 = 楽1.5 + 安1.5
    充実度:3.5 = 興2.0 + 量1.5

    後期4単位(週二回)。法学部政治学コース必修A科目。
    評価は期末試験

    政治学に関係する概念や歴史について教えてくれる。
    先生はスライドに書かれている内容をオウム返ししているような講義だが、裏を返せばスライドの内容とちょっとのメモがあれば授業の内容が振り返られるのでありがたい。

    授業で取り扱う内容は割りと広く浅くといった感じな上、テストは出題範囲がその全部なので、内容を忘れないことを重視したい。
    先生の喋り方は眠くなるが、コンテンツ自体はそう難しいものではなく、理解はしやすい。
    経済学的な考え方も出てくる。政治学という名前ではあるが、結構色々なテーマで話してくれるので割と面白い。

    期末試験は、授業で取り扱った内容について論述するもの。4問設問があり、2問選んで回答する形だった。
    基本的にスライドで説明されたことをまとめて書いておけば問題はない。が、論述内容が別の日の違うテーマのスライドにまたがっていたり、単純に講義内容が広いのでヤマを張りづらかったりと苦戦する点がないこともない。早めにスライドの内容をさらい始めておいて、歴史の流れや語句の理解はしておくべき。


筆者のメモ

  • 一年次の筆者の目標単位数は44単位。手に入れた単位は40単位。落単科目は刑法一部のみ。

  • 法学部卒業に必要な単位数は124単位。残り必要単位数は84単位。

  • 筆者は割りと少なめに単位を取りましたが、4年次に授業という存在を抹消するためには、1年生のうちに50単位くらい取っておいたほうが後々楽だと思います。2年生のうちにも同じくらい取れば、大学生活後半が大変優雅なものになるでしょう。

  • ただし、民法一部とかいう地獄を二年次にも持ち込んで呻いてる人たちもいるにはいるので、最悪専門必修を取ってさえいれば落ち込まなくていいです。私は刑法一部を落としました。私のようにならないでください。



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