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2023バステクフォーラムへ行ってきました(2)旭川電気軌道3軸バスMR430

毎年恒例の「バステクフォーラム」が今年2023年も大阪の舞洲で開催されました。今回の目玉は旭川電気軌道さまがレストアを経て復活させた3軸バスの展示です。ゆっくりと展示を拝見させていただきましたのでご紹介いたします。

「2023バステクフォーラム」の目玉は旭川電気軌道さまの3軸バスMR430です。車内開放ありとのことなので「バスまつり」みたいにきれいに写真撮れないと思っていました。しかし、会場に来てみるとバスに近づきすぎない、出入りしたらドアを閉める、前の方の人はしゃがむ・座るという目的を同じくする皆さんで統制ができていて、ゆっくり撮影できました。なんか素晴らしいです…。

旭川電気軌道さまの3軸バスMR430
旭川電気軌道さまの3軸バスMR430
旭川電気軌道さまの3軸バスMR430
旭川電気軌道さまの3軸バスMR430

丸みを帯びたボディに丸いライトの柔和な顔つきがかわいらしいのですが、いかめしい前2軸のタイヤがこの車両の使命を物語っているようです。平行四辺形の窓が未来的なスピード感を表しているようなのも素敵ですよね。

旭川電気軌道さまの3軸バスMR430
旭川電気軌道さまの3軸バスMR430
柔和な顔つきがかわいらしいです
旭川電気軌道さまの3軸バスMR430
旭川電気軌道さまの3軸バスMR430
スピード感ある平行四辺形の窓といかめしい前2軸のタイヤ

車内は板張りで、臙脂色のロングシートがぐるりと三方に設けられています。当然ですが、前側のタイヤハウスは4ヶ所ありました。この大きな車内に110名も乗車ができたそうです。普通のバスならパンパンに詰め込んでも80名くらいなので、流石の輸送力ですね。運転席は爽やかな青色です。

旭川電気軌道さまの3軸バスMR430の車内
旭川電気軌道さまの3軸バスMR430の運転席
旭川電気軌道さまの3軸バスMR430の車内
旭川電気軌道さまの3軸バスMR430の車内

中扉付近には車掌のアナウンス用マイクがありました。表記類や降車ボタンもとても味わいがあります。これらの小物は残されていたものなのか、復元したものなのか…。通勤通学客で満員になっていたのであろう当時を偲ばせるようです。

旭川電気軌道さまの3軸バスMR430
車掌用マイク
旭川電気軌道さまの3軸バスMR430
車掌用マイク
旭川電気軌道さまの3軸バスMR430
降車ボタン
旭川電気軌道さまの3軸バスMR430
車内表記

本部横の旭川電気軌道さまのブースではアドウィングさまの模型とカードを販売中でした。MR430の描かれた大きなパネルにはバス運転士スタイルの最上奏音さんの姿もありました。

旭川電気軌道さまのブース
旭川電気軌道さまのブースのパネル
旭川電気軌道さまのブースのパネル
最上奏音さんがいました
旭川電気軌道さまのブース
MR430の説明パネル

12:20から記念セレモニーがありました。旭川電気軌道さまの河西社長と三菱ふそうトラックバスさまの佐々木バス販売部長のお話があり、三菱ふそうトラックバスさまから記念品の贈呈がありました。

記念セレモニー
旭川電気軌道さまの河西社長(左)三菱ふそうトラックバスさまの佐々木バス販売部長(右)

セレモニーの様子は「デネブちゃんねる」で紹介されていますよ。

セレモニーの後は試乗へ出発です。私はとても整理券を手に入れられなかったので眺めるだけでしたが、3軸のバスが走る姿は迫力がありました。

旭川電気軌道さまの3軸バスMR430は試乗の後に元の場所へ戻りました。タイヤがまっすぐ向いて、ちょうど順光になってきたのでしばらく写真を撮らせていただくことにします。

旭川電気軌道さまの3軸バスMR430
旭川電気軌道さまの3軸バスMR430
旭川電気軌道さまの3軸バスMR430
旭川電気軌道さまの3軸バスMR430

会場でたまたま一緒になったデネブさんとMR430の車内で見学がてら休憩させていただくことにしました。臙脂色のシートに座ってひと心地ついていると、旭川電気軌道さまの河西社長にお声かけいただき、ご挨拶させていただいて少しお話をさせていただきました。気さくでとても素敵な方でした。

旭川電気軌道さまの3軸バスMR430

旭川電気軌道さまの3軸バス、大阪で会えたのが夢のようですし、実際に目にすることで、素晴しさがよくわかりました。本州での展示は恐らく最初で最後とのことなので、是非北海道の地で再会したいですね。改めて、お世話になりありがとうございました。

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