心象風景


国家が不安定で共産主義や労働組合が力があった頃は

まだ彼らも利用価値があったんだろう。

国家は安定し共産主義はほぼ消え去り労働組合は形骸化した今となっては

最早彼らは必要なくなり暴対法なる法律で

人権さえも無視して締めあげている

それで、彼らがなくなっていくのかと眺めていたら

何てことはない

国家や企業が彼らに取って代わっただけだった

国民が悪に反抗する知恵も力もなくなったとみるや

政治屋、大企業、官僚達が自分達の都合のいいような法律ばかりを作り運用しやりたい放題やっている

その法律をもとに、子飼いの弁護士や社労士や税理士・・・などと結託して

弱い個人から搾取し、恫喝し、安い賃金で長時間働かせ、法律に反することさえ暗黙に指示し、時には、命すら奪う

やっていることは彼らと変わらないどころか、法を作り自在に扱い圧倒的な権力を持つ分、彼らよりも圧倒的にたちが悪い

奴らが目をかけ引き上げて利用するもの全てが穢され腐っていく

そしてその者たちが更に他の者を穢し腐らせていく

最初は、解らないようにこっそりと行っていたが

ある時、国民が自分達が思っていた以上に無知で盲目で愚かだと解るや

それからは、堂々と大っぴらにそれを行っている

国民は日々の仕事と誤楽に追われて、ただ必死で生きているだけ

俺も一時は、こんな状況に耐えられず、何かを変えたいと、声を上げていたが

今では心境は全く違う

もうなるようにしかならない

どうなるのか、この目でしっかりと見てやろう

そんな心境にいる

隠そうともせず悪事を働く者たち

それらを目を背けずに但し決して受け入れることなくただ凝視していると

鏡に映すとそれとは全く逆のものが現れるかのように

心の奥底から大いなるエネルギーが湧き上がってくる

そして確信する

俺は間違っていない

目をつぶって何も考えずそいつらを支える側にいなくて本当に良かった

俺は負けない

俺が死んでも

最後には必ず勝つ

何故なら

それがものの道理だから

奴らは表面的には自信満々であるかのように装っているが

何時も心の中ではおどおどしている

俺にはそれがよくわかる

公にされては困ることが沢山あるから

お互いに常に牽制していて心休まる時もない

奴らは落ちる どこまでも 速度を上げて どんどん どんどん 速度をあげて

俺は登る ゆっくりと ゆっくりと

奴らは皆を引き連れて遙かに落ちていく

俺はそれを上から見ている

何時の日か

どうしようもなくなって 

皆の目が覚める

その時に

正しい道を 示せるように

それを探しながら

心穏やかに

それをただじっと見ている



2019年3月1日 mixiにアップしたものを、そのまま転載しております。

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