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【MBTIは、間違っている?】人の性格について理解するための本

みなさん、とりりんです。
本日は、読んだ本について、
自分のアウトプットも兼ねて
まとめの記事を投稿したいと思います。

読んだ本は、以下の本です。


下記のような、内容をまとめます。

  • 人気のMBTIは、正しくない?

  • 人のパーソナリティは、タイプではなく、強さできまる。

  • 状況により性格を変える人


人気のMBTIは、正しくない?

現在、大流行している人気のMBTIですが、
本書では、心理学的には正しい保証はない
と説明されています。

理由は、以下の二つです。

  1. MBTIに大規模な調査基盤がない。

  2. 同じ人にも関わらず、複数回受けると
    違うタイプに分類される可能性がある。

統計的なデータがないことに加えて、
複数回受けると結果が変わるため、
信憑性に欠けると説明されています。

院卒の私としては、元となる調査基盤がない
ことは、気になる点でした。
証拠をデータに求めてしまうのは、
院生の性質ですかね。。。

著者は、商業的には成功していると認めたうえで、
人間の繊細を理解するための詳細な分析とは異なる。
と、コメントしています。

MBTIの結果は、参考にできますし、会話のネタにもなります。
しかし、MBTIの結果のみで、相手を判断したりするのは
控えた方が良さそうです。

パーソナリティは、タイプではなく、
強さで決まる。

MBTIの分析を詳細な分析ではない。
と、記載しましたが、それでは何が正確な分析なのでしょうか?

本書では、人のパーソナリティをビックファイブモデル
で、分析をしています。

ビックファイブモデルとは、
人のパーソナリティは、
五つの主要な因子に還元できる。

と言う、考えの下に考案されたものです。

五つの主要な因子を下記に記載します。

  1. 誠実性

  2. 協調性

  3. 情緒安定性

  4. 開放性

  5. 外向性

ビックファイブモデルでは、こららの五つの要素が
どのくらい強いのか?
という観点で、診断を行います。

どんな人も同じ要素を持っていて、
それぞれの要素の強さにより、
パーソナリティが決まると考えられています。

ビックファイブモデルは、正確性については、
研究による裏付けがされており、
心理学者が好んで、利用するテストです。

これらの因子には、約五割の確率で、遺伝子的な要素が
関係していることが判明しています。
幸福度と関係性があることも証明されているそうです。

本書には、ビックファイブモデルで、
簡易的にパーソナリティを診断できる
テストも記載されています。
ぜひチャレンジしてみてください!

状況により、性格を変える人

前章で、パーソナリティについて、
説明をしてきましたが、
人の性格を理解する上で、
ややこしい要素が登場します。

その名も、自由特性です。

自由特性とは、人が意識的に演じることができる性格です。
状況によって、別人のように
振る舞う人を見たことがありませんか?

自由特性が発揮された例を記載します。

  • 内向的なタイプなのに、
    ママ友の集まりでは、社交的になるお母さん

  • プライベートは、ほとんど喋らないのに、
    仕事では饒舌になるビジネスマン

本書では、「愛」と「プロ意識」
があれば、人は別人を演じることが
できると述べられています。

上が「愛」、下が「プロ意識」
によって、自由特性を社交的に変えた例です。

どちらも、人が幸福になるためには大事なものです。
人は、自分の大切なモノのために、自分の性格を
変化させることができる唯一の生き物です。

自由特性も含めて、人格です。
全ての人は、他人を演じることができる
自由特性という性格を持ち合わせているのです。

まとめ

本書は、人のパーソナリティを理解する上で、
普段疑問に思っていたことについて
心理学者が自論を述べてくれている素晴らしい本でした。

まだ、ここに記載していない内容で
大変面白い内容が盛りだくさんあります。

人の性格やパーソナリティについて、
心理学的に興味があり、知りたい人にはぜひおすすめの本です!

少しでも興味があれば、ぜひ読んでみてください。

先日参加したイベントで、おすすめの本を紹介していただいたので、
次回は、その本について記事を書ければと思います。

最後まで読んでいただきありがとうございました!

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