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#紀行文
025『和歌山を歩く2』
025『和歌山を歩く2』
文:守屋佑一
日付が変わり7月6日。
友達から借りたたくさんのCDをお供にした道をひたすら走る。
目的地は和歌山。
熊野古道とパンダを見ること以外の目的はノープラン。
翌7日も大学の授業がないので8日までに帰ればいいことを考えると時間は膨大にある。
コンビニでお菓子やジュースを調達以外の休憩はほとんどなく、ひたすらに走り続けた。
夏の夜は短い。
いつしか
024『和歌山を歩く1 プロローグ』
024『和歌山を歩く1 プロローグ』
文:守屋佑一
一人旅ってとっても格好良いと思うし、憧れるのだけれどそんなにしゅっちゅう旅に行けるわけじゃないし、やっぱり仲間といくのが楽しくて結局一人旅をする機会はほとんどない。
けれども、いつかは一人旅をしてみたい。
僕は昔、こんなことを考えていた。
今から7年前の大学4年製の初夏。学生生活最後の夏休みに友人たちと行う旅の予定をたくさん入れていた。