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渡り鳥の気持ち

鳥の気持ちになって想像してみた。

渡り鳥には国境は無い。
パスポートやビザは必要ない。

渡り鳥はとんでもない長距離を
自分の体一つで移動するし
水も食料も荷物は持たない。体力だけが勝負だ。

海を越え、どんなにか辛い旅であることか。
渡り鳥の体にはこの旅に耐える力がある。

気象を読む能力など、経験値も鳥にはきっと必要だ。

(小さな船で海を渡る人も動物的な勘を持っている)

その年に生まれ、初めて海を渡る若い鳥もいる。
ルートや餌場、休憩地は世代間で教え伝えていく
のだろうか。

途中で嵐に遭うこともある。
休む場所を見つけるのも難儀するだろう。

(かつて沖縄から東京へ向かうヨットが嵐にあって
大波にもまれた。日暮れに一羽のダイゼン(シギ・チドリの仲間)が来て、何度かヨットの周りを回ったあと船室に飛び込んた。彼にとっては命がけだったはずだ。しかし海上は大しけで止まるところもなく、困窮の末の決断だった。安全な船室の棚の上で一夜を明かし、疲れた体を休めて翌朝飛び立ったという。知人から聞いた話)

渡り鳥がようやく目的地に到着したら、
人の手で開発され、去年までは休憩できたのに、
埋め立てられて環境が変わっていることもある。

思いがけないことできっと困惑するだろう。
そしてほかを探すのだろう。

野鳥は環境の重要な指標の一つ。
種類や数が多いところは環境が豊かな証拠。

彼らが生きていける環境は人間にとっても
同じく貴重なものである。

渡り鳥をもっともっと大切にしてあげたい。

今日もすてきな1日をお過ごしください。
地球と宇宙にありがとうございます。

Have a nice time.
Take it easy.

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