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働く君に伝えたいこと プロフェッショナル経営者の父から息子への28通の手紙

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はじめに
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こんにちは。伊藤 航です。
いつも本の紹介をご覧いただき、誠にありがとうございます。

本日は株式会社リーダーシップコンサルティング代表取締役社長である岩田松雄さんの『 働く君に伝えたいこと 』をご紹介いたします。

本書は岩田さんがご自身の息子さんに向けて語り掛けるようなテイストで執筆された書籍となっています。岩田さんの本の中では『 ミッション 』の次にお気に入りの書籍です。

大学2年生のときに岩田さんの「ミッション」と出会ってから早くも8年が経過します。その間メンターとして様々な教えを学ばせていただきました。
ときには一緒にBBQをしたり、ときには神奈川県葉山市の別荘にお邪魔させていただいたり、岩田さんなくして私の20代は語れません。現在は月に1回ほどオンラインサロンで講演を聞かせて頂いています。

そんな私にとって2人目の父のような存在の岩田さんが書かれた本書を今回ご紹介できることを大変嬉しく思います。

早速、どのような内容か見ていきましょう!

自分の「限界」を簡単に決めてはならない

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 岩田さんは格言を収集されてFacebookなどで発信されていることで有名です。本書の中でもゲーテの次のような格言が取り上げられていました。

人間は努力する限り迷うものだ

現在の状況に悩んでいるのは、自分が少しでも向上しようと努力している証拠だと、この言葉にとても慰められてきたと言います。

私はこのエピソードを直接本人から聞いたとき、深く共感しました。

いま何かに悩んでいるのだとしたら、自分が少しでも成長しようとしている証だと考えると沸々とエネルギーが湧いてくるような気がします。

岩田さんは日産時代に社内の留学制度を活用してMBAの取得をされています。社会人になって留学を目指す前はTOEICの点数は300点台だったそうです。そこから2年間、猛勉強して900点台にまで仕上げたと聞きました。

悪魔の言葉があります。それは「自分には無理だ」という言葉です。

私は何か新しいことを始める場合は必ずメンターを探すことが重要だと思っています。現在、仕事で新人研修に携わっていますが、徹底的に真似ることが上手な人はやはり上達が早いです。

模範解答を早く習得して、自分なりのアレンジを加えていく。そこに面白さとか、ワクワク感があるのだと最近気づきました。

命ある限り、何でもできます。まずは今ある環境に感謝をして楽しみながらいろいろなことにチャレンジをしていきたいと思います。

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君はいままさに、チャンスの土俵に上がっている

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 現在、このコロナ禍でいわゆる常識と言われていたことが揺らぎつつあります。テレワークが普及したおかげでZoomというアプリの名前もまたたく間に全国へ知れ渡りました。2019年5月より先駆けてZoomを使用した商談をしていた私にとって「時流に乗る」とはこういうことかと実感しています。

ピンチこそチャンス

一見ピンチにみえる状況でも時が経過してあとから振り返ると、とてつもないチャンスだったということが良くあります。結局は自分の置かれている状況をネガティブに捉えるのか、ポジティブに捉えるのかはその人にゆだねられます。

著者の岩田さんも何度もピンチな場面に遭遇したとおっしゃっていました。そんなときは必ず人はご縁をいただくと言います。ピンチの状況になったからこそ、新しい考えが生まれたり、行動力が増したりします。

それがきっかけで普段では決して巡り合わないひとに出会ったり、思いもよらぬところから助けの手を差し伸べられたりするそうです。

ここで大切なことはピンチだからといって決して悲観することはないということです。私の場合は運の貯金をしているのだと考えるようにしています。圧縮した時間を過ごしたからこそ、そのトンネルを抜けた瞬間ご褒美が待ち受けているからです。これは程度の大きさも様々ですが、誰しも一度はそんな経験をされていると思います。

慌てることなく、1つ1つ対処していけばいずれ時間が解決してくれます。
そのことを岩田さんの経験談から学びました。

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成果を出す法則=「やる気」×「活動量」×「質」

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 成果を出されている方の活動量はやはりハンパではないです。さらにそれを習慣化しているから成功するのは必然と言えるでしょう。

私は昔からモチベーションをいかに保つかというテーマに関心がありました。なぜなら、勉強や仕事を始めても時間の経過とともにトーンダウンしてしまうからです。そんなときに一番いい方法は頑張っている人の姿を見ることです。いつの時代も努力をしている姿はそれだけで美しいものです。

やる気は確実に伝染すると思います。やる気のない人の近くにいるとそれだけでエネルギーが吸い取られる気がします。「環境が大切」と言われるゆえんはここにあると思います。

質を高めるためには、改善を繰り返すしか方法はないと思います。スキルを磨くことも大きく関与します。この点はいかに自分の顧客に対して101%の感動を与えることができるかを意識するといいかもしれません。

私の経験談ではシャンプーのマッサージがとっても上手な美容師の方に毎回感動させられています。スキルを極めた人の特徴として、淡々としているという点があげられます。何回もその仕事を繰り返し繰り返し積み重ねてきたからこそ、成し遂げられる境地だと思います。

「やる気」×「活動量」×「質の高さ」

これからはこの3点を意識して仕事に取り組んでいきます。

◇ やる気に関しては、憧れのメンターを見つけ、真似をする。
◇ 活動量に関しては、行動する時間を増やす努力をする。
◇ 質の高さに関しては、改善を繰り返し、感動体験を提供する。

何かを始めるのに遅すぎることはありません。大事なのは継続することです。期限を決めて、集中的に努力をする。これが今も昔も変わらない1つの成功法則だと本書を通して学びました。

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おわりに
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今回ご紹介した本書の要点をまとめると以下のようになります。

❶ 自分の「限界」を簡単に決めてはならない
 格言に救われたことが何回かありました。特に大人になってからは、「人間は努力する限り迷うものだ」というゲーテの言葉が好きでした。現在の状況に悩んでいるのは、自分が少しでも向上しようと努力している証拠だと、この言葉にとても慰められてきました。
❷ 君はいままさに、チャンスの土俵に上がっている
 いまの仕事が忙し過ぎる現状を君は、ピンチととらえているかもしれません。しかし、その時にこそ、ここぞと頑張って良い結果を出すと、自信や喜びが得られたり、人に認めてもらえたりするのですから、むしろチャンスととらえてほしいのです。
❸ 成果を出す法則=「やる気」×「活動量」×「質」
 勉強にしても、仕事にしても、結果を出すために大切なのは「やる気×活動量×質の高さ」です。頑張ろうと思えば活動量を増やすことはできますが、やみくもに量だけこなしても、仕事の品質が悪ければ、かえって悪い結果を招いてしまいます。まずは先人たちのやり方を真似てみる。さらに自分なりの工夫も加えていくのです。

※上記文章はフォレスト出版『働く君に伝えたいこと』より一部抜粋しています。


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