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人生の短さについて セネカを読んでみた!!
まだまだ哲学初心者のとらぁです!
人生の短さについて/セネカ 訳中澤務 にチャレンジしてみました!
哲学独特の定義づけされた用語も少なく、スラスラと読みやすい一冊です
セカネはストア派哲学者で、今のキリスト教や仏教の謙虚な生き方に通じるものがあるので比較的現代でも受け入れやすい思想です。
拙い文章ですが、心に残った部分など紹介していきたいと思います。
自然は、われわれに、すべての時代と交流することを許してくれる。ならば、われわれは、この短く儚い時間のうつろいから離れよう。そして、全霊をかたむけて、過去という時間に向き合うのだ。過去は無限で永遠であり、われわれよりも優れた人たちと過ごすことのできる時間なのだ。
セネカは、過去の哲人に学ぶべきだと説いてます。私たちが経験してきたことは必ず過去の誰かが経験して克服している。過去に学んで、そのお手本を参考にして生きていくことが大事だということです。
現代に売られている自己啓発本の根底は昔から一緒というのを聞いたことがあります。突き当たる壁は誰かが必ず経験している、だったら正解を自分で苦痛を負いながら探すより、過去の誰かの意見を参考にするのが早いなと感じました。
哲人たちは新たな思想を切り拓いた人たち、この哲学の価値はこの長い年月が物語っています。ソクラテス、プラトン、アリストテレスなどを学ぶことで私たちは過去を生きることもできる。そんなセネカの考えは人生の大事な教訓になりました。
彼らは、あらゆる手を尽くして、自分の願望を叶えようとする。そして、みっともないことでも、できそうにないことでも、自分をそそのかして、無理にやろうとする。苦労の報いが得られない時には、空しい悔恨の情が、彼らを責め立てる。彼らは、よこしまな願望を抱いたことを嘆きなどしない。願望が満たされないことを、ひたすら嘆くのだ。
セネカは心の安定を乱す欠点について説いてます。それは自己嫌悪です。
ここは私にも通じるところがあり、心に残りました。
自分の欲しいもの、手に届かないとわかってても求めてしまうことが人にはあると思います。でも、それを手に入れようと必死に足掻いて手に入らなくて自分の才能のなさや、努力のできなさに嘆く、つまり自己嫌悪に陥ります。でも本当に嘆くべきなのは邪な願望を抱いたこと。
その後に、セネカは"捨てられたたくさんの願望に取り囲まれて、活力を失い、無気力になっていくのある”と説いています。
まるで今の自分を当てられたような気がして、辛くなりました。
できなくて自己嫌悪じゃなくて、なんでこんな願望を持ったんだーー!っていう
解釈が合っているのかもしれませんね。
まとめ
個人の解釈なので、間違っていたらすみません。
セネカは今の大事な3年間の限られた高校生活を送る身としては大事な教えでした。
次はどの哲学を学ぼうかなープラトンらへんに手を出したいと思っています。
幸福について/ショウペンハウアーについても感想を書いているので
読んでくれたら嬉しいです(*´꒳`*)
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