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2021年7月のご挨拶

 みなさん、こんにちわ。
 とらつぐみです。

 先月の終わりに、「来月からバイトへ行きます」と宣言したのですが……行きませんでした。
 履歴書を印刷するところまで進んだのだけど、そこからやる気をなくしてしまい……。
 ああ……やっぱりバイトなんざ行きたくねぇー……小説書きたい。作品作りたい。描きたいものは一杯あるのに、金だけがない。

 そういうわけで、残った貯金を使って、「今まで書いてきた本の宣伝」をすることにした。調べると、作品の紹介や宣伝をやってくれる……というところが結構ある。こういうところにお金を払って宣伝をしてもらおう。
 ついでに、プロモーターの人にお金を払い、売れなかった本のテコ入れもしてもらおう。

 ――で、これを書いている今は8月20日だけど……。
 ぜーんぜん売れてない。壊滅的に売れてない。
 言われたとおり情報を入力し直して、無料キャンペーンとかもやってみたのだけど……。  売り上げは「1」すら伸びず。

 小説の宣伝……といっても、私からはお願いして、あとはひたすら待つだけ。することがない。
 でも、こういうものをやり始めると、経過が気になって仕方ない。果たして何部売れるだろう、宣伝によってどれだけ売り上げが伸びるだろう……。
 それでずっとAmazonの販売経過を見ていて、動きがないか毎日毎日じーっと見続けてしまう。おかげで、他の何かをしようと気にならない。ただ待っているだけで暇なんだから、次の小説でも書き始めればいいのだけど、経過が気になって気になって気になりすぎて、何にも手が付かない。毎日ずーっとAmazonの(動くことのない)グラフを見て過ごしている。
 お金の心配が解消されないと、落ち着いて小説だ……という気分にならない。やっぱりある程度の生活保障がないと、創作に集中なんてできない。お金がなくなっちゃうと、その時点で制作を一旦中断しなくちゃならなくなってしまうわけだから。


 期待はするわけだよ。売れてくれたら、色んな状況も変わるから。売れてくれたら、私は次の作品を書けるようになるわけだから。もし大きく売れてくれたら、次回作は今までよりリッチなものを作れる。小説に挿絵を載せられるし、小説以外のものにも挑戦できる。やりたいことは山ほどあるんだよ。始めるための金がとにかくないんだよ! 金がないからチャンスを掴めないんだよ!
 でもね……さっきも書いたように今日は8月20日、色んな所にお金をまいて宣伝活動をはじめて20日だけどさ……なーんにも動きがないわけさ。1冊も売れねーのさ。
 「今度こそ売れるかも」……という期待を毎回持って一日中グラフを眺めるんだけど、結果、1冊も売れず。こんなのを1ヶ月ひたすら繰り返しているんだ。
 もう精神的にかなりやばい状態でさ……。

 いや、もうね、バイト行く金すらちょっと危ない状況なんだわ。バイト行って、一ヶ月生存するための食費もちょっとね……という状況で。
 いったい、どーすりゃーいいんだろうね……。


 そうそう、8月のはじめ頃、noteの運営に記事が一つ取り上げられた。
 『読書感想文 マンガ世界戦略/夏目房之助』という記事なんだけど、8月20日時点で閲覧数1万503、♥の数118。全期間で見ても、閲覧数、♥数ともに2位となった。
 運営の力は凄いよね。運営の記事に1本取り上げられるだけで、こうなっちゃうんだ。なんか「生きるも死ぬも運営次第」って感じするよね。
 私はnoteの運営に一切興味はなく「ふーん」という感じだったのだけど、閲覧数が異常な増え方をして、そこで「ほうほう」とは思ったけれども、その後はガッカリした。

 まずこれによってフォロワーが増えたりはほとんどしなかった。次にその記事を読んだ人が、他の記事も読んでみようとは誰も思わなかった。件の記事『読書感想文 マンガ世界戦略/夏目房之助』はその1つ前、2つ前の記事と実は「つづき」になっている。読んでみると連続性を持たせていることに気付くはずだ。ところが、そちらのほうは誰も読まなかった。みんなその1本しか読まなかった。
 件の記事は「読書感想文」なので、やはり元になっている本が売れてこそ……だと思ったのだけど、確認しても誰も本を買っていなかった。
(8月31日に確認したところ、1冊売れていた)
 ♥が118も付いたということはそれだけ記事内容が評価されたということだと思うのだが、でも別の記事も読んでみようとは誰も思わない。いったいなんなんだ?

 件の記事は確かにバズったけれども、それだけで終わってしまった。そこを切っ掛けに別の記事を読もうとか、フォローしようとか、誰も思わなかった。ただ記事の一つがバズっただけで、なーんにもなかった。
 私のnoteのページには、先頭に私の著書を紹介している記事があるのだが、誰もそこを見なかった。閲覧数は1も伸びず。ということは、当然、そこに掲載されている本を誰も買わなかった。
 noteは別になーんにも始まらないよね。そのへんのブログサービスとなにも変わらないよ。noteの運営は特別感出そうとしているようだけど。

 私のブログに書いたもの、というのは基本的には無料。でも結構な時間と労力をかけて作ってるんだよ。1万文字以上は当たり前のようにあるしね。これだけのものを誰から対価を受けずに書いている。
 でも見に来た人全員が、「無料だからいいや」って読んで、そのまま去ってしまった。
 1万人が誰も対価を支払わない……って嫌なものを見ちゃったな……という気がしている。

 ああそうか。だから誰も私の書いた本を買わないのか。
 無料だったら見るけど、有料だったら別にいいやって……。そういう考え方なのか。


 私はこれからどうすればいいんだろうね。
 どうすれば、見ている人が金を払ってくれるようになるんだろうね……。
 あー……金がない。これからどうするか……。


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