6月11日 肺ガン患者は増え続けている……という不思議な話
50年前と比較して肺ガン患者は増え続けている。
いま読んでいる本にそんな話が書かれていて、「本当だろうか」と確認したら事実だった。
データはこちらから
しかし……なんでだろうか? 一般的に肺ガンの主因となるのは喫煙であると言われている。しかし今の世の中、なにかと禁煙がうるさく言われて、喫煙をする人自体減っているし、タバコの売り上げもものすごい勢いで落ちているはず。
データを確認すると、2020年度の日本国内タバコ販売数は998億本。多いように感じられるが、もっとも売り上げを伸ばした1996年が3483億本で、7割近くも減少している。
タバコの売り上げが減って、喫煙者が減っているならば、肺ガン患者は減っていなければならない。しかしデータを見ると、肺ガンの患者数は増えている。しかも、ものすごい勢いで。……なぜだ?
肺ガン患者の55%がタバコを愛好していて、次の37%が過去に愛好していた。このデータを見ると、タバコと肺ガンは因果関係がありそうだ。
問題なのがこちら。女性の肺ガン患者の75%が喫煙経験なし。
タバコなどまったく吸ってないのに、なぜか肺ガンになったという。
ひょっとして……肺ガンってタバコと関係ないんじゃ……。
別の原因があるんじゃないだろうか……。
別の原因……なんだろう? 空気汚染だろうか。いや、現代の日本はかつてのように公害問題が起きているわけではない。理由として思い当たるものがない。
ChatGPTは医療問題に関しては強い、という話を聞いていたので、尋ねてみた。ChatGPTも肺ガンの主因は喫煙であると答えた。しかし喫煙している人自体は減っているのに肺ガン患者は増えている……この理由を尋ねると「わからない」という答えだった。タバコ以外の肺ガンになる理由は、よくわからない……という話だった。
1947年から2013年までのがん発生率の推移のデータを載せておこう。
高齢化社会の影響なのだろうか、1981年以降、癌が死因1位となっている。その陰に隠れて注目されづらいが、心疾患と肺炎も増えている。
日本の人口が1億人を越えたのは1970年代に入ってから。人口が増え、暴力死の可能性のない社会になっていくと、克服されていない病で死ぬ人が増えるのは当然のこと。とはいえ……なんだこの癌の発生率は?
私には医学の知識がなく、知識がない状態で考えたって答えがわかるわけはない。答えは保留だ。
とにかくも、こういう不思議なことが起きていますよ……という話を載せておこう。
答えを知っている人は教えてください。
とらつぐみのnoteはすべて無料で公開しています。 しかし活動を続けていくためには皆様の支援が必要です。どうか支援をお願いします。