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【要約・感想】やり抜く人の9つの習慣

僕がこの本を読んだ理由

何かを始めてもすぐにやめてしまう。そんな人間になりたくないんですけど、若干その気があるんですよね。。

三日坊主って程ではないんですけど1ヶ月とか2ヶ月したら続かなくなるとかあるので、その原因はどこにあるんだろうと考えたときに、この本を見つけました。

やり抜く人と、ちょっとだけ続く人との差ってどういった習慣の違いから生まれるのだろう、と興味を持ったのがこの本を読むに至った理由です。

やり抜く人がやっている9つの習慣とは

①目標に具体性を持たせる
②目標達成までの行動計画をつくる
③目標までの距離を意識する
④現実的楽観主義者になる
⑤「成長すること」に集中する
⑥「やり抜く力」を持つ
⑦筋肉を鍛えるように意志力を鍛える
⑧自分を追い込まない
⑨「やめるべきこと」より「やるべきこと」に集中する

次の章から1つ1つの習慣について、僕がポイントだと思ったことを書いていきますね。

①目標に具体性を持たせる

--ポイント--
・目標において期間や数値を明確にする
・曖昧な表現(もっと・できるだけ)を排除する
・目標が達成されたあとの明確なイメージを持つ
・メンタルコントラストを活用する
 ›目標達成後の感情を想像して味わってみる
 ›その感情を味わうための障害を考える

--所感--
仕事でも目標を立てるときに具体性を持たせることは常々やってきたので、この習慣は少なからずあるなと思いましたね。
ただ、「メンタルコントラスト」は初見の言葉だったし、実践したことがないので、今後の目標設定の際に実践してみようかな!

②目標達成までの行動計画をつくる

--ポイント--
・日々の行動を「いつ何をやるか」と具体的な行動レベルまで明確にする
・if-thenプランニングで行動を具体化する

--所感--
目標を達成するための行動をしていくなかで障害になりそうなものを洗い出して、それが発生したときの対策まで考えておく「if-thenプランニング」は、仕事上ではリスク管理に該当することかなと。なので仕事では実施してきたことかなと思いますが、プライベートでは明確に実施はしてこなかったなと反省です。
また具体的な行動計画を立てるときに、毎日必ず実施する動作(風呂・歯磨き等)の前後に目標のための行動を挟み込むとルーティン化しやすくなるということを何かで見ましたので、それも実践してみようと思いました。

③目標までの距離を意識する

--ポイント--
・定期的に進歩をモニタリングする
・フィードバックを頻繁にする
・フィードバックの視点は2つある
 ›これまで思考
 ›これから思考
・「これから思考」を重視してフィードバックをする

--所感--
プロジェクトをマネジメントしていて、進捗管理はやはり定期的にやりますもんね。そこで現状の課題を出して今後の対策を立てるということをしているので、そう考えると仕事では「これから思考」を実践できていたのだなと。
あと、ふと新人教育を思い出しました。新人には毎日業務の振り返りをしてもらっているのに、年次が上の自分達は日々の振り返りをしなくなるのは何でですかね。年次が上がるにつれて奢りが生まれている証拠なのかもしれませんね。。後輩で毎日通勤時間は本日の振り返りをしているという子がいて、その子を見習わないとなと思いました。

④現実的楽観主義者になる

--ポイント--
・目標を達成できると信じることは大切
・目標を「簡単に」達成できると考えてはいけない
・目標達成のための問題や障害を探すことは成功へのステップ

--所感--
これを見て、たまにいる根拠ない自信を持っている人を想起しました。よほど自分に自信があるのか分かりませんが、確かに非現実的ですよね。でも、こういう人でも自分を信じるという大切なことをしている訳です。根拠がないだけで。。笑
その根拠を自分のなかに持つことで、現実的な自信が生まれてくるのだろうなと思ったので、何をするにしても根拠を持つことを大事にしようと再認識しました。

⑤「成長すること」に集中する

--ポイント--
・今後できるようになれると信じることが大切
・新しいことに挑戦する心を持つ
・目標は自分の能力を証明するものではなく、向上させるためにある
・失敗しても良いと開き直る、完璧主義にならない
・やることに興味をもつ

--所感--
僕も少し前までは現在の能力でできることを目標にしがちでした。ある時を境に、自分の能力を向上させるために目標を設定するようになってから挑戦することへのハードルが低くなり、失敗を恐る気持ちが少し減りました。まだ失敗は怖い気持ちはもちろんありますが。
ただ興味のあるものが見つからないのですよね。過去熱中したことを振り返ってみたり、自己分析をしないといけないですね。

⑥「やり抜く力」を持つ

--ポイント--
・やり抜く力は才能ではない、自分でも身につけられること
・上手くいかなかったときに自分の努力や行動に原因があると考える

--所感--
仕事において、上手くいかない原因を環境や自分には向いていないからと才能のせいにしてしまう人を何度かみてきました。そういう方は、本書でいうと固定的知能感(=能力は生まれ持ったもので伸ばせないと信じている人)に当たるのでしょうね。一方、上手くいかない原因を自分の努力や行動にあると考えて、分析して改善していける人は、拡張的知能感の持ち主(=つまり、能力は伸ばせるものと信じている人)になりますね。
素晴らしい成長機会に恵まれているのに、一方では能力が伸び、一方は能力に変化がない訳ですから、結局は「気は持ちよう」ということですね。僕の座右の銘にしようと思います。

⑦筋肉を鍛えるように意志力を鍛える

--ポイント--
・気が進まないことをすることで意志力を鍛える
・すべての挑戦には「誘惑に打ち勝つ必要がある」という共通点がある
・意志力は筋肉同様、使えば消耗するもの
・意思力の強い人を思い浮かべると消耗した意思力の回復を早める
・筋肉同様、定期的な刺激で意志力を強くする

--所感--
この本の目次を最初に見たときに、この項目が僕には足りていないなと感じていたので内容を詳しく見たいと思っていました。
意志力は筋肉と同様消耗するものという認識を持てたことがよかったかなと思います。筋肉を鍛えるときも休息は必要ですもんね。
まずは小さな目標を達成していって意志力を鍛えていきたいと思います。

⑧自分を追い込まない

--ポイント--
・意志力には限りがある
・目標を達成しやすい環境づくりに努力をする
・誘惑のある状況を避けるほうが継続しやすくなる
・疲れた時のためのif-thenプランニングが必要
・複数の大きな目標を同時平行で挑戦しない
・何か誘惑をやめるときは段階的により一度に全てやめたほうがいい

--所感--
自分の中で大きな目標を何個も同時並行で挑戦してたりしていました。。片方1つが上手くいっていないともう一つに力を入れることができずにモチベーションが続かない、なんてことがたくさんあったので、これまでの自分で最も良くない点の1つだと思いました。仕事ではマルチタスクをしないといけないので、プライベートの目標でも特に意識せず複数の目標を同時並行して挑戦してしまっていましたがそれが良くなったんだなと気づけるきっかけになったと思います。

⑨「やめるべきこと」より「やるべきこと」に集中する

--ポイント--
・代替if-thenプランか無視if-thenで目標を表現すること
・やめたいことに焦点を合わせず自分が望む行動を起こすように計画する

--所感--
やめるべきことに焦点を当てると逆にそれをやってしまうという検証結果が出ているということなので、いかにやるべきことに焦点を当てるような行動計画にするかが大事と学べました。

これからのアクション

この本を読んで、自分に足りないところは大きく3つと思いました。
・if-thenプランニングでの行動計画の具体化をすること
・小さい目標を達成して意志力を鍛えること
・大きな目標を同時並行で挑戦しないこと

今後はこの3つを意識して、強い意志力を獲得していきたいと思います!

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