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くるり「ワンダーフォーゲル」 つまらない日々を小さな躰にすりつけても減りはしない 少し淋しくなるだけ

くるりは全く詳しくないんですよ。

でも、この「ワンダーフォーゲル」という曲が刺さりすぎて、どうしても書いてみたくなった。本当にこの曲は好き。とりあえず借りたベストアルバムの1曲目だった。ほかも、ちゃんと聴けばいいだろうけど、サボってる。

ワンダーフォーゲルは、前奏から、体を全部モッテイカレるようなイメージ。

郷愁を誘う中に、芯が通ってるみたいな感覚かな。

でも、改めて歌詞を読み直してみると、具体的に何のことを歌っているのかは、正直つかめない。

圧倒的に好きなフレーズはサビ前のここ!

「つまらない日々を小さな躰に すりつけても減りはしない 少し淋しくなるだけ」

今の自分にざっくりと刺さり過ぎる。

楽しくないもん、今の仕事。

かといって、「つまんない」「やめたい」とばかり言ってても前に進めないから、あがいてみても全く仕事は減らないし、うんざりが積み重なっていく・・・。結局やるしかない現実が横たわる。

歌詞と同じで、結局、さびしくなるだけなんよね。

「ハローもグッバイもサンキューも言わなくなって
こんなにもすれ違ってそれぞれ歩いていく」

サビのこの表現って、昔の同級生とか、仲のよかった人たちを思い起こすフレーズに聴こえるね。だんだん時が経つにつれて、いろいろな人に会わなくなるし、疎遠になって話もしなくなる。

もうちょい先には、何年も過ぎてから既に亡くなっていることを知らされることもあるのかしら。

でもさあ、「こんなにすれ違って歩いていく」現実があるからこそ、今を大切に生きようというメッセージなのかもね。

一度、ライブに行ってみたいな。くるり。

2022年6月21日 トラジロウ

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