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ビートルズ「I’m only sleeping」「For No One」

ビートルズのアルバム「リボルバー」(1966年)からも、一曲だけ選ぶのはめちゃくちゃ難しいので、やっぱり2曲。

どちらももちろん「レノン=マッカートニー」名義の楽曲になっているが、ある程度、ビートルズを聴いてる人ならすぐに分かると思います。
「I’m only sleeping」がジョン・レノン
「For No One」がポール・マッカートニー

「I’m only sleeping」
こちらは、ジョンがただただ、眠いということを延々歌っている。ただ、せかせかした世の中を風刺したイメージも込められており、自分にとってはジョンの楽曲の中でも上位に来るほどの一曲だ。

「Running everywhere at such a speed till they find there's no need」
(そんなスピードであちこち走り回って。そんな必要がないってことにも気付かないで)

まあね。ゆっくりでいいよね。

「For No One」
とてもきれいな別れの歌。
二人称で歌っているが、結局それは自分自身のこと?

「And in her eyes you see nothing
No sign of love behind the tears
Cried for no one
A love that should have lasted years」
(彼女の瞳には何も映っていない。誰かのために泣いてるわけじゃないし、その涙にはもう愛は残っていない。長い間続くはずだったのに・・・)

いくつかビートルズのアルバムを振り返っていくと、必ず、ジョンとポール、それぞれの名曲が顔を出してくる。全く異なる作詞・作曲能力を持った2人が世界を席巻していった1960年代。それは長くは続かなかった。ほんの10年足らずの一瞬のきらめき。

2022年11月22日 トラジロウ

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