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スピッツ「日曜日」 戦車は2人を乗せて

ジャジャッ ジャジャ ジャジャッ ジャジャ
ジャジャッ ジャジャ ジャジャッ ジャジャ 晴れ~た空だ・・・

と疾走感満点で始まっていくスピッツの「日曜日」。あまり歌詞の内容を吟味せずとも、このロック満点の演奏に魅了されてしまいます。

アルバム「名前をつけてやる」(1991年11月25日リリース)の2曲目。1曲目の「ウサギのバイク」がいかにもアルバムのイントロ感満載で、やさしめの曲調だったところから、2曲目のハードな転調で、「おおっ!いいね」となって気分が上がります。

ただ。ただ、難しいです。
スピッツとしてかなり初期の歌だと言えそうなのですが、歌詞の解釈はめちゃくちゃ難解です。

「晴れた空だ日曜日 戦車は2人をのせて
川をのぼり峠を経て 幻の森へ行く
昨日の夢で手に入れた魔法で 蜂になろうよ
このまま淡い記憶の花を探しながら」

これ、分かります?
何かのメタファーを詰め込んで、お得セットみたいになっているのかしら。解釈ができない。

「破れかけた日曜日 パンチの光を浴びて
レモンの香る湖に飛び込んだ君の背中
鬼の群れも木陰でうたたね 蜂になろうよ
このまま淡い記憶の花を探しながら」

いや、やっぱり無理。

「色白女神のなぐさめのうたよりも ホラ吹きカラスの話にひかれたから」
「晴れた空だ日曜日 戦車は唾液に溶けて
骨の足で駆け下りて 幻の森へ行く
昨日の夢で 手に入れた魔法で 蜂になろうよ
このまま淡い記憶の花を探しながら」

ここまで全歌詞を参照してみましたが、私の読解力では力が足りません。
ただ、最後のフレーズはだんだん、卑猥な言葉の羅列のようにも見えてくる。

戦車は唾液に溶けて:唾液に・・・ということは?戦車は男性器?でも序盤では「戦車は2人を乗せて」なんだよね。うーん。
幻の森:女性器の象徴みたいな・・・。
昨日の夢で手に入れた魔法:夢精するような夢で見て学んだ?
蜂になろうよ:ヤろうよってこと?

この言葉群に「晴れた空だ日曜日」が、しっくりこない。草野さんはこの「さわやかさ」のギャップに卑猥さを混ぜ込んで、「ドン」と提供しているのかしら?

誰か、分かる人がいたら、教えてください。

まあ、分かんないままでも、この曲は勢いで好きになれるし、盛り上がれるから好き。

2022年9月13日 トラジロウ

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