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寺田和代「本と歩くアラ還ヨーロッパひとり旅」

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"海外ひとり旅=若者”イメージをくつがえし、年齢や経験を重ねてこその旅の味わいをつづった大人のひとり旅ガイド『ソリスト』。 その著者で"アラ還の旅人"、寺田和代さん(ライター・編…
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寺田和代「本と歩く アラ還ヨーロッパひとり旅」総目次!

→ 寺田和代「本と歩く アラ還ヨーロッパひとり旅」 マガジンtop 第1回 アイルランド篇 …

寺田和代「本と歩く アラ還ヨーロッパひとり旅」 第3回 ブルガリア篇(0)

ブルガリア篇(0) 旅のはじまり ソフィアへ 旅先はブルガリア 次の旅先をブルガリアと決め…

寺田和代「本と歩く アラ還ヨーロッパひとり旅」 第3回 ブルガリア篇(1)

←ブルガリア篇(0)旅のはじまり ソフィアへ(著者プロフィールあり) ブルガリア篇(1) …

寺田和代「本と歩く アラ還ヨーロッパひとり旅」 第3回 ブルガリア篇(2)

←ブルガリア篇(1)ソフィア──カリナのペントハウス へ戻る ←ブルガリア篇(0)旅のはじ…

寺田和代「本と歩く アラ還ヨーロッパひとり旅」 第3回 ブルガリア篇(3)

← ブルガリア篇(2)リラの僧院へ へ戻る ← ブルガリア篇(0)旅のはじまり(著者プロフ…

寺田和代「本と歩く アラ還ヨーロッパひとり旅」 第3回 ブルガリア篇(4)

← ブルガリア篇(3)トラム乗り場のできごと へ戻る ← ブルガリア篇(0)旅のはじまり(…

寺田和代「本と歩く アラ還ヨーロッパひとり旅」 第3回 ブルガリア篇(5)

← ブルガリア篇(4)バルカンの原風景 コプリフシティツァ へ戻る ← ブルガリア篇(0)旅のはじまり(著者プロフィールあり) ブルガリア篇(5) コスモポリタンが築いた豪邸の村(コプリフシティツァ)  観光案内所のパンフレットによれば、村の歴史はオスマントルコの侵攻で土地を追われた人々がこの山奥に逃れた14世紀にさかのぼる。 500年に及ぶオスマントルコ支配下の暗い時代にあっても、村では織物業や手工芸品などの海外貿易が盛んだったため、スルタン(オスマントルコ皇帝)から税の

寺田和代「本と歩く アラ還ヨーロッパひとり旅」 第3回 ブルガリア篇(6)

← ブルガリア篇(5)コスモポリタンが築いた豪邸の村 へ戻る ← ブルガリア篇(0)旅のは…

寺田和代「本と歩く アラ還ヨーロッパひとり旅」 第3回 ブルガリア篇(7)

← ブルガリア篇(6)バラの谷、カザンラク へ戻る ← ブルガリア篇(0)旅のはじまり(著…

寺田和代「本と歩く アラ還ヨーロッパひとり旅」 第3回 ブルガリア篇(8)

← ブルガリア篇(7)カザンラク──トラキアの遺跡 へ戻る ← ブルガリア篇(0)旅のはじ…

寺田和代「本と歩く アラ還ヨーロッパひとり旅」 第3回 ブルガリア篇(9)

← ブルガリア篇(8)欧州で最も古い街のひとつプロヴディフへ へ戻る ← ブルガリア篇(0…

寺田和代「本と歩く アラ還ヨーロッパひとり旅」 第3回 ブルガリア篇(10)

← ブルガリア篇(9)「この人を中央駅で降ろしてあげて」 と優しいメモ へ戻る ← ブルガ…

寺田和代「本と歩く アラ還ヨーロッパひとり旅」 第3回 ブルガリア篇(11)

← ブルガリア篇(10)ソフィアのレストラン へ戻る ← ブルガリア篇(0)旅のはじまり(著…

寺田和代【Book Review】パーヴェル・ヴェージノフ『消えたドロテア』松永緑彌訳、恒文社

「本と歩く アラ還ヨーロッパひとり旅」 第3回 ブルガリア篇【Book Review】〔1〕 ◆ パーヴェル・ヴェージノフ『消えたドロテア』松永緑彌訳、恒文社、1997年8月 作曲家のわたし(アントニー)は離婚したてで鬱状態だ。 いつもの店で深夜まで過ごしたある晩、アレクサンダル・ネフスキー寺院近くに止めた車に乗り込むと、後部座席に若い女が。 それがドロテアとの出会いだった。 「わたしはほかの人たちとまるきり違う。気が狂っているのですから」 と自らを語る彼女は実際、精神