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緒方貞子さん

2019年に亡くなられた緒方貞子さんの「追悼記念シンポジウム」が、2020年11月に開催され、翌2021年1月「TVシンポジウム緒方貞子さんが遺したもの」と題してEテレにて放映された。
就中、緒方貞子さんは次のように語られた。

①厳しい壁を越えて実施されたボスニア紛争時のサラエボへのUNHCRによる食料の空輸作戦について)《国際社会はサラエボを見殺しにしない。皆がサラエボを見ている》というのが空輸だった。
②難民問題は政治が解決しない限り解決しない。政治対立が軍事対立になっていく状況が止まらない限り難民はなくならない。根本的には、政治的解決がなければならない。政治的解決が軍事的手段によって延ばされると絶対解決しない。
(出席者が語る緒方貞子さんの言葉)
・議論するより実践しなさい。アクションを起こしなさい。しかも今すぐに。
・明確な目的があって、そのためにルールがあるのです。先にルールがあるわけではありません

「TVシンポジウム:緒方貞子さんが遺したもの」(Eテレ、2021年1月23日※youtubeにて視聴可)

①は、紛争当時のサラエボへ人道支援を実行した背景の1つであり、
②は、難民問題解決への意見である。

緒方貞子さんなら、現在の世界をどのように思い、何をされるだろう・・・

【参考】
吉沢光雄「緒方貞子さんの「難民支援活動」が残した意義ーUNHCRでの活動を通じて私たちが学ぶことー」〔東洋経済online、2019年11月8日記事〕



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