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ミュージカル作品紹介〜番外編 ついに宝塚へ〜

先週はグアム、二日ほど働いてその後は昨日まで福岡におりました。有給5日絶対消化制度をフル活用している。

福岡には先輩の結婚式で行ってきたのだけれど、その結婚式の予定以外なーんにも予定が無いなか現地に向かったため、福岡の観光地の無さに絶望していた。

せめて美味しいものを食べよう…そう決めて食べたメンオム(明太子オムライス)は卵の牛乳の味が強すぎて、一口目は美味しかったのだけれど最後らへんは何を食べているのか分からなくなって残してしまった。

佐賀県に足を伸ばして吉野ヶ里遺跡に行ってきたのだけれど、メンオムのせいかお腹を壊し、15分程度しか見れず終わってしまった。悲しい。

何にせよもつ鍋やごまさば、水炊きなど名物は堪能出来たので満足でした。

さて、タイトルからもお分かりかと思うが、今回はミュージカル紹介番外編。なぜ番外編かと言うと、オススメできるかっていうと魅力を語れる自信までは無かったため、初めての宝塚体験という事に着目して記事を書いていこうと思う。

まず、観劇歴18年の私がなぜ今まで宝塚を観てこなかったのか。

それは一重に「縁がなかった」ただそれだけである。

宝塚、特に東京宝塚劇場の公演のチケットを取るのはとても困難で、当日券も始発で行って取れるか取れないかという競争率らしい。

いわゆる「友の会」や「○○さんの会」のようなファンクラブ的なところに入っていても取れたり取れなかったりするとのこと。

ずっと生で観てみたい!という気持ちはあったものの、残念ながら周りに力を持ったヅカファンがいなかった。

が、いつだったかの記事にも書いたけれど、私が観劇好きだと会社の研修で言ったことをきっかけに、「Aさんが宝塚好きだよ!」と教えてもらうことが出来た。

それをきっかけに、ほとんど話した事のないAさんに「宝塚を観てみたいんです」と謎のコミュニケーション能力を発揮して声を掛けたところ、「あ、ほんと!○日のチケット持ってるけど、行く?」と言ってくださった。

私はどんな演目であろうと即決だった。加えてAさんの気遣いが半端じゃなかった。

「オペラグラス持ってる?無かったら貸すよ?」
「席はどっちでも良いから言ってね」

私が今回観てきた演目は宙組の『イスパニアのサムライ/Aquavitae!!』である。1幕は物語、2幕はショー形式の演目。

まず、劇場に着いて思ったのは「(似たようなマダム、娘さんばかりや……!)」という事だった。女性比率の高いこと高いこと。そしていかんせん品が良い。スカート履いて行って良かった。

そしてエスカレーターがあるにも関わらず、目の前に現れた赤い大階段に感動して、階段で上の階にのぼっていった。

席に着いたわけだけども、ここでもまた驚くべきことがひとつ。

劇場なのに、ご飯食べるのOKだということ。

日本の劇場って基本的に飲食禁止の劇場が多いなかで、かの有名な宝塚はOK……感動した。品が良いから出来ること……

また、Aさんが「宝塚はね、どんなことがあっても定刻どおりに始まるの」と教えてくれた。

舞台で開演時間が押すことなんてあるある中のあるあるで、むしろ定刻どおり始まる舞台の方が少ないんじゃないかというくらいだから、またここでも感動した。

そしてついに始まった『イスパニアのサムライ』。

ぶっちゃけ話はよく分からなかったしツッコミどころ満載なのだけれど、いつの間にか女性が男性を演じていることを忘れてしまっていた。

銀橋と呼ばれる箇所に来たら、拍手。ルールを把握するのに時間が掛かった。

1幕が終わって休憩時間。

ここでも座席で食事が可能。Aさんは仕事帰りにダッシュでやってきた私が何も持っていなくても良いように、おにぎりを2つ用意してくれていた。

また、舞台休憩あるある、女子トイレの異常な混みがあると思うんだけど、休憩時間残り13分になった時にAさんが「お手洗い行く?」と言ってくれた。私はこのタイミングで行ったら並ぶのに時間がかかって2幕開始に間に合わないかもしれない…と思い、我慢をした。

そしたらAさんは5分で帰ってきた。つまり、女子トイレの数がめちゃんこ多かったということ。何から何まで流石や…

しかもAさんの「一緒に来たからには楽しんでいってほしい(沼に沈めてやろう)」の気持ちが凄すぎて、トイレに行かない選択肢を取った私に「はい、これお土産」とパンフレットを買ってくれていた。もうここまで来ると怖い。

そして開演前は写真OKなんですよ、、常識が通じない、、、

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2幕のショー『Aquavitae!!』で全員がひとつの舞台に乗ったときはスケールの大きさに思わず口が開いてしまった。

大階段やラインダンス、スター達の羽根をつけた姿を見て「やっっっと生で見ることが出来た……」と感慨深くなっていた。

ナンバー2の方の羽根が大きすぎて、あれ?この人トップだっけ?って思っていたら、トップの羽根が想像を絶する大きさでこれまた口が開いてしまった。

観劇後、Aさんと感想を語り合いながら帰宅…。多摩に帰るのはとても長い道のりだったけれど、何だか夢見心地で帰ることが出来た。

他の組も観てみたいなぁ…と、まんまと沼に足を踏み入れ始めた先日でした。

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