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出来ない理由は100個言える

こんにちは、ゆるいこばなしさんです。

これは、私の昔の上司がよく言っていた言葉です。今でもたまに打ち合わせで、その方から聞く言葉です。

事業説明や営業報告で、成果と反省のまとめをする事があったり、案件の受注が出来なかった際には、その要因を分析するのですが、出来ない(出来なかった)理由は沢山出てくると思いませんか?

市場環境が想定より悪くなった、需要の回復が遅れた、競合他社がマーケット価格を逸脱すること見積りをした、他部門の動きが悪かった、、、と、まぁ、こんな風に出来ない理由は適当にイメージするだけでも沢山出てきます

出来ない(出来なかった)理由ですから、基本的に失敗した場合、もしくはこれから取り組む案件で課題の難易度が高いと考える場面が主だと思います。

そういう場面では、「出来ない理由を100個言う」ではなく「これをやるにはどうしたらいいかを考える、実現するためにバックキャストで考える」に視点を変える事が重要です

例えば他社とのコンペで、情報を集める限りではウチは価格面で負けていそうな場合、価格が厳しいので今回の受注確率は低いです、と言うのではなく、受注に成功する為には何をすれば良いのか、を考えます。私の小話は「そんなの当たり前だよ」と思われるものばかりだと思いますが、実際には、分かっていてもなかなか実施出来ていないのが、経験上多いと思っています。

成功することを考えるためには、まず成功する形をイメージします。当たり前ですね。その形にするには、何をどんな順番で行うのか、バックキャストで考えます。

妄想のススメ」「瞬間的に10個言うゲームという小話を過去に投稿していますが、考える方法については、そちらをご参照ください。

例えば、ターゲット価格が厳しいとすると、どこまでコストを下げれるのか、下がるのが難しい場合に価格で負けていても、どのような付加価値を提案出来るのか、案件に隠れたお客様のニーズや困り事を洗い出して、それに応じられる提案は無いのか、など戦略を再検討し、それを進める為には、いつ何を行うのか、見積り提出日から遡って計画を立てます。コストダウンをするなら、見積り提出の何日前に原価企画部からもらい、社内承認を受ける、その為には、いつまでに打ち合わせや見積依頼を行う必要があるのか、という時間軸で検討します。

細かい実践方法は書ききれませんので割愛しますが、こういう手法で限界まで取り組んでいきます。もちろん、どこかで諦めるにしても、やり切った事で、案件への取り組みも正しかったと言えると思いますし、将来案件においても取り組み時の自信も出てくると思います。

出来ない理由は簡単に言えますが、成功するためのストーリーや戦略構築は難しいものです。これに真正面から取り組む事で簡単に諦めず成功を掴める実力がつくことは間違いありません。

仕事の成功と自分の実力アップに向けてお役に立てれば幸いです。

ゆるい小話でした。(内容は珍しくガチでした)

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