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一人旅の荷物

20L程度の荷物を担いで週末旅行している私の荷物を紹介する。次回旅に行く時用に忘れ物チェックシートとして荷物一覧を書き起こした際に、荷物リストを公開したら集合知が効いてええ感じじゃないかと思いこの記事の公開に至った。

国内・海外どちらも同じ荷物で旅している。普段は会社員なので、2日~3週間程度の期間を想定した荷物になっている。国内旅行は学生時代からそれなりにこなしてきたが、海外はまだまだ初心者だ。ツッコミどころや改善提案があればコメントいただけるとありがたい。

基本方針

  • 荷物は少ないが正義。身軽なほど行動の自由度が高まる

    • 衣類は現地で洗濯、可能なものは現地調達を心がけることで相当量の荷物が減らせる

    • ただし、ロマンに必要な荷物は削らない。荷物を減らすことを目的化してはいけない。旅などしなくとも生きていけるのにわざわざ旅に出るのは、そこeにロマンを求めているから。例えばミラーレス一眼キャメラなんてスマホのカメラで代替できるのだが、「旅とカメラ」というセットにはロマンが宿るから絶対持って行く

  • 30L前後のバックパックに収まる荷物量にする

    • スーツケースよりも機動力に優れるバックパックに荷物を入れて旅をしたい。荷物がバックパックだけなら移動が楽だし、空港到着後ホテルに荷物を置きにいく時間を削減してそのまま観光に移れるから、時間が限られる週末旅行向きのスタイル

  • 機内持ち込み可能なサイズに収める

    • LCC利用時はもちろんのこと、FCC利用時でも荷物は機内持ち込みにしたい。ロストバゲージ対策に加えて、荷物受け取り時間の削減につながる。

    • 機内持ち込み可能なサイズに収めておけば、1日中バックパックを背負っても疲れず楽しく旅行できるという副次的メリットもある。

  • アウトドア用品を基軸にする

    • 大抵のアウトドア用品は汎用性が高く耐久性がありコンパクトで、旅行用途にも最適

    • アウトドア用品を旅用に使い回せないとしても、旅専用のグッズはなるべく買わない。普段遣いしているものとなるべく兼用させる。

    • 私は趣味が登山でアウトドア用品に関してある程度知識があり、旅行グッズの知識を一から学ぶ必要もなくて楽。旅行用品と登山用品を兼ねられれば経済的にも保管場所的にも楽。

  • ガジェット類の充電はType-Cで統一

荷物の概要

旅の荷物は以下のカテゴリに大別できる。この記事ではカテゴリごとに荷物を紹介し、文末には吟味した結果不要と判断した荷物リストを記している。長い記事のため目次を見て気になる項目にジャンプした方が読みやすいかも🦆

  • 身につける系: 財布, セキュリティポーチ, iPhone, Airpods, Apple Watch

  • バックパック: ミラーレス一眼, PC, 小物ポーチ, ガジェットポーチ, 洗面ポーチ, 衣類ポーチ


身につける系(EDC)

バックパックに入れずポケット等に入れて持ち運ぶ荷物。セキュリティポーチ以外は旅だけでなく、普段から同じものを持ち歩いている。詳細は以下の記事参照。

財布

シンガポールから個人輸入したカードケース型のミニマルウォレットを愛用ている。ポケットに収まるサイズ感で盗難リスクが低くて旅向き。詳細は別記事参照。

以下、旅行の際特有の財布の中身。それ以外の中身は上記記事に記載。

  • ANAアメックスゴールド: メインカード。旅行保険付帯。アメックスはアジア圏ではほぼ使えないのが残念。また、カードラウンジとプライオリティパスが使えるものの、ラウンジに引きこもるより空港内を散策するほうが楽しいと最近気づき、このカードを維持するか迷っている。

  • Olive: VISAだからほぼ世界中で使える。クレジットカードとデビットカードを切り替えられるトリッキーな仕様だが、今のところそれが原因で決済エラーになったことはない。

  • Revolute: 安価に現地通貨を引き出せるやつ

  • MUFG銀聯カード: 中華圏旅行時に

  • 名刺: 旅先の出会いに備えて財布に名刺を数枚装備

iPhone

現代の旅行はスマホがなくては始まらない。あらかじめ旅行先のGoogle Mapのオフラインマップをダウンロードしておけば、オフラインな飛行機の中で旅行プランを練ることができる。
海外渡航時のSIMは、短期間なら楽天モバイルの海外ローミング、長期なら現地のesimを購入している。
ミラーレス一眼を持ち歩いているものの、本腰を入れて写真を取りたいとき以外はiPhoneのカメラがメインになる。iPhoneはポケットに入っていてすぐ取り出せるから、バッグからカメラを取り出すより素早く撮影できてシャッターチャンスを逃さない。とある写真家が「どんなに高性能なカメラでも撮りたいときにすぐ手元に出せなくては意味がない。どんなに低画質なカメラでも小型でポケットに入るサイズならそれが最も優れたカメラである」といった趣旨のことを言っていた。

  • iPhone 15 Pro: Type-C充電できる史上初のiPhone。撮影条件が良ければ一眼に匹敵するカメラ性能を発揮する。バッテリー消費が速いのが玉に瑕。

AirPods

飛行機やドミトリーでの耳栓用途、暇つぶしの音楽・Podcast再生、博物館に行った際の音声ガイドアプリ利用時などなど旅行にAirPodsが欠かせない。旅先でAudibleを聞くのにハマっていて、旅をしながら耳で読書すると、旅先の情景と本の内容がリンクして記憶に定着しやすくオススメだ。
ガジェット類の充電端子はすべてType-Cで統一しているため、Type-Cに対応した最新のAirPodsに買い替えた。高かったぁ。

  • AirPods Pro 2G USB-C: Type-C充電に対応したAirPods Pro。実はApple Watch充電器でのワイヤレス充電にも対応している。

Apple Watch

普段から腕時計代わりに身に着けているApple Watch。旅先では、乗り物に乗っているときに音を鳴らさずApple Watchの振動でスマホからの通知を受け取る用途で重宝している。飛行機内やドミトリー等音を鳴らせない環境でのアラームとしても便利だ。

  • Apple Watch S4: 少し古いモデルのApple Watch。中古なら1万円で買えてしまう。通知を受け取るだけならこの機種で十分。

セキュリティポーチ

パスポートと紙の航空券を入れる場所。非常用にクレジットカードも1枚忍ばせてある。AirTagも入れてパスポートの紛失防止。腰に巻き付けるベルト状のポーチで、服の下に身につければ盗難リスクは最小化されるはず。

バッグ

メインのバックパック、旅先での行動用の布製トートバッグ、お土産入れる用のナイロン製のパッカブルトートバッグの3種類のバッグを使用している。

バックパック

すべての荷物はバックパックに収納している。最適なバックパックを常に探求しており、現在はアークテリクスのMantis 32に落ち着いている。なお、旅行用バックパック比較は以下の記事に詳しく記載した。

  • アークテリクス Mantis 32 (廃番): 32リットルの容量を持つ中型バックパック。このクラスの容量のバックパックは登山用の縦長のものや、ビジネス出張向けの四角いデザインのものが多いが、Mantis32は至ってフツーの格好をしていて使いやすい。廃番になってしまったのが残念。

すべての荷物 + お土産を詰め込んだMantis 32を背負った様子。フツーに無難なデザインのバックパックで旅人感が出ないのが良い。

布製トートバッグ

旅先でのサブバッグとして布製のトートバッグを利用。荷物を宿やコインロッカーに預けたらトートバッグにカメラとモバイルバッテリーを入れて街を散策する。
サブバッグとしてワンショルダーのバッグを使っていた時期もあったが、トートバッグの方が必要に応じて荷物を増やせてしっくりきている。例えば、暑い地域ならペットボトルを入れたり、カフェ等で作業したいときにPCを入れたり、買ったお土産を入れたりできる。しかもトートバッグの方が軽量でコンパクトにたためるし、現地の人に溶け込める。
今使っているトートバッグは知人からのフィンランド土産で、気分によって別のトートバッグを持っていく。ちなみに出社時はPCだけトートバッグに入れている。布製トートバッグの程よく脱力した雰囲気がすき。

  • 布製トートバッグ: 布製トートバッグなら何でも良い。ノベルティ品、美術館のギャラリーショップで買ったものなどをローテーションしている。

トートバッグなら現地の人に溶け込める。ちなみに香港のいかついエレベーターにて撮影。

パッカブルなトートバッグ

お土産を入れる用途のパッカブルなトートバッグ。愛用しているグラナイトギアのエアキャリアはコーデュラナイロンを採用しているため重量僅か80gでありながら十分な強度がある。ファスナーで口を閉じられるから飛行機の荷物棚に入れたり預け入れ手荷物にする際に便利。

ガジェット

MacBook

MacBookさえあればなんでもできる。文章作成、ミラーレスで撮影した写真のバックアップとRAW現像、さらに仕事だってできる。緊急時はMacBookの内蔵バッテリーからスマホを充電することも可能。

  • MacBook Air M1 2020: 小型軽量なのに高いCPU性能を持つMacBook。最新モデルよりM1 2020の方が薄くて気に入っている。

ミラーレス一眼

写真撮影は私が旅する目的の4割ほどを占めるからキャメラは大切な持ち物だ。Fujifilmの小型ミラーレスに単焦点MFの中華レンズをつけて撮るスタイルにハマっている。この組み合わせはデジカメなのにアナログな操作感でアナログな雰囲気の写真が撮れる。

  • Fujifilm X-T30: キャメラ本体。小さい・画作りがエモい・デザインがかわいい。

  • TT Artisan 35mm f1.4: とても安いのに驚くほど映りが良い中華レンズ。安価だから旅行先でガンガン使って壊しちゃってもすぐ買い替えられる。

  • ULYSSES レザーストラップ クラシコ: 高品質なレザー製カメラストラップ。金属パーツ不使用でカメラを傷めない。クラシカルなデザインもかわいい。

ガジェットポーチ

ケーブルや充電器等はカリマーのポーチに収めている。バッグの中で見つけやすいマスタードイエローの色、必要十分なサイズ感、丈夫なナイロン素材が気に入っている。購入後に気づいたが、ガジェット系編集者のギズモードの網藤さんが同じポーチを使っていた。

karrimorのガジェットポーチ

モバイルバッテリー (スマホ用・AppleWatch用)

現代の旅行の命綱スマホを文鎮化させないための必携アイテム。バッテリー切れが心配すぎてモバイルバッテリーを複数台携帯したこともあったが、現在はメインの10,000mAhのバッテリーとApple watch用バッテリーを各1台持てば十分という結論に至っている。モバイルバッテリーが万が一充電切れになってもPCからスマホへ充電する最終手段があるし、それでもだめならカフェに入ったり乗り物に乗っていれば周囲の人に貸してもらえばどうにかなる。モバイルバッテリーは非常に重要なアイテムだがリチウムイオン電池が内蔵されていて重量がかさむので最小限の個数に留めたい。

  • Silicon Power 10000mAh モバイルバッテリー: ストレージでおなじみSilicon Power製のモバイルバッテリー。Anker等人気メーカー品より安価かつポートが豊富なのが特徴。Type-CとType-A、さらにMicro Bにも対応している。自分のガジェット類はType-Cケーブルで統一しているが、他の人からMicroB入力を貸してもらって充電したり、Type-A出力を誰かに貸してあげることができる。

  • Apple Watchモバイルバッテリー: Apple Watchに直接充電できるモバイルバッテリー。これがあれば別途Apple Watch専用の充電ケーブルを持ち運ぶ必要がない。このバッテリーへの充電はType-C入力に対応している。サードパーティ製のApple Watch用充電器は出力が小さいものが多いがこの製品は5W出力できる。

USBケーブル×5

ケーブルは多い方が複数デバイスを同時充電できるが多すぎると当然荷物になる。充電端子はType-Cで統一しているが、空港等の充電コーナーはType-A出力しか用意していないこともある。そんな事情を踏まえて現状ではType-C 4本 + Type A 1本が最適解としている。
ケーブルの種類を識別しやすくするために、Type-Cケーブルは黒色、Type-Aケーブルは白色としている

  • Type-C to Type-Cケーブル

    • 50cm Thunderbolt3ケーブル: 充電だけだけでなく、ディスプレイ接続や一眼からの写真データ高速転送に。

    • 1m ケーブル

    • 1.8m ケーブル: コンセントが遠い場合や寝転んでスマホをいじるとき用

    • 20cmの短いケーブル: モバイルバッテリーに挿しっぱなしにしている

  • Type-A to Type-Cケーブル

    • 1m ケーブル: 飛行機やカフェに備え付けのUSBはType-CでなくType-Aであることが大半のため、Type-Aケーブルも1本持ち歩いている

Type-C to HDMI 変換アダプタ

宿やコワーキングスペースのテレビ・モニターにPCやiPhoneを接続するために。大画面に接続すればでの作業が捗る。旅行の際に忘れがちで、忘れるたびに旅先で購入したせいで家に6個ほど同じアダプタが転がっている。

AC充電器

モバイルバッテリーと並んで現代の命綱。同時充電できるように、また紛失リスクも考慮して2台持ち歩いている。窒化ガリウムのモデルが軽量で便利。
USBケーブルと同様に色で端子形状を分類していて、黒い充電器がType-Cのみ、白い充電器がTypeC+Type-Aとなっている。

  • CIO NovaPort DUO 45W: PD対応のType-C 2口の充電器

  • CIO NovaPort TRIO 65W: PD対応のType-C 2口+ Type-A 1口の充電器。1本だけ持ち歩いているType-Aケーブルを使いたい場合はこちらのアダプタを使用。Type-Aケーブルしか持っていない人に充電器を貸す場合にも使える。

海外変換プラグ

全世界のコンセントに対応した変形するタイプの変換プラグは、筐体が大きくコンセントに刺した際に安定せず抜けてしまったことがあり信用していない。夜寝ている間にコンセントから抜け落ちて翌朝スマホが充電できていない事態は避けたいため、1つの地域のみに対応した変換プラグを使っている。CタイプとBFタイプの2種類の変換プラグだけあれば主要国はほぼ網羅できる。

SDカード ×2

カメラ用SDカード。SDカードはすぐ読み取りエラーが発生するし、海外で売られているものは粗悪品が多いから、予備は必須。

AirTag

基本的にパスポートと共にセキュリティポーチにAirTagを入れている。荷物をホテル等に預けた際には、バックパックにAirTagを移している。また、AirTag互換のカード型トラッカーを財布に入れいている。

衣類

荷物削減のために着替えは1日分だけ持つことにしている。現地で洗濯すれば1日分でも十分足りる。

圧縮式衣類収納ケース

安心と信頼とソロツーリストの旅行グッズ。全ての衣類はこの圧縮ケース1つに入れている。たった1日分の衣類を圧縮してもなお、衣類は荷物の中で最も大きなスペースを取ってしまう。洗濯不要な服とか一瞬で洗濯できるマシンが早く発明されて欲しい。もし洗濯、風呂、歯磨きが不要になる技術が開発されたら旅の持ち物はデジタル機器だけで済むようになる。

洗濯ネットになる衣類ケース

無印の洗濯ネットになる衣類ケース。洗濯前の衣類を収納しておき、そのままコインランドリーに放り込めるのが便利。洗濯ネットに入れて洗濯すれば、靴下片方だけ置き忘れる悲劇を防げる。

ハードシェルジャケット

防水のハードシェルジャケットはレインウェアになるだけでなく、風を全く通さないから防寒着としても有用。移動中に寝る際に毛布代わりに被ったり、フードを深く被りアイマスク代わりにする用途にも。普段着・登山用のレインウェアも兼ねているためちょっと高いものを使っているが、旅行用としてこんなオーバースペックのゴアテックスジャケットを用意する必要はない。

  • Arc'teryx Beta jacket: 立体裁断のカッティングがきれいなハードシェル。すごく高いのにみんな着てて謎。

シャツ

夏の防寒着・日よけ・エアコンよけ、冬場の中間着、Tシャツを洗濯中に着る服としてシャツは便利。山と道のULシャツはその名の通り超軽量で持ち運びに便利。速乾性が高くシワにもならないため宿泊先で手洗いすればすぐ乾く。機能性が高いだけでなくシルエットがきれいで普段着にも向いている。

Tシャツ

無印の化学繊維のTシャツと、綿のTシャツを1枚ずつ用意して、旅行中はこの2枚を着回している。化学繊維のTシャツは速乾性が高く旅先で洗濯しやすい反面、汗を吸わないため夏場は着心地が悪い。綿のTシャツは着心地が良く、シルエットもいい感じだが、洗濯するとすぐ乾かない。双方の弱点を補うためにこの2枚に落ち着いている。
Tシャツは少ない枚数を着回すから痛みやすいし、LCCの重量制限突破のために捨てることも想定して、安いものにしている。

ボトムス

ボトムスは3枚。

  • 短パン: 暑い地域の行動着として。また寝間着として。

  • ジーンズ: どこの国でも男性はジーンズが多いから悪目立ちしない。

  • イージーパンツ: 寝巻き・ジーンズでは暑すぎる日の行動着として。

アンダーウェア・靴下

アンダーウェア類も着替えを1つずつ、着ている分と含めて合計2組。旅行に行く度に靴下が片方無くなり奇数になってしまうのは何故だろうか。しかし次の旅行時にまた片方消失して奇数から偶数に戻るため実用上は問題ない。

防寒着 (寒冷地のみ)

信州育ちのお陰か私は氷点下3度くらいまではTシャツ+シャツ+ハードシェルで寒くないので、よほどの寒冷地出ない限り追加の防寒着は持っていかない。しかし、-12℃の冬の韓国を訪れた際に痛い目に遭ったため、それ以来寒冷地に行く際は登山用ダウンジャケットを持っていくことにした。

  • アークテリクス セリウム フーディ: 軽量・高品質のダウンジャケット。すごく高いのに北米では着ている人をたくさん見かけて謎。

  • スマホ対応手袋: 韓国で寒さに耐えかねて買ったノーブランド品

  • マフラー: 韓国で寒さに耐えかねて買ったノーブランド品

防水トレイルランニングシューズ

どこに行くときもSALOMONのトレランシューズ。山の中を駆け抜ける用途で作られた靴だから軽くて非常に歩きやすく防水も効いていて旅行用途として完璧。海外の汚い路面の水たまりを踏んでしまったりしてもこの靴ならノーダメージだ。靴紐がクイックレースになっているから飛行機やホテルでの脱ぎ履きも楽。デザインもシャープでかっこいい。しかも値段も安く実売価格約1.5万円。

コンプレッションタイツ

長時間の移動時の疲労対策・足のむくみ防止、寒い地域での防寒対策、トレッキング時のアンダーウェアとして。また、日常生活での長時間のデスクワークの際にも活用している。

速乾タオル

ハンカチ代わり、タオルが備え付けられていない宿用に。化学繊維のスイミングタオルは速乾性がより高いが吸湿性が低いので、綿製のサウナ用タオルを使っている。洗濯後の衣類にタオルを巻き付けて乾燥を早める用途でも使える。タオルが無いレベルの安宿はあまり使わないためタオルは1枚だけ持っていけば足りているし、タオルはどこでも安価に売ってるから現地調達も可能。

折りたたみ傘

mont-bellの軽量折りたたみ傘を常備。iPhoneよりも軽く、パンツのポケットに入る程のコンパクトさなのに、強風に負けない耐久性を備え、開いたときは十分なサイズで濡れにくい。7,000円以上する高級傘だが価格に見合う価値はある。普段から長傘は持たずこの傘を使っている。
しかし雨が多い国では街頭で傘が安価に売られているため、わざわざ日本から持っていく必要はないかもしれない。せっかくいい傘を買ったから持っていきたい気持ちが強いかもね。

洗面ポーチ

洗面用具は吊るせる洗面ポーチに収納。ドミトリーの水浸しの洗面台を利用する際にはポーチを置ける場所がないため、吊るせる機能が大いに役立つ。

無印の吊るせるポーチ

Type-Cシェーバー

Type-C充電できるパナソニックのシェーバー。コンパクトなのに普通のサイズのシェーバーと同じ性能を持つ。自宅での普段遣いのシェーバーと兼用できて旅行用シェーバーを別途用意しなくていい。しかし値段はコンパクトじゃない。

透明ポーチ

液体は機内持ち込み可能な透明のポーチに入れている。

液体用ポーチ

ヘアオイル

この手のものは現地で買うより日本製の方が品質が良い。機内持ち込み可能な100cc以下の容器に入れ替えている。

ヘアゴム

男にしては髪が長いため。短髪は寝癖がつくし、ワックスがないとキマらないから荷物を減らしたい&時短したい旅行時には案外面倒で。結べるくらいの長さの方が扱いやすい。しかもヒッピーっぽい雰囲気も出せる。心なしか髪を伸ばしたほうが海外でナメられなくなった。

ヘアコーム

旅行中の最低限度の身だしなみとして。

ハンドクリーム

顔にも手にも唇にも整髪用途でも使える万能選手。化粧水はかさ張るから持っていかない。てか普段から使ってない。スキンケアは来世でどうぞ。

歯ブラシ・歯磨き粉

何の変哲もない歯ブラシと歯磨き粉。
ところで歯ブラシのキャップって要るのだろうか?キャップつけたほうがブラシが乾燥せず不衛生な気がして、そのまま洗面ポーチに入れているが、何かしらの問題はあるのだろうか。ずっと気になっている。

  • タフトブラシ: 歯ブラシの定番

  • ジェルコート 5g: 歯科医御用達の殺菌効果が高い歯磨きジェル。無駄に泡立たず確実に歯垢を除去できる。どこかの業者が横流ししたサンプル用の小型容器のものがAmazonで買えて、機内持ち込みにちょうどいい。

ハサミ・爪切り

シンプルで小型な無印良品のハサミと爪切り。眉カット用の先の丸いハサミなら機内持ち込み可能なので旅行用として重宝する。旅先で眉カット用途で使うことは稀で、商品のパッケージを開けたりタグを切ったりする目的で使っている。

小物ポーチ

ガジェットポーチ、洗面ポーチにカテゴライズされなかった小物を寄せ集めたポーチ。

  • marimekko ポーチ: 北欧柄がかわいいポーチ。知人からもらって4年以上使っているが全然傷む気配がない。このポーチとガジェットポーチ、洗面ポーチはそれぞれ色柄が異なるため、暗い環境や急いでパッキングする際にひと目で識別できる。

ボールペン

入国カードを書く用。それ以外の用途では使ったことがない。沢木耕太郎のように漢字圏で現地の人との筆談に憧れるが、スマホが普及した現代にそのような機会はなかなか訪れなくて残念。日本の漢字に近い繁体字を使う香港や台湾でいつかチャレンジしたい。

  • ボールペン: 会社でもらったノベルティ品

痛み止めと胃薬があれば大抵の体調不良はどうにかなる。無印の小物ケースにバンドエイドとまとめて入れている。

ガムテープ

持っていれば安心なガムテープ。今までにガムテープが役立ったシチュエーションは、ホテルのコンセントがゆるすぎた時の固定、お土産を入れたサブバッグに空いた穴の補修、ゴミ箱がない安宿での机にゴミ袋固定、カメラのフォーカスの無限遠固定、などなど。

ポケットティッシュ

トイレットペーパーが無いトイレに遭遇した場合に備えて。現地でも買えるが、念の為のお守りとして常備。

  • ポケットティッシュ: どこかの街頭でもらった予備校の宣伝入りポケットティッシュ。ドミトリーで出会った外国人に「日本にはポケットティッシュを配るために雇われている人がいるのは本当か?」と尋ねられたことがある。

ウェットティッシュ

旅行時の必要最低限度の衛生を保ってくれるアイテム。飛行機や夜行バス泊でシャワーを浴びれない時、食べ歩きなどで。

マスク

乗り物移動時の乾燥対策として。

あえて持っていかないもの

最後に、私が旅に持っていかなくてよいと判断したものを列挙する。これらの物はいずれも過去に実際に旅に持ち出したことがあり、その結果不要との結論に至ったものだ。

  • スーツケース: スーツケースが無ければ、LCC利用時の受託手荷料金削減、受託荷物の受け取り時間削減、現地人に溶け込めるからセキュリティ対策、身軽だから自由なプランで旅できる(例えば、空港到着後一旦宿に荷物を置きに行く工程を省いて即観光を開始できる)、飛行機に乗り遅れそうなときに走れる、などなど多大なメリットがある。

  • iPad: PCとスマホさえあればiPadまでは要らないというのが現状の結論。iPadがあると飛行機で映画を見たり、旅先でのKindle読書が捗るのだが、それらの用途はPC・スマホでもできなくはない。本当はPCの代わりに軽くて操作しやすいiPadを持っていきたいが、旅先で文章を書いたり、仕事をしたり、一眼で撮った写真を管理するにはiPadよりPCの方が向いている。PCは内蔵バッテリーが大きいから緊急時にはスマホのモバイルバッテリーとして使うこともできる。

  • スリッパ・シャワーサンダル: かさばるから持っていかない。飛行機では靴を脱いで靴下のままで過ごしているが、特に不便に感じたことはない。宿でも同様。また、自分はシャワーサンダルが必要なほどシャワールームが汚いドミトリーに泊まることはないし、万が一必要になったら現地で買えば良い。

  • アイマスク・ネックピロー: アイマスクは無くてもフードを深くかぶれば全然寝れるし、むしろアイマスクのヘッドバンドの圧迫感がない方が熟睡できることに気づいた。ネックピローはかさ張る上にそんなに寝やすくないのでやめた。長距離便の座席はヘッドレストの両サイドが持ち上がり頭を固定できるため、この機能を使えばそこそこ快適に寝れる。もしくは、座席のテーブルに頭を伏せて寝る(授業中居眠りスタイル)。

  • 2日分以上の着替え: 衣類は最もかさ張るアイテムだから極力減らしたい。その日着た服をその日の夜にシャワーを浴びるついでに手洗いして一晩乾かしておけば、手間もなく少ない衣類で運用できる。そのため着替えは1日分、着ている服と合わせて合計2日分しか持たないようにしている。
    たまに1晩では乾ききらず生乾きの服を切る羽目になるが、慣れれば不快感は気にならない。濡れた服はそのまま着てしまえば体温ですぐ乾燥する(着干し)。寝るときに濡れた衣類を寝巻きと体の間に入れておくと翌朝乾燥するという技もある。これらのテクニックは登山で覚えた。

  • 洗濯洗剤: 宿泊先のシャワーで備え付けのハンドソープを使って衣類を洗えば洗濯洗剤は不要。コインランドリーを使う時にはその場で洗剤を買うか、洗剤代わりにシャンプーを使ったりしている。

  • ポケットWiFi, 物理SIM: 日本のキャリアの海外ローミングや、現地のesimの方が便利。

  • PCケース, カメラケース: PCやカメラを使うたびにケースから取り出すのが面倒で廃止し、ケースに入れずそのままバッグパックに放り込んでいる。特にカメラは撮影したいタイミングですぐ取り出せないとシャッターチャンスを逃すからケース無しの方が理にかなっている。バッグの中に入っている衣類がいい感じにクッションになっているようで、ケース無し生活を始めて数年経つがPCもカメラも壊れていない。

  • カメラの交換レンズ: 私が旅行する目的の一つは写真撮影なので、できれば一眼の交換レンズも持っていきたい。しかし、レンズは重くてかさ張るため、厳選した一つのレンズだけを持っていくようにしている。画角を変えたい場合はレンズを変えずに自分自身が被写体との距離を変えたり、iPhoneのカメラを使うことでカバーしている。iPhone 15 Proのカメラは相当画質が良く私のようなアマチュアカメラマンなら何も問題はないと最近気付いた。もはや一眼本体もいらない気がするが、キャメラを携えていると旅をしている感が強まるゆえこれだけは外せない。

旅行の帰り道のMRTにて。バックパックの空いたスペースとパッカブルトートバッグをフル活用してお土産を詰め込むとこのサイズ感になる。この2つの荷物はLCCの機内持ち込みが余裕で可能だ。


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