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素人のコラムやエッセイが収益化できるのか~noteを10日間やってみての所感と検証~

 noteにほぼ毎日10日間投稿をしてみた。現状と、10日間で分かったことをここに記しておく。

私のnoteの目的

 完全に趣味。ただ、趣味のついでに小遣いが少しでも入れば嬉しいのでAmazonのリンクを貼り付けている。あわよくば文章で食っていきたいが、何のバックグラウンドもない私にそれは難しいと考えている。

私のnoteの主な内容

 ここで知ろうとせず、他の記事を読んで判断してくれ!甘えるな!ビュー数に貢献しろ!

数字の分析

記事数:15

総ビュー数:1127
1記事あたりの平均ビュー数:75
最多ビュー記事:261
最少ビュー記事:24

総スキ数:96
1記事あたりの平均スキ数:6.4
最多スキ記事:16
最少スキ記事:1

総コメント数:1

最多ビュー記事の詳細(261ビュー)

『スト6』の「MRを気にせず楽しもう」は全部嘘。~MRとの向き合い方~

スキ数:9
タグ:
#ゲーム #ストレス #私のストレス解消法 #ストレス解消 #ストレス発散 #格闘ゲーム #スト6 #ストリートファイター6 #ストリートファイター #ストリートファイター6 #対戦格闘ゲーム #スト6 #スト6初心者 #スト6一口メモ

 私の好きなゲーム『ストリートファイター6』について書いた記事。Twitterで度々話題になることに対して私の考えを、あえて少し強めの言葉を使って書いている。
 まずは読んでもらえることを念頭にしているため、正直私の好みではないところもある。冒頭に書いたが、このnoteはあくまで趣味の範疇なので本来は「誰か共感してくれる人がいたら嬉しい」という程度のもの。そこにビュー数やAmazonでの収益などが加わると、趣味から仕事・義務のようなものになってしまい楽しく書けなくなってしまうと考えている。
 とはいえ、まったく読まれないと悲しいので、自分の中でバランスを保ちながら続けていきたいものだ。

 さておき、当たり前のことだがSNSで話題になることをテーマにした記事は読まれやすい。それができたばかりのアカウントが書いたものだろうと関係ないということが分かった。
 また、スキしているアカウントには恐らく情報商材屋はおらず、純粋な読者がほとんどだと思われる。『スト6』という分かりやすいテーマ、タグは強い。

最少ビュー記事の詳細(24ビュー)

妙義山と自転車事故。小学生のマウント合戦は私の見た幻だったのか

スキ数:4
タグ:#エッセイ #記憶 #登山 #絶景 #妙義山

 当たり前だが、何のバックグラウンドもない中年男性のエッセイなど読みたがる人はいない。それでも24ビューあるのは、noteの良いところだろう。
 noteはタグのおかげで少数ながらたまたま読んでくれる人もいるし、タグから釣れた情報商材屋がクリックしてくれることもある。後者は読者とはいえないが、それでも数字が伸びて少しでも注目度が上がるのなら悪いことではない。

 スキしているアカウントのうち、2件はYouTubeへの誘導や情報商材屋のようで、収益のために無差別にスキを押しているものだと思われる。
 もう2件は、それぞれ1年、2年前に投稿をやめている旅行記系のアカウント。これは恐らく読む専門でnoteを利用していて、タグから私の記事を読んだものと思われる。純粋な読者なので、非ッッッッッ常にありがたい!

最多スキ数記事の詳細(16スキ)

わらの鎧を脱げない|「石の話」【ガムトーク第3回】

ビュー数:38
タグ:
#エッセイ #プレゼント #恋人 #宝石 #石 #ガムトーク #初めての彼女

 意外にも『スト6』の記事を超えて、少ないビュー数ながらもエッセイ記事が最多スキを獲得した。
 しかし、これは記事が良かった訳ではない。というのも、スキのうち半数以上は情報商材屋だからだ。恐らくタグで釣られて読まずにスキを押したのだろう。「恋人」、「初めての彼女」、「プレゼント」、「宝石」というタグは、恋愛系のコンサルタント、副業や在宅ワーク系の情報商材屋に引っ掛かりやすいのかと思われる。
 とはいえ、やはり単純に数字が伸びるのはありがたいし、純粋な読者も20人程度はいると思われる。本ッッッッッ当にありがたい!

 ちなみに、全体で唯一コメントが付いたのはこの記事。コメントの内容はフォローバックをお願いするもので、情報商材屋によるものだ。絶対フォローバックしないぞ!

最少スキ数記事の詳細(1スキ)

斎藤くんが描いたドラえもんが、20年経っても心から離れない

ビュー数:27
タグ:
#エッセイ #思い出 #ドラえもん

 やはりエッセイは弱い。しかし、それ以上にこのビュー数とスキ数の少なさは、タグの数に原因があると思われる。noteには情報商材屋が多く、彼らは少しでも目に触れる機会を増やすためにスキやフォローを飛ばしてくる。その際に、無差別にするのではなくタグや検索を利用してある程度はターゲットを選別しているのだろう。タグが少なければ読者はおろか、情報商材屋の目にすら触れないということだ。

 ちなみに、1つだけあるスキしてくれたのは、ゲームブックを中心に紹介しているアカウントだ。ターゲットが狭く収益を主目的としていないと思われるし、運営も地道で長く、記事も専門的。良い意味で装飾にこだわっておらず、クリックを誘導していないと感じた。なぜスキしてくれているのかは分からないが、純粋な読者だったら嬉しい。

やってみたこと

・毎日投稿
 日付変更線の兼ね合いで完全な毎日投稿ではないが、1日1記事以上を投稿した。あくまで趣味なので、今のところは楽しくやれている。

・他の人の記事にスキをする(ただし、自分ルールの範疇で)
 やはり少しでも人の目に触れたいということもあり、スキを選んで押してみた。
 収益が目的なら完全無差別、あるいはジャンルを絞ってテキトーにスキを押しまくるのだが、やはり趣味の範疇で楽しみながらやりたいし、人様に迷惑を掛けるようなことはしたくない。そこで、今回は自分の精神衛生を保つためにルールを設けた。
 それは「"後で読む"の代わりにスキを押す」ということだ。これなら後で読んでスキを押したり、タイトルで本当に良いと思ったからスキを押したりしたのと変わらない。スキされた人も悪く思わないだろう。そこに嘘がないからスキ返しを目的とも思われにくいだろうし、自分にとっても相手にとっても悪いものではないはずだ。

・同じジャンルの記事を書いている人をフォローする
これも読者を増やしたいという目的で、スキと同じく精神衛生を保つために「面白そうな記事を書いている人」をフォローするようにした。

・私の記事を取り上げてくれた記事にコメントをする
一人だけだが、私の記事を取り上げてくれた人がいたのでコメントをしてみた。翌日も私の記事を取り上げてくれたので非常に嬉しいし、その人の記事はこれからも読んでみようと思っている。こういうところから輪が広がるのだろう。
 私のように趣味の範囲でnoteをやるならば、積極的に他の人とコミュニケーションを取ることは重要だ。無言のフォロー、スキよりもよっぽど意味がある。

noteと他サイトとの比較

 私はエッセイを数点『カクヨム』というサイトに投稿したことがある。このときの閲覧数は、身内も含めて1記事あたり10件程度だった。

 また、Twitterの広告のツリーにその宣伝を1週間程度、1日3件程度投稿し続けたことがある。主に漫画の広告で、その理由は二つある。一つは、暇つぶしに創作物を求めている人をターゲットにしたかったから。もう一つは、漫画の広告は続きを読むためにクリック(タップ)する必要があり、ツリーを表示する人が多いと予想したから。結果としては広告に吊り下げたURLの記事は閲覧数が10から40程度には伸びたが、他の記事の閲覧はまったく増えず、私の記事に魅力を感じてくれる人はいなかった。徒労。

 対して、noteは何もせずとも最低で20程度のビュー数は得られるし、テーマを明確にすれば始めたばかりでも200を超える。さらにタグをしっかり設定すれば情報商材屋が釣れて数字は伸び、結果的に注目度が上がる可能性もある。
 素人の書いたエッセイに対してこれだけの数字が付いてくるというのは予想外で、収益化を目指す人や情報商材屋が多いのも納得できる。文章でお金を稼ぐならnoteは悪くないのかもしれない。

 ただし、これが見せかけの数字である可能性は常に疑っていかなくてはならない。先に挙げたようにnoteには情報商材屋が多く、スキ返しやフォローバック目当てに数字が伸びているだけかもしれない。「10日間で1000ビューだから、もっと本気でやったらお金になるかも!」なんて考えるのは早計だ。
 そもそも私の場合は、あくまで趣味でやっている。もしお金がもらえるなら、それは私の書いた記事を面白いと思ってくれた人からが良い。ビュー数のうち本当に読んだ人は50%、面白いと思ってくれた人は1%、さらにお金を払ってくれるような物好きは0.1%程度に考えた方が健全だろう。現在のAmazonリンクを記事の最後に貼るのが関の山だ。

最後に

 この記事には情報商材屋が釣れるようなタグを多めに付けてみた(ただし、精神衛生が保てる範囲で)。どれだけ数字が伸びるか楽しみだ。

 少しでも何か得るものがあったという健全な読者は、下のAmazonリンクから何か買おう。不健全で読者でもないようなアカウントは、破産するくらい何か買おう。

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