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TRPGゲーム作り83回目(習熟レギュLv)

『テーブルトークロールプレイングゲーム UrbanFighter アケイドTRPG(仮)』
 前回のテストプレイで全員から良いとは言われなかったケドも、指摘されていた事の解決の一つとして効果があったのかもと思えたモノが「UFA習熟レギュレーション」で、今回はその話。

 今回は「UFA習熟レギュレーション」

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■「UFA習熟レギュレーション」について
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 下記画像の表を取り入れて、ゲーム外からPCやNPC等ではなく、PL達とGMが互いに相談して、どれぐらいのデータゲー難易度で遊ぶか事前に決める話をする。トレーラーやハンドアウト、シナリオレギュレーションに近い存在になるかなと…。

 自分が現在作っているTRPGはデータゲーと呼ばれたいと思い、その指向性のゲームを作っていて、その最中でテストプレイをしている。テストプレイのプレイヤーも様々な人が携わっていただいていて、TRPG初心者、システム初心者、メンツ初心者、データゲー好き、長くTRPGを遊んでいたがブランクがあって活発ではない人等々。

 TRPGでのデータゲーは、ルールブックのデータ(テキスト)を読み込みながらTCGのようなデッキを構築して、その構築したPCでプレイして遊ぶTRPGだと思う。慣れない人と慣れた人との格差やデータ量に面食らう人など、もうデータが多くてお手上げ!等、人によって楽しめない状況が生まれる事がある。これはPLがデータの読み込みが慣れていて、GMが慣れてない等もありえる。

 そこで考えたのが、ゲーム外からPLとGMとで規格を決めて、その範囲で遊ぶ手法として「UFA習熟レギュレーション」を作ってみた。

 実質10段階で大まかには「TRPG初心者」「システム初心者(アーバンファイターアケイドは初めまして)」「データゲーに慣れてる人」「このゲームに慣れてきた人」「このゲームを習熟した人」の5段階に前後を入れて10段階を設けてみた。

 仮に「今日アーバンファイターアケイドを遊ぶ上で、GMは説明を色々していく事になる」のだが、そもそもアーバンファイ―を遊ぶ、この卓の人たち(GM含めて)を考えると、習熟レギュレーションを“いくつ”で遊ぶかを相談する事で、伝える情報も制御(減らしたり、増やしたり)し、卓の参加者がデータで圧倒されず、また徐々にレギュレーションのレベルを上げながら遊ぶ事で、卓の誰もが楽しく遊べるのではないかと考えた。

 そして検証の為、6/17に試してみた。
 PLの1人目はLv3がいいと言い、PLの2人目はLv4がいいと言い、3人目はLv5がいいと言い、4人目はLv9がいいと言い、PL毎に求めるレベルが違った。
 ここでどうするかだけども、バラバラのレベルのままで遊ぶと格差が生まれて、一方が活躍して、一方が情報を絞られたが故に活躍出来ないという恐れがある。その為、卓全員で統一したレギュレーションレベルで遊ぶのが良いと考え、卓内で相談し共通のレベルを探る相談をした。

 もしTRPG初心者がいた場合などは低いLv0 or Lv1が良いと思うのだが、この6/17の参加者にTRPG初心者はいない。人によってはデータゲーに慣れてる人もいる。そこで相談する事にした結果、間をとってLv4とする事にして、全員が同じレギュレーションレベルで遊ぶ事となった。

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■習熟レギュとの関連づけ
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 下記画像は上記の習熟レギュレーションと関連づけられたテーブル表となっている。

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●筺体Lv
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 このゲームはゲームセンターのアーケードゲームを遊ぶゲームという特性上、キャラクターがレベルアップするのは不自然な為、Lvアップはしない事にしている。
 しかしRPG、TRPGも成長を全くしないという選択肢は、あまり得策ではないと悩み、その回答として…、そこで類似の方法として、シリーズ1作目、シリーズ2作目、シリーズ3作目というように続編が出る事によって、キャラクターのレベルが上がり、また複雑になっていく事を表しているのが「筺体Lv」というモノになる。
 この筺体Lvも、習熟レギュと関連づけていて、いきなり最初から複雑なゲームを遊ぶかどうかを検討する事が出来る(最初から無理せず低いLvのレギュで遊び易いカスタマイズが出来る仕組み)。

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●ワザ一覧
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 このゲームはデータゲーとしてスキルを250個くらいある。そのスキルに応じて、それぞれ「レギュ」という項目にナンバリングしている。このレギュの部分と、習熟レギュレーションは紐づいており、選択した習熟レギュのLv以下のモノを選択出来るようにする。現在のオンライン状態だとスプレッドシートのフィルタリングで解決出来る(不必要な情報を見せずに済む)。オフセではどのような解決方法があるかは現在模索中。

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●キャラクターシート
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 現在はオンライン中心で遊んでいる為、このキャラクターシート(ブランク)もスプレッドシートで対応している。こちらも画像の下に並んでいるのが、スキルの一覧を貼りつける部分になっている。
 スキル一覧の並びにもレギュが存在し、習熟レギュで紐づけられた番号以下であるかを確認できる。

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■まとめ・所感
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 6/17と比べてまた色々書きくわえている部分があるので、再度、このレギュレーションを使ってプレイしたいと思っている。

 アーバンファイターアケイドの習熟レギュレーションを試した結果、データを見る量が減り、面食らう人はいなかったし、もういいやと投げた人も少なかったと思う。逆に人によっては良策と判断してくれた人もいた。レベルを設定して情報量を絞る方法は、PL達にとっても、GMにとっても良いかもしれないと期待をしている(データゲーに慣れてる人にとっては足枷になってしまう問題点もあるんだけども……)。

 そして同じ卓の人たちなら、徐々に慣れながらレギュのLvを上げて行き、卓全員でデータゲーを楽しんで貰えるかもしれない…。

 どうでもいい箇所で少し迷ってるのが、ネーミング「習熟レギュレーション」「Lv」という表現が、下げる事がネガティブで上げる事がポジティブと思われかねないかを心配している。これはプレイしながら名称をそのままでいいのかどうか検証を繰り返していきたい。

つづく。


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