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ヨーロッパ 旅 ⑥ セルビア

■始めに

僕は今回105日間、41カ国ヨーロッパ一人旅をしてきた。
詳細は以下の記事。

帰国して思ったのはこのまま自分の記憶のまま終わるのもいいが、時日が経つと薄れてしまうもの。なら紀行文でも書こうかと。またせっかくなら誰かの参考になれたら僕自身も嬉しいのでこのnoteにつらつらと記していこうと思う。
文章が稚拙でかつ平坦なのはご愛嬌でよろしくお願いします。

■これまでの記事

①1日目〜4日目
成田→シンガポール→アテネ(ギリシャ)編はこちらから。

②5,6日目
ティラナ(アルバニア)編はこちら。

③7~9日目
オフリド(北マケドニア)→スコピエ(北マケドニア)編はこちら

④10~12日目
ソフィア(ブルガリア)編はこちら

⑤13~15日目
ソフィア(ブルガリア)→ブラショフ(ルーマニア)→
ティミショアラ(ルーマニア)→ベオグラード(セルビア)編
はこちら

■⑥ヨーロッパ旅 16,17日目

日時:2022年11月8,9日
場所:ベオグラード(セルビア)→バス

セルビア

■11月8日(火)

ベオグラード(セルビア)
〜渡航16日目〜

●記録

9時ごろに起床。シェアルームのところに降りると机を占拠されている。机にいる人はみんなパソコンと睨めっこしている。おそらく仕事だろう。
これも今回からとても見かけたが、コロナ禍になりリモートワークが普及した結果であろう、旅をしながら仕事(仕事しながら旅?)をしている人と出会うことが多かった。夕方から夜、あとは週末は旅をする。平日の日中は仕事のようなスタイルだろう。そういった人は皆ライフワークが充実しているのか生き生きとしていた。そういった人がシェアルームの机を占拠している状態。
なのでじゃあ朝ごはんは外でたべそのまま動くことに決めた。

ゲストハウスで働いている人にオススメのお店を聞いてそこへ。ポークのおすすめ頼んでみた。なかなかジューシーで良い感じ。

ツイカ

お腹も膨れたので歩いて市内を周遊することに。旧市街のような街並みのところに着く。

まだ開いていないがたくさんのバーが並んでいた。人だかりがあるところがあったので近づいてみるとカメラや他の機材があり近くには中世の格好なのではというような人が待機していた。聞いてみるとCMの撮影らしい。
歩いてみるとこういう偶然に出会ったりするから面白い。その様子を見た。
みんなで走ってはやり直し→走るの繰り返し。何回目なんだろう。こうやって作られて行くんだと勉強になった。
でそこからバイバイしているとまた変わったペットを連れているおじさんがいた。近づいてみるとおそらくヤギだ。興味深く見ていたら触っていいよ、写真撮影していいよと色々してもらった。ヤギに舐められ臭かったのとヤギを触れた手の匂いがラムのあの匂いで臭みってこれなんだと体感してわかった。

で色々回っていたがベオグラードはなかなか広いのと想像以上に都会だ。なのであまり現地の人と触れ合う機会もない。ただ旅は現地の人と接してこそ価値のあるものだと思っている。
考えた結果近くにあったベオグラード大学に勝手に潜入することにした。
ウロウロ。結構時代を感じる建物。エレベーターのガタガタ感がなんとも面白い。

ベオグラード大学

で色々回っていたが接する流れもできないので、

考えた結果、日本語の授業に勝手に潜入して先生と交渉して一日 日本語講師として参加すれば現地の大学生と仲良くなれるのではという名案が浮かんだ。
そこで大学内にいる学生に日本語の授業はどこ?と尋ね教室まで連れてってもらった。その学生の指示通りその教室に入って授業を受けていた。

だがちょっとして気が付く。そもそもセルビア語を知らないので彼らが何かを話しているのは全く分からない。ただ他の言語の発音や練習しているのはなんとなく分かる。ただ明らかに日本語でない。先生に英語で聞いてみると「アラビア語」の授業だという。それは分からないはずだ。「セルビア語でアラビア語の授業」もう2度とない経験だろう。
ただそこで交流はできず。で教室から出ると紹介してくれた学生が窓側でタバコを吸っていた。

事情を話すと彼らは大笑い。確かにとても面白いネタができた。で彼らと色々話をしていると仲良くなった。今から怒られに行くといって一緒に職員室にいき彼らの説教されている姿を見た。

説教されていた

で一人がカフェに行くからと言い僕もついて行った。彼はロシア語とセルビア語が話せる人で僕は日本語と英語が話せる人。なのでほとんどお互いが何を話しているのか分からない。
翻訳アプリをうまく使いなんとなくコミュニケーションをとった。彼はタロット占いが好きらしく占ってもらった。なんだかめっちゃ悪いことあるとかどうとかいっていたが占った結果も言語が違うため結果もよく分からなかった

しばらくすると英語が話せる友達が二人来てくれてコミュニケーションが取れるようになった。その後カフェから出て3時間くらい市内を案内してくれた。

一気に距離感のあったセルビアが近くなり良い時間になれた。最後にたまたまお土産屋さんにセルビアのものが売っていたのでそれをお土産でくれた。また頑張って調べた日本語を見よう見まねで書いた手紙も添えてくれた。

たまたま学校に居合わせただけの仲なのにここまでしてくれるなんてほんと人に恵まれている。ありがとう。本当に感謝、旅って素晴らしいなと強く思った時間だった。で遅くなったのでホステルに戻り就寝した。

●払ったもの

セルビア 1ディナール = 約1.21円(2023年3月8日現在)
・豚肉 1440ディナール
・カフェ 350ディナール
・シシケバブ 280ディナール
・飲み物 98ディナール
計  約 2190円

■11月9日(水)

ベオグラード(セルビア)→バス
〜渡航17日目〜

●記録

起床。

まずは今日の夜からセルビア→コソボに行くことに決めた。調べると行く方法はバスのみバスステーションまで行く。行く途中で人が並んでいるパン屋のようなところがあったのでそこでパンを食べた

でバスステーション付近まで行くと公園のようなところがある。入ってみるとなんだか空気が変わる。


簡易的なフリーマーケットがあったりだらっとしている人がいたり、何よりそこの公園にはたむろをしている人が多い。で人の様子を見てみるとすぐ分かった。
ラマの人の居住地だ。アルバニアからちょくちょくラマの人(ジプシー)は盗みを働く物乞いだから気をつけろみたいに言われてきたが、はなからそんな悪い人ではなく、そういうイメージは社会や歴史が作り上げてきたのであり、貧困になるようなサイクルを強いられていることそのものがいかがなものかと思っているのでその公園も変わらずウロウロした。
僕は人はエナジーがあり、それがプラスなら良い雰囲気で逆も然りだと思っており、大変な生活が強いられているからか負の雰囲気がすごかった。だから治安が悪そうにも感じてしまうのだと思った。

バスのステーションへ。コソボの首都プリシュティナ行きを言うとまずあっちの深夜3時ごろに着くとのこと。なかなかだ。まあ頑張ろうと思った。次に現金のみだから足りないならATMでおろしてこいとのこと。色々あるが従って明日深夜につくバスをとった。

セルビアの首都ベオグラードは広い。今日は昨日行けなかったエリアを探索することに。

そこのエリアもとても栄えている。そんな通りの中にビルが普通では考えられない半壊した姿で建っているのがあった。そこの下には「NATOを止めろ」のような文字が。つまり戦争で壊されたところだ。
昨日の大学生がロシア語を話したり、ゲストハウスに泊まっている人で今の戦争からロシアが孤立することを恐れ、逃げてきた人もいた。この国はNATOでなくロシア側であり、だからセルビアとコソボで行くことが厄介だったりするのだ。またクロアチアとセルビアも不仲というのもネットで書いてあった。
日本人がなかなか知らない姿であり、それをこの時体感することができた。実際に壊された建物の姿は衝撃を受けるし、そこからこういう事実を伝えて行くというのはとても大事だと思う一方、NATOを敵のように見せる言いようは今後もこのようなことが起きてしまうのでないかという暗示も見え恐ろしくも感じた。

戦争跡
STOP NATOの文字

そんな感じでうろうろしていたら昨日あった子から連絡が。
日本語習ってて日本語勉強している友達が会いたいらしいんだけどどう?」とのこと。それは面白いと思い会うことに。
時間が夕方ごろだったのと市内巡りはひと段落した感じがあったのでお昼過ぎなのにパブに入ってお酒を飲みつつまだ終わっていない課題をすることに。
これが終わらないと単位が取れず卒業ができないので旅しつつ時間があればこまめに取り組んでいる。
こういう時間もありだなと思い課題をした。ただお酒が入っていることもあろう、そんなに集中はできなかったが。

でしばらくしたら日本語勉強をしているベオグラードの大学生が君のところにいく。とのこと。で、来た笑。
日本についてたくさん質疑応答され、パッと答えられないこともあり、日本人として恥ずかしいこと、また海外に行くと必然と日本人代表のように扱われるがために僕のイメージ→日本のイメージに繋がってしまうんだと思った。日本語勉強していることからか自己紹介の日本語はとてもお上手だったがそれ以外はシャイなのか話してくれず、ずっと英語で会話した。
今日の予定を聞かれてコソボの首都 プリシュティナに行くといったら
一人がプリシュティナ出身で両親はコソボ出身とのこと。
おお、それはそれはと思いプリシュティナについて尋ねると
あんまりオススメできない。セルビアに来た以上両親も含め祖国のことは考えないようにしているしもう帰らない」とのことだった。

でみなさん時間だというのでオススメのレストランさんだけ聞いてバイバイ。
そこにいって残ったセルビアのお金をなるべく全部使えるよう工夫して注文した。オーダーしてから来るのにだいぶ時間がかかったが結構美味しかった。

でバスの時間になりバス停へ。

仲違い、戦争の後、プリシュティナ出身の大学生の話を聞くと本当にちゃんといけるのか少し不安もありつつバスへ。


次なる目的地コソボへと向かう。

●払ったもの

セルビア 1ディナール = 約1.21円(2023年3月8日現在)
・夜ご飯 1120ディナール
・水、ヨーグルト 132ディナール
・パイ 180ディナール
・バス プリシュティナ行き 1980ディナール
計 約4129円

■次の記事

次はコソボの体験を綴る。

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