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ヨーロッパ 旅 ④ ブルガリア

■始めに

僕は今回105日間、41カ国ヨーロッパ一人旅をしてきた。
詳細は以下の記事。

帰国して思ったのはこのまま自分の記憶のまま終わるのもいいが、時日が経つと薄れてしまうもの。なら紀行文でも書こうかと。またせっかくなら誰かの参考になれたら僕自身も嬉しいのでこのnoteにつらつらと記していこうと思う。
文章が稚拙でかつ平坦なのはご愛嬌でよろしくお願いします。

■これまでの記事

①1日目〜4日目
成田→シンガポール→アテネ(ギリシャ)編はこちらから。

②5,6日目
ティラナ(アルバニア)編はこちら。

③7~9日目
オフリド(北マケドニア)→スコピエ(北マケドニア)編はこちら


■③ヨーロッパ旅 10〜12日目

日時:2022年11月2日~11月4日
場所:ソフィア(ブルガリア)

ブルガリア

■11月2日(水)

ソフィア(ブルガリア)
〜渡航10日目〜

●記録

ソフィアに到着夜12時
着くもののバス停から市街地、ホステルまで歩いて1時間以上かかるという状態。タクシーはあるもののブルガリアの現金のみの対応でブルガリアの現金は持ち合わせていない。
ATMは何故だか営業時間外なのか稼働していない状態。
少し困った。どうしようか。寒い上に知らない土地を1時間夜歩くのはなかなかのハードルだ。正直いって歩きたくない。

考えつつウロウロしていると同じように考え込んでそうな女性3人組がいた。彼女らは僕と同じバスに居合わせていた方達であり、同じように予定以上に遅れたバスで困っているようだった。
もしかしたら彼女らは今僕が持っているユーロをブルガリアのお金に交換してくれるかも、と思い話をしてみた。僕が持ち合わせていたのは20ユーロの紙幣と50ユーロの紙幣。大金だったのか3人合わせてもそのくらいに交換できるブルガリアのお金は持っていない、とのことだ。なので断られた。無念。
で、「どこまで行きたいの?」と聞かれる。
予約したホステルの住所を見せると

彼女らは話込み出し、一人が「おっけい」。とつぶやいた。
すると彼女らのお金を合わせたブルガリアのお金を僕に渡してきた。

頂いたブルガリアのお金

「持っていって」。とのこと。
「え?そんなことある?」驚いてしまった。

たまたまバスで行き合わせただけの仲なのに僕の困っている姿を見て僕にお金を寄付してくれたのだ。そんな申し訳ないことったらありやしないので断ろうと思ったが1時間以上歩く以外の手段が今ない。謝ったところ、
「謝るな、私たちも君が喜んでくれるのをみると嬉しいからそれで十分だ」という。
なんということだろう。僕らは何かするとしたら見返りを求めたり、貸し借りを第一に考えてしまう。日本には「おもてなし」のような言葉があり、バイトをするともてなすんだよと教わるがそれってもてなしてあげましょうみたいな立ち位置。つまり「してあげる」のスタンスだ。
それが彼女らは「相手の喜びが私たちの喜びの一つ」。ただそれだけ。そこに見返りや打算的な考えはないのだ。キリスト教で説かれる「隣人の愛」が染み付いているのだろう。とても嬉しい、ありがたい一方で申し訳ない気持ち、そして自分の今までの心の小さい姿が悲しくなる、そんなひとときだった。

僕を救ってくれた ヒーロー

そして何度もお礼を言い、タクシーに値段を聞き、もらったお金でホステルまでいけることを確かめてタクシーに乗ったのだった。

乗ったタクシー

でホステル付近へ。

日もまわっていた事もあり、オーナーがいなかったがたまたまそこに滞在している人を見つけ開いているところを聞きそこで就寝したのだった。


朝9時ごろ目覚める。

目覚めると体調の異変に気がついた。なんとも気だるい。そしてぼーっとする。喉も痛いような感じだ。これは困った。
ただここのホステルは一泊のみの予約だけだったので11時にはチェックアウトしなければならない。どうだろう。今から2時間後に動けるだろうか。そして体調は戻るだろうか。自問自答した結果難しいと判断。
フロントに行き、もう二泊できないか、と聞き二泊延長をすることに。

趣ある宿

部屋移動され、またもう移動できるとのことだったので移動した。

移動した場所は屋根奥でシングルベッドが等間隔に右側に15個ほど、同様に左側に15個ほど並んでいるような大部屋だった。部屋内は泊まっているバックパッカーの衣服や荷物でゴタゴタしている感じでまるで合宿所のような感じ。

合宿所のような宿
合宿所のような宿

部屋のメンツを見てみると仙人のような髪と髭の男性が3人ほどいる。
この異空間にとてもワクワクした。「旅」って感じがなんともたまらなかった。

そんな旅人の極みの人が集まるような部屋で再度睡眠を取ることに。
目を瞑るとすぐに寝ることができ
起きると15時ほど
先ほどよりは身体の調子は良くなっている。病を治すには「睡眠と食事」というくらいで睡眠をとると大体の体調はある程度は回復するものだ。睡眠はある程度とったのであとは食事だろう。シャワーを浴び外に出て食べることに。

ソフィアのトラム


近くに並んでいる場所を見つける。ピザ屋だ。あまり栄養は高くなさそうだが食べれるものを沢山食べておこうとピザの大きなピースを二つ注文。ついでに飲むヨーグルトもどう?と勧められる。ここはブルガリア。ブルガリアヨーグルトが有名なようにヨーグルトが有名なのだろう。体にも良さそうだったので500mlの飲むヨーグルを注文しバクバク食べ飲んだ。

ヨーグルト
ピザ 2ピース

で気持ちで元気になったと誤魔化し一度ホステルに戻る。少し元気になったし市内観光したいなと思った。ただ一人でするのもなと思っていたところ
SNSでアルメニア人が「暇なら街散策しない?」と声をかけてくれたので近くの公園で落ち合った。彼は姉or妹がここブルガリアに滞在しているらしくその流れで今きているらしい。何度もブルガリアの首都ソフィアの市内を回ったことがあるので色々教えてあげると言われ色々な観光名所に説明をしつつ連れていってくれた。体調悪いからかあまり覚えていないが教会がとても厳かで

教会

また今までの国の教会と違う感じだったのを覚えている。で有名な通りを案内してくれたりして夕方解散した。

彼がいっていたことと実際に見て気がついたことだがソフィアには色々なファストフードが立ち並び現地の人はそういった食べ物ばかり食べている。特にピザ屋がたくさんあり、ピザを食べている現地の人はたくさん見た。

で戻ってホステルのシェアルームへ。とても趣のある作りで多くの滞在者で賑わっている。そこに座っているパキスタン系の香港人と話が盛り上がり、でサンタのような見た目のスウェーデン人のおじいさんと仲良くなり明日トレッキングをする約束をした。またルーマニア人でアイルランドのダブリン在住の人は日本のポップカルチャーにとても興味があるらしく色々日本のゲームやアニメの話で盛り上がった。

ルーマニアの友達 ビールが大きい


だが体調がまたすぐれない感じであったので早めに離れ就寝をした。

●払ったもの:

ブルガリア 1レフ=約73.7円(2023年3月6日現在)
・ピザ 8レフ
・ピザ 4レフ
・水、炭酸 2.55レフ
・ヨーグルト、ブルガリアの飲み物 2.05レフ
・宿 17レフ
計 約2476円

■11月3日(木)

ソフィア(ブルガリア)
〜渡航11日目〜

●記録

朝8時に起床。というのも昨日の夜出会った香港人とスウェーデン人のおじいさんと9時に集合をしてトレッキングをする約束をしたからだ。昨日は体調が悪く気だるい感じがずっと続いたが今日の朝は少しは回復。万全ではないが後は気合い、ご飯でエネルギー蓄えるんだ!と言葉でだまし朝ごはんを食べ彼らの元へ。

スーパーで買った惣菜

二つほどトラムを乗り継いで到着。

トラムの乗車にはクレジットカードが使えてとても便利。今までのバルカン半島エリアとは違うなと思った。

到着するともうそこは斜面で周りには山歩きをする格好の人がチラホラ。歩いて行くと本格的な山道に。スウェーデンのおじいちゃんは山登りに慣れているらしく序盤からスタスタと歩き出して早々にはぐれてしまった。
なので僕は香港人と二人で山登りをすることに。

香港について、日本について話をしたり、旅についてや生き方について語ったり。日本では触れないような考え方がなんとも新鮮だった。スウェーデン人のおじいさんとは全く遭遇することはなく。なかなかハードな道のりで4時間ほどかけてようやく上らしきところへ。

頂上は+4時間ほどかかるよと言われ断念。上らしきところは広大な公園のようになっている。日差しがしっかりと入りなんとも気持ちがいい。そこでレジャーシートを広げてごはんを食べたり、犬と戯れたり。僕もそこに行き横になった。

なんとも気持ちがいい。そして体調がイマイチなのとまあまあな距離を歩いたので疲れを感じしばらく仮眠した。香港人の友達は近くの売店で食べ物を買い椅子に座ってゆったりしていた。
で寝ていると起こされ、早めに帰らないと暗くなるから下ろうとのこと。下った。

その道のりもなかなかハードでだいぶ疲労は溜まった。また道も迷ったり途中激しい下りもあったりして大変だったからこそ、バス停まで戻った時は本当に歓喜を挙げた。バスは30分に一回でだいぶ待たされた。
途中の駅で大きなショッピングモールがあったのでそこでおりてしばらくウロウロして何も買わずまたバスに乗って市内地へ。本当にお腹減ってどうしようもなかった。香港人がイスラム教なので一緒にハラルのお店でテイクアウトをしてホステルに帰った。時刻は19時ほど。9時ごろから始めたので10時間くらいかかった。共有ルームにいきテイクアウトをしたハラル料理を食べる。旨すぎ。上にあったナンのようなものはケバブの肉を温めるところで少し熱したのだがそれが燻したような味になってうまい。チキンもジューシーすぎて感動だった。またコメを久々食べれたのも最高だった。トルコが近いからだろう、本格的。ただ香港人がいうにはトルコはもっと美味しいししかももっと安いよとのこと。マジか。トルコの憧れが高まった。

ハラル料理

で食べているとそこにははぐれたはずのスウェーデン人のおじいさんが。話を聞いてみると夕方にはもうホステルに戻ったのだとか。その上頂上まで登ってきたという。あんなにハードなのをよくケロッと登ったなと。彼は2ヶ月ほど「山」を一つコンセプトにヨーロッパ中を一人で旅しているとのこと。年齢を聞くと75歳。本当にエネルギッシュなおじいさんだ。で色々話をした。

香港人とスウェーデン人と
この旅のキーパーソン

このおじいさんとは今後運命的な出会いを果たす。
自分の体がまだ万全でないので今日たくさん寝て完全に回復させよう!と決め 22時半ごろに合宿所のような部屋で就寝。

●払ったもの:

ブルガリア 1レフ=約73.7円(2023年3月6日現在)
・宿代 17レフ
・ヨーグルト、肉、ポテト 8レフ
・アイス 1.6レフ
・スーパーで ヨーグルト、ジントニック 5.02レフ
計 約2330円


■11月4日(金)

ソフィア(ブルガリア)
〜渡航12日目〜

●記録

ソフィア3日目。9時ごろに起床。
体調は、、だいぶ良さそうだ。今日までの宿だったので朝シャワーしてチェックアウトの準備をする。昨日洗った洗濯物が乾いていないのでそれを放置しながらチェックアウト。荷物ホステルに置いて外に行くことに。共有ルームに行くと昨日ともに山に登った香港の友人が。今からごはんを食べに行くという。イスラム教なのでハラル料理だ。
昨日のものが最高に美味かったのでついて行くことに。また違うハラル料理店。

買ってホステルに戻り食べる。相変わらず旨すぎる、ハラル料理

その土地のローカル料理を食べるのもいいが、日本で食べれない違う国の料理をその土地で食べるのもありだ。
で食べていると連絡が。高校時代の部活の後輩だった。
「ブルガリアにいるのですか?今日会えたら会いましょう。」のこと。
そうだった。彼はブルガリアの大学に通っているのだった。特にやることは決まっていなかったこと、また彼とも久々に会いたかったので同意。夜ごはんを一緒にソフィアで食べることになった。

で今から夜までの間はどうしようか考えてたが香港の友人が今日は市内を回ったり葉書を書くと言っていたのでそれも面白いな!と。
市内のお土産屋さんにいきブルガリアのポストカードを購入。郵便局に行き切手を買い親族に向けハガキをかきポストに投入。赤でなく黄色のポストカードが印象的だった。
でマーケットへ。色々売っている。日本の規格にないキャベツがあったり大きなパプリカがあったり。豚の足がそのまま置いてあった。

とっても大きい。また地元の人の様子も面白い。歩いていると走り回る野犬がいるのも日本と違う景色。特段にこれ!という場所はなかったが良い時間だった。

でホステルに戻る。次の渡航先移動手段を考える。昨日スウェーデン人のおじいさんがヨーロッパの電車乗り放題のチケット(日本でいう青春18きっぷ)があると聞き調べてみると学生割引でも11マンほどするが3ヶ月乗り放題のものが。どれほど乗るのだろう。これは必要なのか、検討したがヨーロッパの旅人が激推ししていたほどだ。彼を信じて購入した。(=ユーレイルパス)で次は北上してブルガリアからルーマニアに行くことに決めた。
ブルガリアからルーマニアに行くには列車が。ただ明日の早朝ソフィア発だ。まだ今日の宿は取っていないが、でも始発で行くのに宿も取るのも悔しいな、とか考えつつ、後輩がそろそろバスでソフィアの中心にくるとのことだったので
香港の友達とはバイバイ。彼は「クレヨンしんちゃん」が好きな本当に親切で優しい人だった。あた会えるなら是非とも会いたい。

市内の方に行くと後輩が。久々の再会。そして日本とは遠く離れたこんな場所であえる不思議な感じ。色々会話をしつつまだ食べていなかった、ブルガリアの料理屋さんに行くことに。ブルガリアはワインが有名とのことでブルガリアのワインを飲みつつローカル料理。ヨーグルトと卵を使った料理

ヨーグルト✖️卵 料理

あとは大きな硬いパンに小さいハンバーグが詰まった料理

肉肉しい
ナイフが刺さっている

どちらも洒落た味がして、かつ食べたことのない味で美味しかった。二品しか頼まなかったが毛こうボリューミーでお腹いっぱいになった。

で金曜の夜ということもあり、飲みに行くことに。彼のオススメのパブのようなクラブのようなところへ。21時ごろ。全然人がいないのでここにいるか悩んだがとりあえず一杯頼んだ。エントランスはフリーだったのもののお酒は1500円ほどしたのでブルガリアでは高め。あまり飲まないようにしようと決める。人がだんだんと増えつつ22時ごろ。後輩は明日大事なテストがあり勉強をしなくてはならないとのことでバイバイをした。

後輩と

僕だけ残される。明日の7時には少し離れた駅に行き列車に乗らないといけない。ただ宿はまだ取ってないしお金はケチりたい。

ここのクラブに朝までいることに決めた。

●払ったもの:

ブルガリア 1レフ=約73.7円(2023年3月6日現在)
アメリカ 1ドル=約135.6円
・ユーレイルパス(3ヶ月自由列車乗車券) 782ドル
・ハラルお弁当 8.5レフ
・ヨーグルト 1.7レフ
・クラブお酒2杯 29レフ

計 約2889円 ユーレイルパス 約106039円

■次の記事

次はソフィア(ブルガリア)→ルーマニアの体験を綴る。

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