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毒親とわたし。《親に捉われる人生をやめる勇気》

親と対等に生きる事の話



■毒親とわたし

子どもが親の影響を受けるのは避けられません
しかも、それは時に悪影響となって現れてきます


その多くは、
子どもが親の庇護下にある事に起因します。

そもそも親と子の関係性は対等ではありません。


親は意識せずとも、子を自分よりも下の存在であると認識しています。


これはある種仕方のない事なのですが、それが過剰になると子どもの精神状態に影響を及ぼす様になります。





私自身、親から受けた影響は計り知れないモノがあります。私の場合、高校進学、大学進学、就職までの流れはすべて父が決めました。



私は自分の人生であるにも関わらず、
人生を自分で選択する事なく生きてきました。


父の決めた就職先で、苦痛を感じた私は、
父に相談なく転職する事に決めました。


しかし、それが父の逆鱗に触れました。



父に辞める事を告げると大激怒し、『転職なんて上手くいく訳がないだろう!』と強い口調で言われました。


幸いな事に、その時の私には彼女がおり、彼女が背中を押してくれたので、無事転職に踏み切る事に成功しましたが、彼女が居なかったらきっと、私はまだ父の傀儡として魂の抜け殻となっていた事でしょう。




何の為に生きているのか分からないままに、辛い人生を生きる事となっていたに違いありません。


それを想像すると、未だに背筋が凍ります。



私の父を『毒親』と呼ぶのかは不明ですが、私の人生に大きな影響力を及ぼした事は確かです。


父は私が失敗しない様にと、父なりの甲斐性を見せていたという側面はあるにせよ、それが私にとっては、『毒物』として作用してしまった面は見過ごせません。


この記事では、この様な境遇を持つ私の実体験も併せて、『毒親』の影響力について記述していきます。





■毒親について


まず、毒親とは何かについておさらいします。

毒親とは文字通り、『子どもの毒になる親』の事を指します。過干渉・過保護、過度な支配・管理、価値観の押し付け、などによって、子どもに悪影響が出た場合に、『毒親』と定義される様です。


幼少期に親から抑圧を受けた子どもは、
大人になっても自立的な精神を保てません。



親に決められる事が当たり前になっているので、いざ社会へ飛び出そうとする時、親という松葉杖がないと立てない状態に陥っている場合もあります。



そんなヨチヨチ歩きの人間が、社会に出れば、すぐさま周囲との差に絶望を覚え、二度と立ち上がれないほどの挫折に打ちひしがれて、一日中ベッドに包まる謎の生物(ニート)になってしまうのも頷ける話です。


愛ゆえの過保護・過干渉が、子どもを社会不適合に追い込むというのは、なんとも皮肉ですね。


獅子が子を千尋の谷に落とす』ということわざがありますが、実際には、このくらいの勢いで、その子自身に自力で人生を歩ませる覚悟が必要なのだと思います。


子どもが何も苦労しない様に、清潔な無菌室の中に閉じ込める様な事をしていると、その子は社会に蔓延している雑菌たちに、たちまち侵されて精神異常を引き起こし易くなります。


子どもの内に、ある程度免疫をつけておかないと、先の人生で大病を患う事になってしまうのです。



私は『毒親』が問題視される点は、毒されている現時点だけでなく、大人になった後にまで尾を引く点にあると考えています。



過保護にされた子どもは、
親の価値観の中でしか生きられません。


そして、その価値観との相違が生じてきた時に、
その相違に苦しむ事となります。


外の世界を知らず、親の価値観を正しいと信じているので、その相違を疑う事すらできません。


親の価値観に捉われてしまった子どもは、じわじわと首を絞められる様に、心を殺されていきます。


本当の自分がどこに存在するのか分からないまま、世界が闇に染まっていくのです。




■毒親とアダルトチルドレン

毒親に毒されている人は、
反抗期がない場合が多いです。


私もそうだったのですが、親の庇護下にいる内は、親に逆らうと生きていけないという事を知っているので、親におもねる様な生き方をしてしまうのです。


私は小学生の頃に一度、学級委員長に立候補しました。でも、これは私の意思ではなく、親を喜ばせる為に、学級委員長になる事を選びました。


親から評価を受ける事で、親からの信頼を獲得しようと必死だったのでしょう。


やりたい訳ではない学級委員長の責務は、私に重くのしかかり、無能の私は手をこまねくだけの迷惑な存在となりました。


そして、勝手に絶望的な気分になるという極めて不合理な感情を想起しました。

しかし、当時の私はそれでも親に捨てられない様に親に認められる生き方を選んだのでした。


似たような経験をされた方も、もしかしたら多いのではないでしょうか?



ここで問題なのは、こういった『親に捨てられない様に生きる』という概念が、大人になっても残り続けている人の場合です。


もはや、金銭的に親から支援を一切受けていないにも関わらず、幼少期の癖が抜けきらず、親の機嫌を伺う様にいきてしまうのです。

私はこれが『アダルトチルドレン』の直接的要因だと思っています。



『子供』であるという観念が抜けていない人は、
精神的自立を果たせません。



私も20代はこの症状に悩まされ、強い社会不適合をきたし、人生に絶望感を感じました。


なので、今あなたを包んでいる気だるさの原因は親からの精神的自立を果たせていない為に起きている『アダルトチルドレン』的症状なのではないか?という事を改めて念頭においてみて下さい。


すべては原因を知る事から、
解決に向かいます。


毒親に捉われるのは、
今日で終わりにしましょう。






■毒親に捉われない生き方


『自分がなにも上手くいかないのは毒親のせいだ!』と言っていても、何も人生は好転しません。


これは、20代前半のわたしも通ってきた道なので、間違いないです。


親のせいしている時間は、
無駄でしかありません。


人生は停滞し、時だけが過ぎ去る。



こんな怖いことはありませんよ。


だから、どこかでこの負のスパイラルから抜け出す必要があります。


まずは親の目線に立ってみる事から始めて下さい。




よく考えると、親ってスゴいですよ。


仕事をしつつ、子どもという一生命にご飯を与え、大学にまで行かせてくれたりするのですから。


しかも、親だって子どもを育てるという事自体が初めての体験なのですから、少々間違った事も起きるものです。


人間は不完全です。


だからこそ、時に寛容に相手の立場に立って考える事も必要だと思います。


あなたは毒親の元で育ちました。


それは事実で、
それによる不利益は計り知れません。


しかし、親にも不利益はあったはずです。


なので、お互いが手を取り合う様な関係をまずは目指す。その上で、話にならない親なのであれば、絶縁してしまえば良いのです。



なんにせよ、親であっても他人である事に変わりはないので、親に捉われず、自分の人生を生きてください。


親のせいにして、前に進まない人生には、
1ミリも価値はありません。




この先は有料ですが、私がアダルトチルドレンを治した道筋について、事細かに記述していきます。


実体験に基づく記事となっているので、読み物としても面白い内容です。ぜひご購読下さい。


精神的自立が果たせず、訳も分からずに社会に蹂躙されている人は、なにかしらのヒントを得られると思いますよ。


ご購読特典として、もし深い悩みがある方はTwitterへDM下さい。悩み相談にメッセージ or お電話にて全力で答えます。



ここで、私がアダルトチルドレンから抜け出すのに役立てた書籍を紹介します。

自立と孤独の心理学』加藤諦三 著です。

この書籍では、親から愛されなかった者が、その愛情飢餓感からどの様な心理状態に陥り、そしてどの様な行動を取るのかを具体的に示してくれる良書です。その欠乏感が人間の精神を歪め、当人も知覚できない所で作用し、人間関係に大きな歪みを生み出してしまう仕組みを体系的に理解できます。悩んでいる方は、ぜひ私のアダルトチルドレン快癒体験記と合わせて、ご購読下さい。


最後に、

私が創ってるエレクトロニカ音楽を
聴いてから、帰って下さい!!

この曲は、

ペンギン暦6435年、コウテイペンギンとキングペンギンの争いは、苛烈さを増した。コウテイペンギンサイドは、ついに、ペンギン型巨大ロボット試作機『Pen-08G』の開発に成功し、その性能を誇示する

アップテンポで楽しい
ペンギンミュージックです!!!!!

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