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孤独を怖がっている自分

最近とっても仲のいいチリ人の友達がいます。彼女は41歳でサイコロジストの仕事をしていた人。英語はめちゃくちゃ下手くそだけど、とってもチャーミングな女性です。

とにかく私たちは仲が良く、二人でアイリッシュパブによく行きます。
そこでいろいろ話します。しっかりと伝えたいときには、英語では細かいニュアンスが伝わらないので、スペイン語⇒日本語のグーグル翻訳を使いながら会話をします(先生には内緒だけど)。

日本からすると地球の裏側になるチリで育った彼女の考え方は、私とは全然違うもので、とても面白いです。

いつも煙草をふかしながら、彼女はめちゃくちゃの英語で話しまくります。

そして私に大きな気づきをたくさんくれます。
彼女に言われて強烈に響いたのは、Okanは孤独を恐れているという言葉でした。なぜ孤独を怖がっているの?一人になったとき、やれることはたくさんあるのに!

1日24時間で8時間寝たとして、残りは16時間。3時間授業をうけて、通学に2時間、ご飯食べたりシャワー浴びる時間を足すと約3時間、ほらあと8時間も自由な時間があるよ。毎日持っているこの自由な8時間をどう使うのか、その使い方で人生の楽しみ方が変わってくるというのです。バイトで4時間使ったとしてもあと4時間は私が一人で使える自由な時間です。

そして「Okanはいつも同じビールを飲もうとする。違うものを飲まないと発見はないよ!」というのです。それは人生においても同じです。
毎日ルーティンで同じことの繰り返しでは発見はありません。何事も新しいことにトライしてみることは大切なことだと彼女は言います。
同じビールばかり飲んではいけない(でもGuinnessが好きなの~)。
話をする人もいろいろ変えた方がいい。国も変える。
彼女はそれを簡単に言うけど、そんな簡単にできるのかな?
まずはできることから!ということで、ビールは右から一つずつ変えていくことにしました。

さらに他の友達にもちょいちょい言われるのですが、Okanは自分に自信を持っていないと言われます。「なぜだ?今まで君はいろいろなものを作り上げてきた。家族だったり、子供だったり、仕事だったり、友達だったり…様々な経験もしてきている。なのになぜ自信がないの?自信を持つんだ!君はできるし、できている。もし君が劣等感を感じるのなら、そこに関わらなければいい。あなたの方からそれを排除すればいいんだよ」と言います。

たとえば、私が若くないから、いい歳をして若い人らと一緒にいていいのだろうか?と不安に思っていると、「Okanが世代が違うからといって、離れていくやつがいたとしたら、そいつはそれだけの人間だから一緒にいる価値はない」となるのです。確かにそうだが、なんとも強気な発言。

でもこうして私の弱い部分をズバズバと指摘してくれるのです。

未来に不安をもったり、過去を悔やんでもしょうがない。どうしてまだ起こっていない未来に不安を感じているの?

自信がなくて勇気がなくてウジウジしている私に疑問をもち、ストレートな表現で指摘をしてくれる彼女との会話が楽しくて、私はそんな彼女が大好きで、今日もまた「マリア!アイリッシュパブに飲みに行こうよ!」と誘うのです。

たくさん飲みたいからGuinnessビールのピッチャーをよく注文します。
1ピッチャーで3Pint飲めてとってもお得。1Pintは568ml!
1ピッチャーで2200円くらい。1パイントは1000円くらい。高いぜ!
でも人生は一度きりだから、いろいろトライ
飲み飽きることは絶対にないアイルランドのビールたち

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