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「飽きっぽい性格に悩んでいる?天職と出会うシグナルですよ~松井の『飽きはシグナル説』~

こんにちは。
トナシバ編集長の佐野です。
最近はラグビーの日本代表の大活躍によって「にわかファン」が注目を浴びています。さらには「にわかファンは大事だよね」と風向きも変わってきたように思います。今一度ミーハー心の素晴らしさが見直されるようになるでしょう。

だがしかし。にわかやミーハーの表面は「好奇心が強い」ですが、その裏には「飽きっぽい」という裏面もあります。表裏一体なのです。

トナシバメンバーの一人、松井も「飽きっぽい自分」に悩んでいたことがあるそうですが、掌返し!「飽きることは、大事なシグナルなんですよ」と賢そうに語り始めました。
松井とはこの人です。確かに賢そうだ。

松井さん

◆松井健太郎:トナシバのMF(ミッドフィルダー)。組織開発や人事コンサルタントとして複数社で活動中。
この人がいないとサービスはおろかMTGすらまとまらない、始まらない。トナシバ唯一の良心。トナシバの母体をダイヤモンドメディアから移すためにも、北へ南へ、東奔西走。

「飽きることは大事なシグナル」の真意を探るために、松井にインタビューしてみました。その結果、話は「飽きへの付き合い方論」に深まりました。「飽きっぽいのが君の欠点だよ」と言われて悩んでいるあなた。「飽きること」は素晴らしいことかもしれません。

「飽きた」感情は、「本当にしたいこと」を見つけるシグナルである

松井:
僕自身、飽きることにはネガティブな感情を持っていたんですよ。しかもつい最近まで。

佐野:
「継続は力なり」、「石の上にも三年」という言葉もあるように、飽きることよりも続けることが重視されることは多いですよね。

松井:
そうなんですよ。特に仕事や勉強の領域では、「すぐ諦めたら結果なんて出ないよ」と言われることが多かったですし、僕も「やり抜かないといけない」と自分を鼓舞していました。

佐野:
最近になって「努力することはもちろんだけど、努力する場所も大事なんじゃない?」という話も聞くようになりました。マーケティングの領域でいうポジショニングの考え方が、仕事やキャリアの文脈に入ってきているように思います。

松井:
流れが変わってきていますよね。とはいえ、僕も何か劇的な事件があって「飽きることは良いことだ」と思ったというわけではありません。じわりじわりと「飽きる」という感情そのものは決して悪いものではなく、「大事なシグナル」だと思うようになったんです。

佐野:
「シグナル」とは何を指しているのでしょうか?

松井:
「自分の本音」と言い換えられると考えています。つまり「飽きた=やりたいことがなくなった」のではなく、「飽きた=本当にしたいことが見つかる予兆」という理解です。

佐野:
本当にやりたいことに集中したくなって、他のことへの興味が薄れたということですね。

松井:
ですね。僕は「ここまで続けてきたから辞めるのがもったいないな」と思って続けてしまう経験があったんですよ。でもその時間は興味があった時よりも結果は出ないし、興味がないから出来事から学ぶことも少なかったんです。振り返ってみれば、飽きを感じていた頃には、次に興味があることがチラチラ見えていたんですよね。

佐野:
思い切って辞めて、興味があることにすぐに飛びつくことも大事なんですね。

松井:
「飽きた」と思ったら「飽きたことで何に興味が湧いたんだろう」と考えると良いですね。

「飽きた・・・」感情との3つの付き合い方で、次のステップに進んでみよう

松井:
「飽きた」ことだけを考えていると、僕みたいに「飽きることは我慢が足りないからだ」と考えてしまう人にとっては罪悪感に変わってしまうんです。だから「飽き」との付き合い方は3つに分解できると分かってきました。

佐野:
おぉ、コンサルっぽくなってきましたね。コンサルタントの伝家の宝刀「3つに分解」です。

松井:
馬鹿にしてるでしょ(笑)。1つ目は「我慢する」ですね。これはずっと僕がしてきたことで、これによって得たこともあれば失ったものもあります。2つ目は「一見すると飽きたことに新たな楽しみ」を見出すです。

佐野:
「楽しい仕事があるんじゃない。楽しみ方があるんだ」的な考え方ですね。同じ仕事をしていても、ずっと楽しめる方もいらっしゃいます。

松井:
飽きがこない仕事は天職かもしれないですよね。3つ目の「飽き」との付き合い方は「別のことを探し、見つかったらそちらに移る」です。これが「飽きることは、本当にやりたいことへのシグナル」という考え方に近いですね。「飽きてきたな。ちょっと他のことをしてみようか。他の分野を勉強してみようか」と行動を起こすことです。

佐野:
掛け合わせで独自の価値を生めることありますよね。例えば編集やライティングに飽きたら、歌ってみるとか。歌える編集者、歌えるライターのキャリアが始まります。

松井:
佐野さん歌えるの?

佐野:
聴く専門ですね。

松井:
掛け合わせが適当すぎるでしょ(笑)。
まぁ、実際はこの「飽きとの3つの付き合い方」は使い分けることもあれば、組み合わせて使うこともありますよね。まずは「飽きている状態を認識する」ことが大事で、そのためには「飽きているということは、次に本当にしたいことへのシグナルなのかも」とポジティブな考え方があることを知っていることが大事なんじゃないかと思います。「飽きる=ネガティブ」を手放してみたら、掴めるものがあるはずです。

本日のトナシバビリティーポイント

本日は「飽きることは、悪いことじゃない」、むしろ「本当にしたいことを見つけるシグナルだ」という話でした。松井も「飽きっぽい自分の性格」に迷いがあったようです。そこから「飽きること」への良さに気づいたんですね。

ぜひ何かに飽きたら「また飽きっぽい自分が出てきてしまった・・・」ではなく「天職との出会いの間近かも!」と考えてみると良さそうですね。

こんな話をトナシバトーク(キャリア面談)ではしているので、興味ある方はぜひこちらの申し込みフォームから「松井、出てこいや」とご連絡ください。松井、出てきます。

トナシバの撤退基準も「飽きたら」なんです。その時の記事タイトルは「トナシバ、飽きました」にすることは決まっています。おそろしや。

図1

(企画:松井健太郎、インタビュー:佐野創太、編集:トナシバ、デザイン:誰か助けてください)

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◆サムネイル画像
仕事に飽きた松井が商店街に繰り出した写真です。松井を探せ。(オマージュ『ウォーリーを探せ!』)

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