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#note珍百景 暇を持て余したnoterたちの遊び

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「せんせー!noteで変な遊びしてる人たちがいますー!」 見て楽しい、やって楽しい、noteの斬新な遊び方。 この人たち何をやっているんだろう…が永遠に楽しめる。 凹んだときに読…
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#エッセイ

世界的名所は名前もカッコいい

"名"所だから、名前もカッコよくて当然である。 【国名部門1位】セントクリストファー・ネイヴィス(英:Federation of Saint Christopher and Nevis) 1位に輝いたのは、カリブ海に浮かぶ小さな島国。その大きさとは裏腹に、およそ200ある国家の中でトップクラスの名前の長さを誇る。グレートブリテン及び北アイルランド連合王国?いいかよく聞け奴は所詮UK。 この国を構成する2つの島の一つ、セントクリストファー島。大航海時代を代表するクリストフ

妻とのLINEの間違い探し vol.3

LINE言い間違い語録第3弾。一体いくつまで続くんでしょう。 前置きは抜きにして早速いきます。 前科の数は100から先は覚えてない。それほどには夫に迷惑を掛けている恒例のLINE通話によるワンギリ(死語)攻撃。しかも今回はビデオ通話という新手を使ってきました。いつも「間違えた」と言い訳だけして、犯行目的を明かしません。もはや家庭内サイバー攻撃と呼んでいい脅威です。 2日連続のサイバー攻撃。悪質を極めています。極悪非道です。「なんか勝手にかかっちゃう」とか寝ぼけたこと言って

華麗なる週末

はじめに言っておきたいのですが、これが僕の最後の投稿になるかもしれません。書くことに飽きたとか、別の媒体でやっていくとかそういうことではありません。僕は今、とある事件に巻き込まれているからです。いや、その可能性が限りなく高い、といったところでしょうか。 これを書くことによって僕の身に危害が及ぶかもしれないのです。それでも書かずにはいられませんでした。たとえ僕がどうなろうと、家族を守るためにはこうするしかなかったのです。 いきなりこんなことを言われても何が何だかわかりませんよね

僕の初変をキミに捧ぐ

嫁の実家に招待されてご飯を食べ終わり、お茶の間でくつろいでいるときの話です。小学一年生の娘が突然、こんなことを言い出しました。 「パパ、彼女ほしくない?」 なんてことを聞くんだ、と思わず石化してしまいました。ここは嫁の実家です。嫁の総本山です。当然ながら嫁も、嫁のご両親もその場でくつろいでおります。僕は目を白黒させながら 「いいいいいいいいいいいらないよ」 と毅然とした態度で答えましたが、娘は引きません。 「ほしいでしょ?かわいい彼女だよ」 とグイグイ押し通してきます。な

ねぇ、君の名は? #呑みながら書きました

マリナ油森さん主催の愉快な企画、第8回#呑みながら書きました がやってきました。マリナさん、楽しい企画をありがとうございます。今日呑み書きだから、なに書こうかなと喫茶店でアイスカフェラテを飲みながら考えていたら、隣の席から女子高生がつぶやいた。 「ねぇ、彼氏欲しーよね。」 「うん。マジで欲しいわ。」 店内に流れるおしゃれなJAZZをBGMに女子たちの嘆きと、女性自身の記事のような赤裸々な独白が右耳から聞こえてきてね。私は、 「わかるわ〜。」 と、彼女たちの会話へ混じ

綾野剛にたぶらかされる可能性

死ぬほど大事な話なので、深呼吸してから書き始めよう。 先日、星野源と新垣結衣が結婚を発表した。逃げ恥婚である。日本中が祝福ムードに包まれ、あまつさえ「お似合いだと思っていたから嬉しい!」なんて言葉まで飛び出した令和ビッグカップル生誕祭のその裏で、こっそりと固唾を飲んだのはきっとわたしだけではないはずだ。 そう、これがもし、我が人生最大の推し・綾野剛だったら。日本は、ユーラシア大陸は、人類の歴史は、一体どうなってしまうのだろうか。大地は揺れ火山は火を噴き巨大隕石は落ち、全て

えっ、嘘だろ。世界的なアレに、わたしのアレが映っているぞっ!的なやつ

言うべきかどうか迷っていたんですが、 言うことにします。 ずっと口を閉ざしていたんですが、 そろそろ言ってもいいかなと思いました。 やっとそんな心境になれたというか。 映っているんです。 はっきりと映っているんですよ。 あれが、あれに。 ガチでモロです。 tagoの家がですね、 あの世界で人気の国民的アニメに 出てくるんですよ。 ・・・シーン あ、帰らないでください。 まだ話は終わっていません。 ここで帰っちゃったら モヤモヤが残ったまま消化不良になり、 今夜

己の腐海を覗いた私たちは、ガーデンプレイスを未だ知らない

みなさんは、『耳掃除』をどのくらいの頻度でやっているだろうか。 昨今の風潮では、耳掃除は中までやるなと言われてる。 私もそれに倣って、外側は掃除するものの、中までの掃除はせいぜい2週間に1回程度だ。 さて、なぜそんな私が今、耳掃除の話をしているかと言うと、最近、耳掃除専門店に行ってきたからだ。 きっかけ どうして、耳掃除専門店(以下、イヤーエステ)に行ったかというと、今年の夫への誕生日プレゼントがコレだったからだ。 夫に、「外食いく?」と聞けば、小食の夫は「うーん」と

キャプテン翼でメチャクチャになってしまった人間の話

キャプテン翼。このタイトルを見て、人は何を思うでしょうか。 ある世代の方々にとっては、イノセントな記憶。ある方にとっては青春の破片。そしてリアルタイムからはぐれた者たちにとっては「ぼんやり知っている、ボールが友達である少年の物語」という認識ではないでしょうか。私にとってはそうでした。主人公のキャラクターはうっすら知っているけれど、詳細なお話までは知らなかった。 しかしその淡く牧歌的な印象の物語に、夏をすっかり捧げ果て、ついにはメチャクチャになってしまう日が来るとは思いもしま

うちの子のパンツ、知りませんか?

ある日、お風呂に行く前に息子のズボンを下ろすと、見知らぬパンツがそこにはあった。 パンツが違う真っ黒いボクサーブリーフのそのパンツは、見たこともないシロモノだった。 わずか4歳にして、 パンツを脱いで、違う人のパンツを履いてくる状況を体験してきた我が子。 もし、妻と夫の関係なら、これは間違いなく浮気の証拠である。 私と息子は婚姻関係を結んでいるわけでは無いが、他人のパンツを平然と履いてくるという行為に驚愕を隠しきれない母は、浮気された妻の如く、そのどこの馬の骨とも知れ

クソつまらねェ日本人(ヤポンスキ)は「BLACK LAGOON」でイカしたセリフを学びやがれ

こんにちは。かえるです。 これは遺影用にいいかなと思った写真です。 早速ですが、皆さんは「この世に足りないもの」は何だと思いますか? 我々は常に相手の顔色を窺い、波風が立たなければ世は事も無し。 そんな退廃的で生産性のない、まるで90年代の笑えないバラエティを録画した薄汚れたVHSを延々と見せられているような、そんなどうしようもない世の中に必要なものと言えば何でしょうか。 それは… これです。 そう、イカしたセリフこそがこの世を価値ある世界たらしめる唯一の方法な

やわらかロールをたずねて三千里

あんなに衝撃的なロールパンと出逢うことは、もう二度とないだろう。 2015年10月、まだ結婚前だったぼくの妻は徳島にいた。学生時代から交際を始めて2年半が経った夏、彼女の新人配属先が徳島支店に決まったのだ。遠距離恋愛の始まりだった。 妻の出身は福島県。アイランド仲間ということ以外、徳島には縁もゆかりもない。当初は戸惑いもあったが、配属から数カ月が経ち、毎月一度ぼくが週末に徳島を訪れる生活にもお互い慣れてきた。そんな矢先の出来事だった。 「駅前に新しくセブンができるんだっ

「不動産広告のコピーは、いま」in 仙台

私は劇作家井上ひさしさんのエッセイがとても大好きです。 ユニークな視点、今、同じ時を共有してるように思わせる描写力、そして温かいメッセージ。家族や仕事など私生活のことから、文章上達法や日本語について、時には政治のことまで、幅広い話題を渡り歩いて、しかもとても平易な言葉で伝えてくれます。 そんな井上ひさしさんのエッセイの中で、とりわけ私が好きな一篇があります。 それが今回のタイトル 「不動産広告のコピーは、いま」(*) というエッセイです。 内容を簡単に説明すると、その

漢たちの挽歌

人の数だけ美学がある。 僕自身が高校生の時からずっと言っている 「マヨネーズをかけないカレーなんてありえねぇ」 というのも。 音楽をやっていた頃の僕の師匠が言った 「野球部なんてただのハゲじゃん」 というのも。 失恋したばかりの友人の姉が缶ビール片手に言っていた 「B’zファンの男にろくな奴は居ない」 というのも、僕に言わせれば立派な美学だ。ある種の。 なんか冒頭から既にちょっと違うような気もするけど気にしない。 「美学とはなんぞや?」と問われれば僕はこう答えたい。 徹