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#note珍百景 暇を持て余したnoterたちの遊び

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「せんせー!noteで変な遊びしてる人たちがいますー!」 見て楽しい、やって楽しい、noteの斬新な遊び方。 この人たち何をやっているんだろう…が永遠に楽しめる。 凹んだときに読…
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2019年8月の記事一覧

請負人・G

古びた居間に響いていたボンボン時計の音が止まった。 「行ってくる」 枯れ木のような両腕をちゃぶ台に突き、ヨロヨロと老人が立ち上がる。 「・・・もうやめたらどう?」 対面でミカンを咀嚼していた老婆が、やるせない顔で老人を見上げた。 「今さらやめられんのじゃよ」 老人はゆっくりと首を振り、白く… 薄くなった己の頭髪を撫でた。 「よく考えて。アタシゃ放っておくのが一番だと思うよ」 「いいや。放っておけんのじゃ」 「運営に任せりゃいいのよ。随分と良くなってるじゃない」 「ああ

ボディビル大会のかけ声をnote応援に応用してみる

この前「ボディビル大会かけ声まとめ」というやばいコンテンツを見てしまいまして、そのあまりのセンス良き誉め言葉の羅列にめまいをおこしながらこう思ったのです。 「...この褒め文化と褒めワードのセンス、noteにも使えるんじゃないか?」 今日は、そんな頭の悪いカンジのノリと勢いで、ボディビルの声援風のnote褒めワードを考えてみます。気に入ったのあったら今日から使っていいですよ。 キレてる 文章のキレが冴え渡ってる、わかりやすくて核心をズバッと突いてくるときに。「あいかわら

【大人の自由研究】バナナは置き方で「持ち」が変わるのか?

バナナって傷むの早い。置き方工夫すれば長持ちするんじゃ? こんにちは。遠足の前には「バナナはおやつに入るんですか?」といつも先生に確認してた いなつち☆稲田智 です。 子供が夏休みに入り自由研究の宿題が出ました。私も自由研究やってみたい!と思い立ち子供とは別に「大人の自由研究」をすることにしました。 題材をしばらく考えてたのですが、ある日ツイッターを見ていたら、破天荒フェニックスで有名なオンデーズの奥野さんがつぶやいていました。 あああ、この手があったか。これ長持ちし

スキスパムハンター・B

(おっ! noteのベルマークに【1】がついたぞ! さっき投稿した小説『バババーバ・バーババ』への ”スキ” かな?) noteデビューして間もない青年 ウキオは、6畳一間のセンベイ布団に転がしたばかりの我が身を起こし・・・ホクホク顔でスマホをタップした。 (おお! フォロワーじゃない人だ! ボクの小説・・・気に入ってくれたのかな!?) さっそく、スキをつけてくれた人のプロフィールページにJUMPする。 (プロフィール写真が実写だ・・・なんだかスマートな感じの・・・イ

【元執事のカフェ店員】我々は「Noteさん」のことを見誤っていたのではないか会議

ニュース記事によってnoteのサービス設計のために存在する架空人格「Noteさん」の存在が明らかになった。もしかしたら、セミナー参加者には既知の情報かもしれないが大変な衝撃を受けてしまった。 我々はNoteさんの機嫌を取ろうと様々な作戦をぶち上げていたが、その方策は誤りだったのではないだろうか。noteさんのプロファイリング、そして今後の身の振り方を考えていきたい。 参照記事 noteさんの特徴 カフェの店長を自称している。 元々執事だったが引退してカフェの店長をして

突っ込むTENGA多すぎる

こんにちは、しぬこです。 突然ですが、みなさんは不在票の差出人を見て戦慄が走ったことはありますか? 私はあります。 !!!TENGA!!!まさか差出人TENGAで来るとは思わなかったなぁ…。 戦々恐々としながら再配達をお願いし、届いたのはこちらです。 に、、2個…。 多いなぁ、、、まさか、女一人暮らしの家にTENGA2箱も届けるなんて、SAGAWAさんも思わなかっただろうな、、。 不明なTENGAどころか突っ込むTENGA多すぎる せっかくなので1TEN、1TE

#非公式note合宿 してました。

この週末、note仲間のみなさまと旅する日本語のnoteを書こう!と合宿を行うことに。 メンバーは 少年Bさん 竹鼻さん ねおさん るんみち 嘉晶さん 吉田さん 吉玉さん と8人で合宿。 先月、吉玉さんがツイートしていたところからあれよあれよとグループDMができ、ねおさんが場所を押さえてくれて無事に今日を迎えることができた。 (提出書類も当日の手続きも全部ねおさんがやってくれた!神!!) 朝から会議室でもくもく作業。 のところ、私は家で涼みながらスヤスヤ寝ていたので

欲しくて欲しくてたまらなかったけど、今のわたしに、あなたは必要なかったの

8月某日。最高気温35度。 私は世田谷線の某駅に降り立った。 時間は正午少し前。 空腹だった。まずは、腹ごしらえをしなければ。 このままあなたに会ってしまうと、絶対に情欲にまみれた再会になってしまう。でも数ある欲をひとつでも満足させておけば、ドロドロな再会を少しは回避できるだろう。次にいつ会えるかわからない。あなたに滑稽な姿は見せられない。冷静にならないと。 事前に探しておいた駅前のメキシコ料理店に飛び込んで、ランチセットを頼む。 外は暑かったけど、室内はキンキンに冷

タイトル決めから思考は脱線。紙か電子かはたまた原始か。

先日、私の周りのnote仲間で、こんなコンペが勃発しました。 オオゼキようこがポツリとつぶやいたコレに、すぐさま6人のメンバーが集まり、気が付いたらコンペ方式に。オオゼキようこって誰やん?って方は下記のnoteをどぞ。楽しいひとなんです。 noteとTwitterをうまい具合に利用した楽しいやりとりに、私もコンペやるー!と、つい手を挙げてしまいました。なんかウキウキしませんか。このワクワクには乗っておこうではありませんか。 もちろん、本文がなければタイトルはつけられません

タイトルの流儀

タイトルをつけるのが好きだ。 書いた文章にタイトルをつける瞬間がとても好き。 書いた後につけることも、最初につけることもある。 最初につけるときは、たいてい書く前からタイトルが決まっている。 書いた後につけるときは、一点集中でタイトルが降ってくるのを待つ。 少し待ったら、手探りで頭の中をつついて、「あ、ここじゃなかった、ごめんなさいね」みたいなのを何回か繰り返して、何度目かにつついた場所に、これだね、というのがある感じ。 まつしまようこさんのこれに参加した。 上に書

タイトル好きのめぐる冒険

タイトルが好き。眺めるのも好きだし、つけるのも好き。もはや、noteを書くのはタイトルをつけたいからだと、2%は言い切ってもよい。 少女の頃は、『りぼんマスコットコミックス』の巻末にあった作者別の既刊コミックスのタイトルを眺めているのが好きだった。新聞の下の新刊発売の広告も好きだし、本に挟まれている「〇〇社の本の紹介」みたいなのも好き。本屋や図書館では、背表紙のタイトルを眺めながら好きな本を探す。 なんでタイトルが好きなんだろう。たぶん、文章を唯一無二にしてくれるのがタイ

彼女の熱量は、狂気となり熱狂を生むから

まつしまようこという人の、noteタイトル争奪企画コンペに参加した。 きっかけはこちらのツイート。 みなさんの参戦表明を見ていたら、ノリで「まだいける?(クラウチングスタートのポーズで)」と返していた。クラウチングスタートって言いたかっただけかもしれない。 送られてきたリンク先のnoteを読んで、私がまずはじめに感じたのは「狂気」だった。清々しいまでの狂気。狂おしいほどの愛、熱量。 私も地図が好き。飛び込み営業時代、ゼンリンの地図がボロボロになるまで使っていたし、今も観

『アツい言葉を探せ』note記事に良い感じのタイトルを付ける方法(タイトルコンペ感想戦)

まつしまようこさんの長文noteにコンペ形式でタイトルをつける、という企画が先日突如発生した。そして最終的に6人の案の中から採用されたタイトル『わたしの妄想と想像(と恋)が止まらない、もう1つの趣味』がどのように生まれたのか、この記事では他の仲間の作品も絡めて詳しく解説してみたい。 手順1:届けたい人に焦点を合わせる刺さるタイトルにしたいとき、まず考えるべきは STPだ。マーケティングの基本とされるこの3つを考える。 S (Segmentation) : 読み手の像をこ

note執筆スタイル診断票を作ってみた

noteに限らず、創作を続けて磨き上げていくと、その表現のスタイルはある種の派閥というか流派のようにいくつかのスタイルに分化していく。 これは淘汰による必然であり、現代の環境の中で成功し成長し生き残るものには共通点のようなものが芽生えていくのだろう。 そんなわけで、noteを読む専門として3年半、きちんと書き始めて1年半ほどで色々なnoteの書き手を見続けてきた僕なりのnote執筆スタイル診断票を作ってみた。 まぁ、一種の暇つぶしとしておもしろがってもらえれば嬉しい。