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体力のない女医ワーママの呟き

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女医&ワーキングマザーという激務を、乗りこなしているようで乗りこなしていない。ちょっと弱めの女医ワーママが人生について考えること。
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記事一覧

社会には誰がいるんだろう? 「社会復帰」「社会進出」に感じる違和感

ネットをふらふらしていると、気になるワードが目に入った。 半年くらい前から「社会進出って…

真人間なんていないと言いながら、真人間になりたいと思ってしまう

不合格通知はたいてい、薄っぺらい封筒で届くものだ。 先日、一通の封書が届いた。開封すると…

育児が私を置いて行く

とある夜の一コマ 息子は寝相が悪い。 寝かしつけの最中から、これでもかというほどゴロンゴ…

「少子化だから子どもを産んで高齢者を支えてね」と子どもに伝える前に考えたいこと

「少子高齢化」という言葉を初めて聞いたのは、小学校6年生のことだった。 よく晴れた日、教…

「女だから」が激突する。キントリが描く3人の働く女

本記事は、2022年1月3日に放映された「新春ドラマSP 緊急取調室 特別招集2022」の内容に言及し…

「子どもがいてもバリバリ働けます」は言わない

ワーキングマザー生活も、もうすぐ2年になろうとしている。やっと2年、ようやく2年、まだ2年。…

32歳、ギャルになりたい。

「若者」の定義は国と時代によって変わるらしい。 2014年版「子ども・若者白書」では若者は「15歳〜34歳」だった。それからさらに少子高齢化が進んだ2021年、若者は「40歳未満」にまで広げられることもあるらしい。 人生100年時代。労働者年齢と同じく、若者の年齢も引き上げられていく。そう言えば、「30代なんてまだまだギャル」とおっしゃっていたワーママさんがいたと思い出す。 30代はギャル。 その言葉が出てきた瞬間、なぜか私は猛烈に願った。ギャルになりたい、と。 ギ

「父親の経済力」から考える、表現のマイルストーン

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某作品で「父親の経済力」という表現がありました。「表現」という、善悪を持たないフラットな…

女医が経験した無痛分娩。そもそも無痛分娩とは何ぞやという話から、体験談まで。

こんにちは。女医ワーママのあおです。 私は昨年、「無痛分娩」で第一子を出産しました。 日…

麻酔科専門医試験の勉強法

2019年5月に出産、産後4ヶ月で専門医試験を受験しました。産休、育休で周囲の状況がわからな…

体力のないワーママが考える「風邪をひいても早期復活」マンダラチャート

すっかり秋らしい気候になってきました。秋晴れが続く日は、散歩したりお出かけしたりしたいと…

仕事に全振りしていた女医が、出産して知った「生活を営む」ということ

出産して、たくさんのことが変わった。 それまでできていたことができなくなったり、必要なか…

読書感想文が苦手だった12歳の私へ

読書感想文と名のつく宿題が、世界で一番苦手だった。 苦手なあまり、どんなふうに書いていた…

「家事代行は女性が良い」の本音と葛藤

我が家は、家の掃除を外注している。2週間に一度、女性のシルバー会員さんにピカピカにしてもらっている。 日々、育児に仕事に追われる中で、定期的に自宅を綺麗にしてくれる存在はとてもありがたい。職場で他のワーキングマザーたちにも、しばしば「シルバーさんめっちゃ良いですよ」という話をしている。そしてこのとき、決まって付け加えるのだ。「できれば女性がいいと思います」と。 シルバーさんが女性で良かった、というのは、利用し始めてすぐに感じたことだった。「女性だから掃除が上手」という理由