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体力のないワーママが考える「風邪をひいても早期復活」マンダラチャート


すっかり秋らしい気候になってきました。秋晴れが続く日は、散歩したりお出かけしたりしたいところですが、そんなことをする暇なく、気づけば9月が終わり。

ここ最近、何をしていたかというと、息子の風邪がうって急性副鼻腔炎を発症し、およそ2週間、咳、鼻水、喉と顔の痛み、倦怠感と戦っていました。

ワーママになってから何度か風邪をひいたことはあったのですが、今回のように長期間になったのは初めて。その間、野菜室の野菜が溶けたり、持病が悪化したりと色々ありました


そこで「風邪をひいても早期復活するためのマンダラチャート」を作成しました。未来の自分に向かって「風邪をひいたと思ったらこれだけは気をつけようね」という気持ちを込めて書き残しておこうと思います。



「風邪をひいても早期復活」マンダラチャート


マンダラチャートはこちらです。

図1


「風邪から早期復活」マンダラチャート
①胃炎
②食料
③持病(偏頭痛)
④お助けコール
⑤家庭内感染
⑥自分の受診
⑦咳・鼻水
⑧その他


では早速。

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<胃炎>

・風邪をひくと胃が荒れる

副鼻腔炎なのに胃炎?と不思議に思われるかもしれません。20代のころは「鉄の胃袋」を自認していたのですが、30歳を過ぎてから体調不良時に胃の動きが悪くなるようになりました


・インスタント味噌汁
・卵
・ポカリ

胃が悪い時は普段の食事がまったく受け付けないため、もっぱら即席みそおじやを食べています(お鍋に水、インスタント味噌汁、ご飯を入れて煮込み、最後に卵で閉じます。美味しい)。水やお茶も飲めなくなることがあるので、ポカリをちびちび飲んでいます。


・シャーベット
・うどん
・冷凍食品(今川焼)

少し胃が動いてきたかな?と思ったら、食べるものを変えます。糖分が多すぎると消化できないこともあるので、様子を見ながら。猛烈に今川焼きが食べたくなる時期もあります。


<食料>

・油断すると腐る
・野菜はカットして冷凍

体調が悪いとこまごまとした家事は捗らないもの。今回の副鼻腔炎で何種類かの野菜を腐らせました。気力があるうちに(そして無理のない時に)冷凍できるものは冷凍しておくと、後日、ぐにゃぐにゃになったニンジンを発見する事態は避けられます。


・早めに買っておく
・生協注文

体調が悪いと買い物に行くのも一苦労。我が家は週に1回の生協でほぼ1週間分の食材をまかなっていますが、週の途中で買い足すこともあります。明日食べるものがない!なんてことがないように、早めの食料補充。うっかり生協の注文を忘れると翌週が大変なので、これも覚えている間に。


・スティックパン
・バナナ
・ヨーグルト
・冷凍食品

レトルトカレーすら温められない時のために、子供が好きな食べ物を買い出し。息子は体調が悪くてもスティックパンなら食べられます。必要ならばレトルトのお粥なども。冷凍パスタや軽食を買っておくと大人のご飯になります。

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<持病(偏頭痛)>

・油断すると悪化する

体調が悪い時に持病が悪化することがあります。私の場合は偏頭痛。副鼻腔炎で動けない上に、ひどい頭痛や吐き気、光過敏が起こり、心が折れそうでした。


・服薬コンプライアンス
・薬の仕分け(1日3回、1日2回)
・予防薬は1日1回でも継続

悪化した原因の一つに、服薬コンプライアンスの悪化があります。コンプライアンスとは「患者さんが処方されたお薬を指示通りに確実に服用している事」

もともと朝晩に偏頭痛の予防薬(漢方薬2種類)を内服していましたが、これに加えて急性副鼻腔炎の薬が処方されました。

【Before】
▶︎朝:漢方薬(2剤)、低容量ピル(1錠)
▶︎昼:なし
▶︎夜:漢方薬(2剤)
【After】
▶︎朝:漢方薬(2剤)、低容量ピル(1錠)、副鼻腔炎の薬(3錠)
▶︎昼:副鼻腔炎の薬(2錠)
▶︎夜:漢方薬(2剤)、副鼻腔炎の薬(2錠)

内服薬が増えたことで、一気にコンプライアンスが悪化しました。漢方薬を1週間ほど飲めなかったことで、予防できていた偏頭痛を発症。辛くても、1日1回は内服を継続しようと思いました。

薬の種類が増えたため、1日2回飲む薬と、3回飲む薬を分けて管理するようにしました。(ピルケースを用いて分類できると良いかもしれません。緊急時や非常時にそこまでの気力がないこともあるので、最低限わかるような管理で良いと思います)


・明るいところに近づかない
・子どもと就寝

偏頭痛の症状に「光過敏」があります。私はこの症状が強くて、ちょっと具合が悪い時に強い光を目にすると体調を崩すことがあります。また、寝不足も偏頭痛の増悪因子なので、できるだけ早めの就寝が必要です。


・鎮痛薬
・薬の残りを確認

内服薬が増えたため、いつも持ち歩いている鎮痛薬や偏頭痛治療薬を忘れて職場に行くことがありました。それ以来、必要な薬は余裕をもって鞄に入れています。

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<お助けコール>

・できれば避けたい

風邪を引いて辛いとき、誰かに助けて欲しくなります。ただ、このご時世。上記同症状がある状態で、実家の父母や、他の人の助けを借りるのは気が引けました。


・非常時は仕方がない

ですが、どうしても無理な時があり、実家の父母に来てもらった日がありました。発症から1週間(息子は2週間)経ち、周囲にコロナ感染者が報告されていなかったことから、おそらくコロナではないだろうと言うことで息子のお世話をお願いしました。その間、私は別室で。私も父母もマスクをつけて過ごしました。


・職場に早めの相談
・外せない仕事
・急ぎの仕事の調整
・セミナー欠席連絡
・次の日も休むかも

仕事の調整は、子どもが風邪をひいた時と同じですね。「今日は休んで、明日から出勤します!」と言いたい気持ちも分かりますが(実際、私もそう言っていましたが)長引くこともあると心に留めておくと良いかも。


<家庭内感染>

・濃厚接触不可避
・うつると思っておく

マンダラチャートのタイトルを「子どもから風邪をもらわない方法」ではなく「風邪をもらっても早期復活」とした理由が、これです。

うつらないことが一番ですが、子どものお世話をしていたら濃厚接触は不可避です。顔面でクシャミなんて浴びたら防ぎようがありません。


・手洗い、手指消毒
・食べこぼしを触らない

基本的な感染対策は、他の感染症と一緒。食べこぼしを触らない。こまめな手洗い。目や鼻、口元を触らないようにするのも良いかもしれません。


・栄養をつける
・睡眠をしっかり
・看病のご褒美

風邪でグズグズの子どもを看病しているといつも以上に疲労が蓄積するもの。私も仕事を休んで丸一日見ていた日がありましたが、そこで体力を持っていかれました。看病の合間にインプット!なんて頑張らず、休養を取る。そのほうが後々、挽回しやすいです。


・移ったら早めの対処

気をつけていたけれど移ってしまった。そうなったら無理せず早めに対処です。

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<自分の受診>

・鼻水と咳は辛い

風邪は安静にして睡眠と栄養をとって休んでいれば自然に治るもの!と信じていた頃がありました(遠い目)。それも事実なんですが(風邪に抗生物質を内服しても効きません)、自力では対処できない症状もあります。私の場合、鼻水と咳。日常生活に影響が出るほど辛く、睡眠も取れず、QOLを著しく落としました。


・子どもと受診
・持ち運びティッシュ、ゴミ袋
・オムツ in 通勤カバン
・予備のマスク

フルタイムで働いていると、保育園に子どもを迎えに行って、受付終了ギリギリでクリニックに駆け込む、なんてこともあります。いつでも行けるように通勤カバンにはティッシュやゴミ袋(鼻水すごいので)、子どものオムツ、予備のマスクを入れておくと便利です。


・症状が3日つづいたら受診
・悪くなったら受診

手持ちの薬でなんとかしよう!という場合も、症状が続いたり悪化したら受診を考えましょう。鼻水が出ていたので手持ちの抗アレルギー薬を内服していましたが、5日経っても改善なし。耳鼻科の先生に「副鼻腔炎に抗アレルギー薬は効かないよ」と言われ、その通りだなと納得しました。


<咳・鼻水>

・普通はそんなに鼻水出ない

慢性鼻炎でなにかと鼻水が出やすいのですが、ティッシュを常に持ち歩かなければならないほど鼻水が出るのは異常です。異常ですが、渦中にいるとそれにも気づきませんでした。


・寝られないと辛い
・咳止め

咳も辛かったです。特に深夜や明け方に咳で目が覚めることが多く、疲れが溜まりました。市販の咳止め薬もありますが、眠気を催すことがあるため、処方薬の方が安心して内服できることが多いです。


・対症療法
・はちみつ紅茶、はちみつ大根
・鼻うがい

辛い症状は積極的に対処していきましょう。医療機関を受診して薬を処方してもらうのも良いですし、すぐに行けない場合は他の方法もあります。

はちみつは咳に効果があると言われています。1歳から5歳までの小児に就寝前にティースプン2杯(10ml)のはちみつを内服させると、夜間の咳が減り、睡眠が向上したという研究もあります。(Is it true that honey calms coughs better than cough medicine does?

鼻うがいには明確なエビデンスはありません。ヨーロッパの副鼻腔炎ガイドラインでは「生理食塩水による鼻腔洗浄」が推奨されていますが、具体的な洗浄法はわかりません(日本のガイドラインにも、いわゆる「鼻うがい」の記載はありません)。かえって悪化することもあるので、事前に医師に確認をお願いします。

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<その他>

・保険証
・現金
・ガソリン補充

キャッシュレスも増えてきましたが、小さな医療機関や薬局は現金のみのところも多いです。現金と保険証は常に持ち歩いておきましょう。


・忘れもの、失くしもの
・医療費明細をとっておく

体調が悪いと、ちょっとした忘れ物や失くし物が増えます。いろいろと受診をしていた最中、保険証がなくなった!と大騒ぎしました。いつも使っている鞄のポケットに入っていたのですが、疲れていると見つけられないものです。

医療費の明細も無くさないように、いつも持ち歩いている母子手帳ケースに入れっぱなしにしました。年末調整の時に必要ですからね。


・健康大事
・無理なときは無理
・生きろ

どれだけ気をつけても子どもは風邪をひきます。そして大人も風邪をひきます。無理なときは無理です。気合や根性ではどうにもなりません。日々、健康に気をつけつつ、かかったときは悪化させず、症状を緩和しながら早く治す。子どもが風邪をひかなくなるその日を待ちながら、今日も生き抜いていきましょう。


皆様、どうぞお体お大事にお過ごしください。



最後にもう一回。

図1

ではまた。


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