#858【仕事】タクシー不足と地理試験不要論と私
最近、タクシー業界の運転手不足が話題となる中で、『地理試験不要論』についても良く目にする気がします。
意外と知られていないかも知れませんが、東京、大阪、横浜等の特定のエリアでタクシー運転手の仕事をするには、二種免許を取得するだけでなく、当該エリアの地理試験に合格する必要があリます。
巷では二種免許の取得が難しいとか、地理試験が難しいとか言われている様ですが、全然難しくありません(笑)
せっかくタクシー運転手が不足している中、タクシー会社に入社してくれたのに、地理試験に合格出来なくて仕事が出来ない人がいるから地理試験なんて廃止すべきだという意見もあるそうです。
東京ハイヤー・タクシー協会では人材の確保や供給の増加を目指し、『地理に弱いタクシードライバーだったとしても、現時点ではタクシーが動くほうが利便性に叶うと判断』などと言っている様ですが…
地理試験に受かる事と実際の仕事で道が分かる事は別であり、たしかにナビのある今の時代に地理試験が必要だとは私も思いません。
しかし、地理試験程度に受からない様な人が社会に出て、ましてや人の命を預かる仕事をする事自体に私は問題を感じます。(今回は珍しく強気にいってます&たぶん後で修正します😅)
試験というものは『目の前の物事に対するその人の向き合い方』を測る側面もあると個人的には思っているからです。
そして、地理試験を無くしたからといって、供給不足が解消出来るとはとても思えないのです。
既得権益を守るべくライドシェアに反対する時だけ『日本のタクシーは安心安全』とか主張するのは如何なものかと思わずにはいられません。
それよりも、都内限定の話とはなりますが、私がシリーズで発信している様に、『意外と知られていないタクシー運転手の給与』について広く知れ渡った方が、よっぽど人材が集まると思うのですが…🤔
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