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#850【解説】意外⁉︎会社選びは超重要という当たり前の話

この記事は、タクシードライバーという立場から、今の仕事に対して何らかの不満を感じている人に向けて書いているシリーズです💡

✅仕事自体が中々見つからない人
✅ブラック企業から抜け出したい人
✅やりたい事が見つからない人
✅自分の時間がもっと欲しい人

シリーズ第16段の今回は『私が今の『会社』を選んだ理由』というテーマで書いてみたいと思います。

念の為ですが、今回の記事で取り上げるテーマは、今の『仕事』を選んだ理由ではなく、今の『会社』を選んだ理由についてです。

一般的に人から仕事を聞かれた場合、業種(メーカー、商社等)や職種(営業、SE等)で答える事もあれば、会社名で答える事もあると思います。

例えば、メーカーや商社などの業種で答えた時も、相手から『どちらにお勤めなんですか?』と聞かれる事も場合によってはあるでしょう。

しかし、タクシーの場合には『どちらの会社にお勤めですか?』と聞かれる事は、同業者以外ではまずあり得ないと思います(笑)

実は、タクシー会社も世間一般的なイメージとは異なり、会社による様々な違いがあり、もしもこの仕事を選ぶ際には『会社選びこそ最重要』なのです。

世間一般的な『会社選びは超重要』という本当に当たり前の話は、実はタクシー業界にも当てはまるという事で今回は書いてみたいと思います。

それでは、私が今所属している会社を選んだ理由3選です。

大手四社である事

東京都内には、大日本帝国(和自動車、日本交通、都自動車、際自動車)と呼ばれる大手四社があります。

都内だけでも300社以上あるタクシー会社において、そのタクシー台数で全体の四割以上を占める大手四社を選ぶ事は、以下の様なメリットがあります。

お客様に選ばれる

頻繁にタクシーを利用されるお客様の中には、利用するタクシー会社を決めている方も少なくありません。

街中で手を挙げてタクシーを利用する際も、行灯を見てタクシー会社を選んで乗車されるお客様が多数いらっしゃいます。

つまり、私の前を走る別会社の空車タクシーをスルーして、私のタクシーに乗ってくるお客様がいらっしゃるという事です。

専用乗場が豊富

都内の主要なホテルや病院、百貨店には、特定のタクシー会社のみが待機できる専用のタクシー乗場が多数あります。

例えば、グランドハイアットは日本交通、コンラッドは国際自動車など、決められたタクシー会社以外は当該タクシー乗場で待機する事が出来ません。

そのようなホテルや病院、百貨店からお客様をお乗せ出来るだけでも、売上的にはかなりの優位性を得られる事になります。

チケット率高し

バブル最盛期の頃に比べると圧倒的に少なくなったとはいえ、まだまだ接待その他でタクシーチケットが利用される事は少なくありません。

接待等で四社専用のタクシーチケットを手にしたお客様は、必然的に四社タクシーを選んでご乗車頂く事となります。

バランス型である事

タクシー会社を格闘ゲームの様に例えるのもなんですが、会社によって攻撃特化型、防御重視型、バランス型のような特徴があります。

攻撃特化型は歩合率(売上に対する収入の比率)は高めだが、事故などに対する会社の補償が充分でなかったり、制服が貸与ではなく買取だったりと、自己負担も増える傾向にあります。

防御重視型はその反対です。私はバランス重視型の会社を選びました。

企業理念に惹かれた事

私自身、学生の頃から運転をこよなく愛しており、タクシー運転手という職業は非常に魅力的な選択肢のひとつではありました。

しかし、日本において『タクシー運転手』という職業は『社会的地位の最下層』というイメージがあり、実際に個性的な運転手さん(オブラートに包んだ表現)が少なくないのも事実です。

イギリスのブラックキャブなどは、試験に合格する事自体がわりと難しい事もあって、社会的地位も高めなんですけどね…

そんな中、私が今の会社ー選ぶ事に決めた大きな要因のひとつが『社会的地位の向上を目指す事』を企業理念のひとつとして掲げていた事です。

私自身はプライドを持って仕事をしていますが、どうせ仕事をするなら企業理念と自分の想いが同じ方向を向いていた方が良いですからね。

いかがでしたでしょうか?

私も自分が仕事をするまでは、タクシー会社なんてどこも同じだと思っていましたが、他にも挙げ出したらキリがないくらいの様々な違いがあります。

という訳で、今回はタクシー転職サイトの様な内容になってしまいましたが、『私が今の『会社』を選んだ理由』というテーマで書いてみました。

この記事を読んでタクシー運転手の仕事に興味を持たれた方、転職相談や各種質問等LINEの公式アカウントよりお気軽にご相談ください。

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