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移行支援を通じて得た後悔と教訓

はじめに
私は、移行支援事業所のAという事業所に1年半、Bという事業所に1年半通ったが、就職に結びつかなかった過去がある。

その後、自立訓練生としてB事業所に2年通ったが、パートの仕事に就いたものの、1ヶ月で辞めてしまった。

アフィリエイトで稼ぎたくて、成功本には随分踊らされたが途中で諦めてしまった。
なぜなら、WordPressを使うために必要な、サーバー代とドメイン代が払えなくなってしまったからである。

サーバー代とドメイン代は、1000円くらいからあると聞いていたが、本で紹介していたサーバーとドメインで登録したところ、数ヶ月契約のプランが一番安かったと記憶している。

移行支援では、コミュニケーションスキルやPCスキルの課題が残っていたが、お金が欲しくて仕方がなく、日払いの仕事を探したりしていた。

挙句の果てには、採用されても不安が先走ってしまい、辞退することを繰り返した。

母と同居していたため生活に困ることはなかったが、本文中にも出てくる障害年金をもっと大切に使うべきだったと後悔している。

この記事では、私が移行支援を利用しても就職に結びつかなかった後悔について書きたいと思う。

移行支援の利用を検討している人の参考になれば幸いである。

後悔していること①
担当職員をいい意味で利用できなかった

今通っている就労継続支援B型事業所でもそうだが、いい意味でもっと職員を利用すればよかったと感じている。

「職員のほうが年下だからあれこれ言われたくない」という思いがあったり、「私の見本となるモデル(フリーランスで稼いでいる)ではないから尊敬できない」という思いがあった。しかし、就職を目指すということに関しては、それなりの職員だったと感じている。

職員が短い期間で辞めていくことに対して、いい印象を持っていなかったが、中にはPCスキルに長けている職員がいた。

そういう職員を上手く利用すればよかったのだが、報告の仕方などに厳しい職員がいて苦手だった。

また、コミュニケーションに障がいがあるため、雑談を通して関係を構築することができなかった。

就職していく人を振り返ってみると、職員との会話のキャッチボールがうまい人が多かったと思う。

職員も人間であるため、接遇がきちんとしている人には、それ相応の対応をしていたように感じている。

後悔していること②
フリーランスになりたかったのに、目標がブレてしまった

私はアフィリエイトやHP制作で稼ぎたいと思っていた。  

そんな時A事業所に見学に行ったのだが、パンフレットに「外で働けない人は在宅で働けるように支援します。」と書かれていた。
職種として、テープ起こしとアフィリエイトが挙げられていた。

アフィリエイトは、私がやりたかった職種であったため、後日契約をした。

ところが、お金が欲しくて仕方がなかった私は、日払いの仕事を探すようになった。

アフィリエイトに関することは何も教えてもらえなかったが、私の目標がブレることなく貫いていれば、それなりの支援計画が立てられたと考えられる。

後悔していること③
一度、就職を目指すべきだった

A事業所もB事業所も、就職を目指すことを目標としている人にとってはいい環境だったと感じている。

私は職を転々としてきた中でパワハラにあったこともあるため、フリーランスで自由に働きたいと考えていた。

しかし、世の中を知るという意味でも、一度、就職を目指すべきだったと思う。

仕事を転々とした理由として、自分に適した職種に応募していなかったことが挙げられるが、訓練の中で自分に合った仕事を見つけることができたと思う。

仕事が長く続けば収入が途絶えることがなく、精神的にも安定し、家族ともめることもなかったと感じている。
結果、一人暮らしをして孤独を感じることもなかったのである。

後悔していること④
勉強する時間はあったのに、MOS(マイクロソフトオフィススペシャリスト)を取れなかった

A事業所もB事業所も、MOSの資格を取得した人が多数いた。

私も取得しようと思っていたのだが、スペシャリストよりもエキスパートのほうが評価が高いと勝手に思い込んでしまい、結果時間だけが過ぎていった。

A事業所はPC講座という時間があり、それぞれがWordとExcelの勉強をし、分からないところがあれば手を挙げて職員に聞くというスタイルだった。

それに対しB事業所は、好きな時間に自ら学習するスタイルだった。

苦手な職員がいてその人に聞けなかったりしたため、Wordの基礎しか終らなかったが、まずは基礎を使いこなせるように心がけていれば、WordとExcelのMOSを取得することができたと思っている。

後悔していること⑤
障害年金の使い方を間違えた

10年くらい前に、障害年金を申請してまとまったお金が入った。

孤独を紛らわせるために、飲み歩くことが増えたり、釣り道具を買ったりした。

今なら、そういうことは働いたお金でやるべきことだとわかるのだが、当時の私は、お金が入った嬉しさで歯止めがきかなかった。

長い間フリーランスになりたかったが、私にはPCスキルが足りなかった。

学ぶための書籍を購入したり、スクールに通うべきだったと思う。

後悔してもすでに遅いが、年金の使い方が一番の致命傷のような気がしている

最後に

一番後悔しているのは、やはり年金の使い方を間違えたことである。

これは本当に致命傷だと感じていて、自分のスキル向上のために使っていれば、今頃願い通りの生活ができたと感じている。

現在就労継続支援B型事業所に通っていて、自分に合った生き方ができるように日々模索している。

この記事が、何かの役に立てば幸いである。


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