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脳に障害があるわたし

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わたしは脳が疲弊して、元の状態に戻らない障害を抱えながら生きている。 そんな自分でも考えられること。感じること。など
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2017年6月の記事一覧

詩

なにもかも割れて聴こえ

螺旋階段を一気に下るような風圧のバランス
右手だけが頼りに下る

時より光が目の前を走り過ぎ

再び嫌なツンとした臭いに包まれる

誰かに石を投げられて、

沸き出るような 温かい 悪口 批判

なにもかもが割れる世界で唯一キツく
縛られる心臓

これ以上は上がってこない
私のカイブツは、あがってこれない

だって私の体は既に動かない
叫び声すら、届かないまま

なにも響

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