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どうしても家事をやりたくないときの必需品とは?

どうしても家事をしたくない日ってある。

でも、家事に休みはない。



もちろん、限りなく力を抜いて楽をすることはできるけれど、子育て中はとりあえず子供のごはんくらいは、何かしら準備しなくてはならない。

家族の汚れた服はどんどんたまっていくし、
食べ終わったお皿はどんどん積み重なっていくし、ホコリやゴミは容赦なくたまっていく。

完全に休めば結局、
次の日に2倍やることになったりする。


経験上、
その日の家事は、その日にやった方が
結果的に楽な場合が多いので

寝込んだりしない限りは
その日の家事はその日にやるというのが
私なりのルールだったりする。


会社で働いていても
もちろんそんな日があるけれど

主婦のしんどさは
家族がのんびりしている横で家事をする、
という部分のような気がする。


元気でやる気のある日はよくても

家事をやりたくない日に
のんびりしている家族の横で家事をするのは
本当に腰が重くてしんどくて
ついイライラしてしまったりする。




そんなときの私の必需品は
「ワイヤレスイヤホン」だ。







私がイライラしてしまう
ベストシチュエーションはずばり、
「土日の夜ごはんの後」だった。

食後は、お腹が満たされていて
いい感じで眠くなってきたりして

誰だってリビングのソファで
のんびりしたいものである。


でも食後には
洗い物が待っている。

そしてわが家では
ごはんの前にお風呂に入り
お風呂のお湯で洗濯をするので
お風呂の後すぐに洗濯機を回して
夜ごはんの後に洗濯物を干す。



土曜日と日曜日の夜ごはんの後は、
旦那さんが息子のトイレと歯磨きを手伝い
その後、2人でソファに座って
テレビを見ている。

その傍ら、私は洗い物と洗濯物をするのだ。




私はそのシチュエーションの時に
イライラしてしまいやすいことを
自分で知っている。






ただ、私は旦那さんに「自分たちだけのんびりしてないで、ちょっとぐらい家事を手伝ってよ」なんて思っていない。


むしろ、会社で毎日働くしんどさを知っている私は、旦那さんに土日くらいのんびりしてほしいと思っている。とはいえ、4歳の息子が家にいる土日の昼間は、心の底からのんびりなんてできない。だからせめて、夜の時間くらいのんびりしていてほしいのだ。





旦那さんは1人暮らしのときは、毎日柿ピーを食べて生きていたという伝説があるくらい、1人で生活を営むのが苦手だし

私は会社で毎日働いていたときは、なんだかいつも急かされているような気がして、毎日しんどかった。そして集団生活がとても苦手だった。


反対に、旦那さんは与えられた仕事をきっちりこなし、その場の集団に馴染むのがとても得意で、私は家のことをコツコツチマチマ自分のペースでやるのが好きだ。


いろんな考え方の夫婦がいると思うけれど、私たちはお互い得意なことをやって補い合って、家族というチームを作っている。 

旦那さんは平日は毎日外で働き、
私は基本的に家を整え守り、
週に2日だけ外で働く。

私は、そんな今の生活を気に入っている。



なのに、だ。


今この瞬間のんびりしたいという
自分の欲望に負けて

この恵まれた環境を棚に上げて

ついイライラしてしまう自分の
キャパの狭さにうんざりする。



でも湧いてきてしまうイライラを
責めたって仕方がない。

湧いてきてしまう気持ちは
どうすることもできない。

さて、このイライラをどうしようか。




そんなことを思っていた矢先に
私は「ワイヤレスイヤホン」と出会った。

使っていたイヤホンが壊れてしまい、
以前から憧れていたワイヤレスイヤホンを
買うことにしたのだ。



ワイヤレスイヤホンは
私が思っていた以上に快適だった。

スマホをキッチンカウンターに置いて
家事をしながら身軽に音楽を聞いたり、
You Tubeを聞いたりすることが
可能になった。



ある休日、
夜ごはん後のイライラがやってきたときに

何気なくワイヤレスイヤホンを耳につけて
大好きなYouTuberさんの動画を
ラジオ感覚で聞きながら
家事をしてみたのだ。



手と足は家事をして働いているけれど
頭の中はYou Tubeの世界で楽しんでいる。

そんな感じだ。


傍らでは旦那さんと息子が
のんびりテレビを見ているけれど

私はYou Tubeを聞いて楽しんでいる。


自分が楽しいときに
人はイライラしないものだ。


というわけで
私はイライラする理由がなくなった。


むしろ、
「土日の夜ごはん後の家事のときは
You Tubeを聞く時間」にすることで
その時間が楽しみにさえなった。


というわけで
ワイヤレスイヤホンのおかげで
私の土日の夜ごはん後のイライラ問題は
無事解決したのだった。



とはいえ、
このワイヤレスイヤホンを使うのは
あくまでも「どうしても家事をしたくない時」だけにとどめようと思っていた。


私は家事をするときに
「心を込めること」を
大切にしたいからだ。



たとえば

ワイヤレスイヤホンをしながら握ったおにぎりと、心をおにぎり一点に集中して握ったおにぎりは、全くちがうもののような気がする。

ワイヤレスイヤホンをしながらアイロンをしたワイシャツと、心をワイシャツ一点に集中してアイロンをしたワイシャツだったら、袖を通したときになんだか力が湧くのはどっちだろう。


ワイヤレスイヤホンをしながら掃除をした部屋と、心を部屋に集中して、ここに住めることに感謝をしながら掃除した部屋だったら、部屋の雰囲気にちがいはあるだろうか。
  

見た感じは全く変わらなくても

そこに心を込めたか
そこに心を込めていないかで

確実にそれらは「ちがうもの」になると
私は感じている。




家事という仕事は
やること自体は誰にでもできる
簡単なことかもしれない。

慣れてしまえば
単純作業かもしれない。


だからこそ、
心を込めてやらないと
家事という仕事は
どんどんつまらないものになってしまう。



休みなく
生きている限り毎日やり続ける
家事という仕事だから

毎日全力で心を込めてやることは
私にはできないけれど


でもその時々で
ちょっぴりサボったり
手を抜いたり、気を抜いたりしながら

でもできる限り、
心を込めて家事をしたいなと思う。




長長長距離走のような家事という仕事を
やり続ける中で

ゼエゼエと息切れして
どうしても止まってしまいたくなったときに

できるだけ楽しく
走り続けるためのアイテムとして

私はワイヤレスイヤホンを
まるでお守りのように
左手に握っている。


そして右手には
「私は大切な仕事をしているんだ」という
自分で自分を認める気持ちのようなものを、
しっかり握りしめている。


時に
右手をゆるめたり
左手をゆるめたりしながら

バランスをとって

自分の気持ちに寄り添いながら。







でもやっぱり
そのこと以上に大切なのは


なによりきっと
私がご機嫌でいることなのだ。


ぬかりなく家事をすることや
心を込めて家事をすることは

家族にとってはもしかしたら
どうでもよいことなのかもしれない。


母である私がご機嫌でいること以上に
家の中の居心地をよくする方法は
ないと思うのだ。




家族にとって
居心地の良い場所をつくることが
私の役割なら

ワイヤレスイヤホンを耳につけて
鼻歌を歌いながら、ご機嫌で家事をする、


それだけで十分
役割を果たしているのかもしれないなと
思うと

なんだか
肩の荷が降りたような気がするのだった。

※ちなみに、私が買ったワイヤレスイヤホンは、ドンキホーテに売っている1980円のものです。安いけど、いい仕事してくれてます♪

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