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今回はおすすめライフハック。こちらについて話をしたいと思います。いわゆる仕事術。効率よく生産性を上げていくには、どうしたらいいのか。

基本的には、やっぱり前向きに物事を捉えていかないと、いろんな活発な議論、楽しいアイディアや面白そうな試み、そういったものが生まれてこないと思うんですね。では、どうしたら大小かかわらず何らかの問題に直面したときに前向きに考えることができるか。

重要なのは自分にフォーカスする時間をいかに作れるか。いかに自分と向き合い、自分のマインドにフォーカスできるか。その環境を作り上げていくことが重要だと思っています。そして、何でもかんでも思い詰めればいいというわけではなくて、どういうシチュエーションでフォーカスしていくか、そこが重要なんじゃないかと思うのです。

気持ちの切り替えは身近なところでできる

僕の場合は運動なんですね。

ジムに通っているのですが、終わった後すごく清々しい爽やかな気分になります。頭がすっきりしていて、物事を前向きに明るく捉えることができる
だからジムに行くときには、例えば今日はこんな課題があったよな、とか、こういう問題があったよな、あれどうしようかな、などと頭の中で今抱えている問題だったり、そういった類のものをなんとなくイメージしながら行きます。

運動してる間はとてつもなく必死にインストラクターの皆さんにしごかれながら頑張ってますので、考える余裕はないんですけれども。終わった後に、改めて自分が抱えていた課題だとか問題とかを思い直してみると、こういう方法があるな、などと思うわけです。特にクールダウンしているときやストレッチしているときとかですね。

改めて考え直してみると、ちょっとひらめいたりするんですね。ものすごく困難な問題だったのに、何らかの細い糸口を自分の中で見出そうとしている、もしくは見いだせたりしてる。

なので、この運動前後に自分にフォーカスする時間を持ち、そうすることによって、いろんなアイディアが生まれたりする。普段特にそういったスポーツしはていない、という方がいらっしゃいましたら、例えばランニングでもいいと思うんです。着替えてシューズを履いて外に出るだけです。
走ってるときって、一気に体力を消費するわけじゃないので、意外と考える時間ってあるんですよ。

ランニングの場合は、走ってる最中もずっと考えることができるので、音楽聞きながらという方もいらっしゃると思うんですけれども、逆に音楽を聞かないときはもう自分の頭の中でしか時は過ぎていかないので、逆にいろいろ考えることができますので、ぜひ試してみてください。

思い切って遠くに行ってみる

そしてもう一つ、ハイヤーのドライバーさんに伺った話です。記者をやっているときは、四六時中呼び出しがあって、とんでもないところに行かされたりもしますので、タクシーで行けないときもあって取材部にハイヤーが割り当てられています。

それ聞くとなんて贅沢だ、と思うかもしれませんけれども、もうね、なんていうのかな、すごい大変なんですよ。とんでもない時間に、とんでもないところに行くわけです。交通手段もなくてタクシーも捕まらない。行かなくていいならいきたくない。


そういうことを繰り返しているとドライバーさんと仲良くなるわけです。ドライバーさんと顔見知りになって、例えば現場で中継するときにきちんと車が映り込まないように離れたところに停めてくれて、中継が終わった頃に迎えに来てくださったりとか阿吽の呼吸ができてくる。

ある仲良くなったドライバーさんから伺った話が、とても忘れられなくて。

当時、警視庁の記者をやっていました。事件、事故、災害と、何かあるとすぐ飛び出していきます。そして、いろんなところから中継して、それ以外は毎日張り込みもしたりします。

張り込みというのは、逮捕される可能性が極めて高い人の自宅や勤務先で、当事者が出てくるのを待ち、出てきたところでいわゆる直撃をします。「あの件についてちょっと見解を伺えませんか」「関与はあるんですか」など。こういう人たちは、逮捕されると弁護士以外は面会ができませんから、話が聞けなくなります。その逮捕される前の瞬間が極めて重要なタイミングになるのですが、そう簡単に直撃なんて取れないんですよ。相手も、ものすごく警戒しているから。家を転々としていたり、ホテル暮らしていたりしてい
て。でもそんなこと、こっちは知る由もないから、朝5時からずっと自宅近くの電柱の陰に隠れて待ってたり、勤務先でも夜10時、11時、何時までこれ待ってればいいんだろうというような時間帯まで、ずっと待ってる。極めてブラックな仕事なわけです。

だからメンタルをやられてしまう人もいます。

正直に言いますと離脱していくひとたちも一定数います。他社さんでも話聞きますし、弊社でも、やはりちょっと無理だっていう人がいました。

そのときにですね、ドライバーさんに言われたのは、もしつらいときがあったら、とにかく遠くまで行ってみてください、と。遠くに行くことによって、自分も落ち着いて冷静に見つめる時間、自分にフォーカスする時間を持てるようになるんですね。追い詰められてしまうと、やっぱり人ってどんどんマイナス思考になり、追い詰められれば追い詰められるほど、新しくポジティブな考えなんて思い浮かばなくなる。生産性が上がるようなアイディアなんて、生まれてこないんですね。

もう駄目だ、もうやめよう、これやっていられない。どんどん思考がマイナスになっていく。ポジティブに切り替えるためには、一旦その場から離れて、なるべく遠いところに身を置いて思考を整理していく必要がある。おそらくそういう意味だったんだろうな、と彼の言葉を今でも思い出します。

一時期、張り込みでまったく取材ができず、これはどうしたらいいんだろうとどん詰まりにはまってしまっていたときがありました。そのとき彼の言葉を思い出してですね、もう思い切って、取材途中に切り上げていわゆる温浴施設にいきました。健康ランドですね。今だからいいますけど。
するとやっぱりすっきりして、いや、ちょっと待ってよと。自分の取材方法とか、いる場所とかを考え直すわけですよ。で、これはもう無理だ、とスパッと切り替えて違うところをきちんと探し直そう思うわけです。思考が整理されるんですね。すると、本当に直撃が取れたりするんですよね。

今回のライフハックはどうやったらポジティブな考え方、マインドセットができるか。

皆さんも皆さんなりの自分にフォーカスする時間、そして前向きにとらえることのできる環境とは、どういうシチュエーションなのか。改めて考えてみると意外と身近なところにあったりもするので、ぜひ挑戦してみていただけたらなと思ってます。

(voicy 2022年5月21日配信)

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