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僕は子供の頃、勉強が苦手でした。小学生から大学卒業に至るまで、ずっとです。楽しいと思ったことなんて一度もない。挙句に運動も苦手だったので、体育も嫌い。唯一楽しかったのは図画工作と家庭科。何かを創り出す、という時間はいくらあっても足りず、没頭できました。

しかし、フジテレビのアナウンサーになり、報道番組を担当し、各方面の専門家や著名人へのインタビューが突然「今日!」なんて日が増えてきて、これはいけないと、いつどんな方面の専門家への取材が来てもいいように、と、新聞全紙はもちろん各方面の本を読むなどして勉強を始めました。それは、とても楽しかったです。なぜなら「知識が日々の生活に活きている」と実感できたから。

サイン・コサイン・タンジェント、なんて呪文のようにいまだに覚えているけれど、改めて調べないとなんのことかわからないし、生活に活きたことは、この44年間一度もないけれど、社会人になってから自ら必要と感じ始めた勉強は僕の頭の中で「生き生き」と活躍しました。

宣伝くさいようですが、違くて、本当の実感なのですが、10月に入り、30名限定で始めたオンラインサロン「コミュニケーション大学校」では、まさにそうした機会を作り出すことができた!と感じています。

集った仲間たちは、年代も職業も住んでいる地域もバラバラ。しかし、「コミュニケーション」というテーマを元に交わされるコメントや、サロンをより有効に使うための様々な提案は、自分では想像していなかったものもたくさんあり、日々、刺激と発見に満ち溢れています。

これは、各スクールなどが作ったさまざまなコースでは得られない学び、発見です。

様々なバックグラウンドを持つ人が集い、それぞれのアウトプットが誰かのインプットになる。その選択は自ら選んだもので、そこでさらに主体的に何をしたいか提案し、そこに仲間が呼応する。

クローズドで有料だからこそ、「学び」や「交流」に意識の高い人々が集まり、誰もがストレスを感じることなく、アウトプットできる。これが旧Twitterなどでやったら、多分、荒れる。

サロンは少しずつ、仲間を増やしながら、一緒に成長していければなと思っています。

「学び方」は人それぞれ。でも、主体的にそこに足を踏み入れ、誰かに教えてもらうだけではなく、自ら「学びのあり方」を創り出していくのも、楽しいものです。

フジテレビ報道番組プロデューサー
森下知哉



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