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出前館は強者の「ミート戦略」に切り替えたために赤字続きなのではないでしょか。あと数年、生き残りを掛けた熾烈な戦いが続くと思われます。

いろいろな見方がありますね。

出前館の赤字の良し悪しに関しての記事です。

コロナ前の2018年まで黒字だった出前館が、コロナ禍以降赤字続きということです。

記事は財務表ベースの話で終始していますが、単純に強者の戦い方をしているだけではないでしょうか。

2020年3月にZホールディングス傘下となったことで、より明確に強者の戦い方に切り替わったように感じます。

なぜなら、コロナ禍でデリバリー業界に参入してきた企業は明らかに増えました。

つまり、弱者の「ランチェスター戦略」に対して「ミート戦略」で生き残りをかけています。

ただでさえ、ウーバーのような資本力がある企業が参入してきており、その他の企業の成長含め凌駕しなければなりません。

出前で勝ち抜くためには「利用エリア×配達員×加盟店手数料」が優秀な必要があります。

特に配達員の確保は「利用エリア拡大」のスピードを上げるとどうしても必要以上に確保する傾向となり人件費はかさみます。

利便性を訴える広告費もしかりですね。

あと数年は潤沢な資金を使い、面を抑えにいくのではないでしょうか。

先行きが見えにくいですが、あとはこの作戦が成功するか否かは数年後の競合の状況に大きく左右されそうです。

ちなみに、千葉県柏市では「ウチめし柏」という地元専門の宅配サービスが勢力を増しています。

ローカル経済を取られると出前館さんは厳しい状況に追い込まれそうです。

▼まとめ
・出前館の赤字は良い赤字と判断
・少なくとも10年は耐えられるほどのキャッシュが出前館に入っている
・20年3月に発表されたLINEグループとの資本業務提携を結び300億の出資を受ける
・現在はLINEと経営統合したZホールディングス傘下となっている
・手持ち資金としては潤沢、この点から破綻の可能性は低いと予測

ギャンブル要素が強いように感じますが手元のキャッシュは大きいことは間違いないですね。

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