【オーストラリア・ギリホリ日記】ワーホリ就活をスムーズに!人事担当経験から紹介するスゴ腕就活術〜ワーホリビザ、同一雇用主での就労が6ヶ月以上可能になりましたSP〜
こんにちは!ギリホリ中のトモです!
みなさま新年いかがお過ごしでしょうか。
このnoteに辿り着く方は、これからオーストラリアにくる方、働いてる方、絶賛仕事探し中の方、など様々だと思います。そんな中で2024年1月1日、オーストラリア政府からの朗報がありましたね!。この度今まで半年以内だったワーキングホリデー(以下、ワーホリ)ビザでの同一雇用主下での勤務が、半年以上可能に改正されました〜!嬉しい!
逐一情報を調査している方はすでにご存知かもしれませんが、日本の留学情報サイトなどへの反映が見つけられませんでしたので、オーストラリア政府からの情報をリンクしておきます。
半年でようやく仕事に慣れて来た所で1から職探し……半年間の努力が勿体なく感じたり、新しく覚えることも沢山あって大変ですよね。一度決めたお家にも長期で住むことができるということになるので、住まいの選択肢が増えるのも嬉しい限りです。雇用主側としても、新しい人への指導が省け、良いことではないでしょうか?。
でも、これって反対に…
“ワーホリでの就職がより厳しくなる”ってことではないでしょうか?
そこで、私は半年間ジャパニーズレストラン(以下、ジャパレス)のオフィスにて日本人の求人採用担当をしておりましたので、この経験をいかして、今回は会社に興味を持たれやすいポイント、採用の判断基準などについて紹介できたらと思います。あくまでも私の経験則や周囲のOG(AUSSIE)からのアドバイスに寄ることはご留意ください。
今、ジャパレスは大激戦です。毎日大量の履歴書がメールで届きますが、そう簡単には受かりません。まずは履歴書をしっかり見てもらえるかどうかです。私は実際にOG(AUSSIE)にポイントを聞きながら就活しましたので、踏まえてご紹介します。少しでも役に立てたのなら幸いです。
履歴書を送る前に
これだけはやめて!99%スルーされる履歴書の送り方
まず最初に、私が目にしてきた全く見向きされないメールや履歴書の送り方を挙げます。下記を就活の心構えとして、おさえておいていただけたらと思います。
メールの題名や本文なし。履歴書だけの送付。:会社に送るものです。日本でも同じだと思いますがやめましょう。手当たり次第送っている姿勢が際立ち、失礼な印象を与えます。大量に履歴書を送り疲れるのは分かりますが、タイトルや自己紹介が何もないとあっては、非常識をアピールするようなものです。
「やる気めっちゃあります!」「なんでもやります!」:いきなりタメ口で文を始める方がいます。日本の就活と同様でまず挨拶や自己紹介など、“常識的な文面”を心がけましょう。人事部には様々な国籍のメンバーがおりますが、皆こういったカジュアルな文面はスルーです。例えば英語の場合(ヨーロッパの方に実際多いのですが)、「Hi, I'm looking for job」の一言で履歴書を添付される方がいます。しっかりと挨拶、名前、自己紹介など(後述)を明記しましょう!
ジャパレスには、日本人の社員が必ずいますので、メール文面が日本語だからといって不利になることはまずないでしょう。しかしながら、失礼は禁物です。また履歴書は外国人の各店舗リーダーやマネージャーが見ますので英語が必須になります。
それでは実際に履歴書の書き方や送付方法についてご紹介していきたいと思います。
履歴書(Resume)の書き方・送り方
9割がCanva!履歴書(Resume)の書き方
前項を踏まえ、メールにきちんと題名、名前、軽い自己紹介(他、ビザタイプ(期限)、いつから働くことができるか、応募理由、など軽く明記しておくと採用担当がパッと見で条件を判別できるので、良いと思います)を明記し、履歴書を添付します。
履歴書はCanva のテンプレートが9割!…です。
Canva(https://www.canva.com/)にログインして「resume」と検索すると、沢山できてきます。
履歴書のデザインはお好きなもので構いませんが、具体的かつ分かりやすく、綺麗に書くことが大事です。例えば、
のように、始まりの大文字と小文字が揃ってない、−(ハイフン)と:(コロン)の使い方がバラバラなどが度々見受けられます。最終の見直しができない人間性なのかと、勘繰られますので、美的意識を持ってしっかり確認しましょう。
基本的にはテンプレートの項目に添ってきちんと書けていれば問題ないとは思いますが、経歴、役職、具体的な経験、が必須です。私の上司も「具体的に何ができる人なのか」を気にしています。実力社会を肌で感じております。しっかりとアピールすることが大事です。
なおCanvaが殆どなだけで、例えばWordで作成しても問題はありません。
ライバルに差をつける!電話がきやすくなる魔法のカバーレター
通常カジュアルバイト程度では特に必要ないものですが、この激戦状態でライバルに差をつけるためカバーレターを用意するのは非常におすすめです。こちらもCanvaで「cover letter」と検索するとテンプレートが沢山ヒットします!
カバーレターは手間です。作るのが非常に面倒くさいです。私は最初カバーレターの完成に3時間以上を費やしました。応募する場所によってカバーレターの文章を変えなくてはいけません。何度も言いますが、面倒くさいです。元々まめさがないので苦手だし…‥非常に面倒くさいです。
でも、そういった手間は伝わります!
メールが丁寧であることに加え、カバーレターがある方には、経歴の有無に関係なく、私は必ず電話しています!!
あくまでも「私は、」という話ではありますが、自分自身就活する中で電話がくる率が上がったことを実感しましたし、1週間に膨大な量の応募メールがくる中でカバーレターが添付されているのは1〜3人程度です…‥有り難みが違うんです!
こう書くと嫌らしい感じもしますが、この一手間をかけることが数多くの応募者との差を生み出し、電話がくる確率を上げる、それを実感できると頑張れます。手間隙の有り難みは万国共通です。私もこれからファームに移動したいので「カバーレターで電話がくる、必ずくる…」と念仏のように唱えながら就活をしている最中でもあります。
さらにライバルの先へ…!フォローアップメール
もう一つ、是非実践してもらいたいおすすめがあります。それがフォローアップメールです!
私は日本人ということもあり、履歴書はしっかり見ています。学生、ワーホリでの苦労が分かりますので、努力に答えたいと思ってやっています。しかし勿論全員がそうとは限りません。流れ作業で見ていたり、多国籍な内容の人事は見る回数が少ない会社もあるようです。
なので、①カバーレターをつけ、②履歴書を、③丁寧なメールで送った後、暫く連絡がない場合はフォローアップメール送ります。
下記は、私が制作した文章の例です。
エージェントや語学学校に行っていないので、作るのに本当に骨が折れました(通ったら教えてくれるのか分かりませんが)。オーストラリア出身の友人に添削してもらいつつ、これにも3時間かかりました。
友人いわくフォローアップメールは就活の鉄則とのことです。
内容は、以前にメール、履歴書を送ったことについて、今後について、となりますが、必ず「I understand how busy you probably are.」相手を労い、良い返事を心待ちにしているということが伝わるようにしてくださいね!。ぜひこちらの文面も参考にしてみてください。
人事で求人のメールを見てると、2回、3回送ってきてくれる方がいらっしゃいます。ただどのメールの文面もあたかも初めての送付かのように書いている場合が殆どです。しかしこれでは勿体無い!。せっかくなら、フォローアップメールとしてアピールした方が良いです。
また、大手企業のオフィス勤務や秘書に応募するための履歴書となると、メール文面や履歴書の書き方も違ってくると友人が言っていましたが、飲食店、雑貨屋、スーパーなどの勤務を応募する場合は多国籍な人々が見るので、履歴書などに使う単語はビジネス英語でなくても大丈夫だそうです。むしろ難しい単語を羅列して面接の時に言えなかったら元も子もないということでした。
加えて余談になりますが、文末につける定型 faithfully yours ・ sincerely yours これらの使い方が間違っている方が多いので、確認してから送ることをお勧めします。ここはローカルの方がよく見ている印象です。
となります。
日本でも、オーストラリアでも、就活は気を使いますが、焦らず地道に行きましょう。。。
電話面接の注意事項
電話面接に進んだけど「不採用」…にならないために
履歴書の送付が済んだからといって終わりではありません、電話での面接が待っています。ここで「不採用」となってしまってはそれまでの努力が水の泡となってしまいます。勿論ここでもライバルは数多くいるわけですが、ここでは実際に私が人事として経験した不採用になりやすい方々の問答をご紹介します。参考になれば幸いです。
特にキッチン希望の場合は、その店のメニューと自分の経験が合致するかどうかを判断してから答えると良いです。例えばジャパレスは言わずもがな日本料理なので、お寿司や天ぷらを扱うことが多くなります。カフェでのキッチンの経験だけでは、魚を捌いたり、魚の内臓を取るなどの経験はあまりない場合が殆どかと思います。
寿司ロールなど日本食でもカジュアルなところに応募しているのであれば大丈夫でしょうが、本格的なお造りを提供しているお店では自分の技術で事足りるかどうかを確認してから希望するポジションを伝えましょう。
実際「どちらでも良い」と言われた方に、キッチン内容を伝えてから聞き直すと、ホール希望に変更される方が多いです。同じ人事の中国人は「なんで経験ないのにキッチンで応募してるんですか!その認識ではダメです!」と容赦なく電話を切っています……怖いです。会社の印象など無問題です。先にも書きましたが実力社会です。できる根拠を具体的に言えることが重要になってきます。
具体的には「私はOO店で、何年の経験があり、ホールでオーダー、バッシング、お客様のご案内、電話対応、予約管理、会計、レジ締めなどをしており、メニューを覚えることも得意です。同時にお酒を含めたドリンク作り、キッチンでサンドイッチやパスタ、サラダなどの軽食の盛り付け、ソースやスープの仕込みもしていました。なのでホールをした時もお客様に材料を聞かれた時もすぐ対応することができました。オールラウンダーの経験をしているのでどちらもできると思います。メインとしてはホールのポジションだったので、ホールで即戦力になれると思います。」……ぐらいにお話しできると、非常にイメージがつきやすいわけですし、
「魚を捌いた経験はないけど、揚げ物はできる」など言っていただければ、こちらとしても、キッチンアシスタントへの採用など配慮ができるかもしれません。
とにかく、具体的に、自分ができることを伝えましょう。
海外で、正直に主張するということはとても大事です。
「毎週火曜日は入れない」理由が「彼女の休みが火曜日で、一緒に過ごす時間が欲しい」であっても、特に不利になりません。実際にあった話で、彼は採用になりました♡。
つづいて、ワーホリ就活に多いジャパレスのメリットとデメリットを……と思いましたが長くなってきましたので、また今度にしたいと思います。
時給事情や、働くスタイル、日本企業ならではのジレンマと苦悩など
書きたいと思います。
ここまでお読みいただきありがとうございました。
どこも簡単に仕事は見つかりませんが、誠意を持って取り組むことが大事だと感じます。その気持ちはメール、電話、対面でも伝わります。シドニーに来てまだ浅いですが、たくさんの友人に助けられ、支えられているので、そこで得たことを皆様に少しでも役に立つことができるのであれば嬉しいです。みんなで頑張りましょう!
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