雨の日に感じる非日常

#雨の日をたのしく

雨の日は憂鬱だ。でも、わたしにとっては非日常を味わうチャンスでもある。雨の日は家でのんびりと過ごすのもいいのだが、次第に気だるさを感じてしまう。そんな時はたいてい外にでかける。

そしてわたしは傘をさしながら走るのだ。
走ると言っても、ランニングのようにスピードを出すのではなくゆっくりと歩くようなスピードで。

晴れている日はランナーも多く、後からどんどん追い抜かされて、ゆっくり走ることに負い目を感じることもあるが、雨の日はどんなにゆっくり走っていても誰も追い抜いたりしない。

そもそも人が少ないのだ。
はたから見たら、なにか用事があって急いでいると思われるのかもしれない。いやいや、違うんですよ。ただ、非日常を感じたくて雨の中を走っているだけ。

そんな風にほくそ笑みながら走る。
この行動の真意を誰もわからないだろうと。

普段とちがう思考で、おもしろおかしく想像しながらする行動は
非日常感がすごいのだ。
家に到着するころには憂鬱な気分もスッキリ。

まったくおかしな雨の日の過ごし方だが、なかなかやめられそうにない。

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