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アメリカの高校生が学んでいるお金の教科書③

<お金が入ったらまず貯金>

貯金を始めるのは早ければ早いほどいい。

貯金とは支出を先延ばしにする行為であり、貯金ができる人は目標達成のために我慢することができる。

溜まる貯金のやり方は、お金が入ったら貯金する分をすぐに分けること。

貯金の目安は収入の10〜20%が望ましい。とにかく無理のない範囲ですることが大切。

そして、貯金口座は絶対に分けておきすぐに引き出すのを難しい状態にしておくのがよい。


<支出の把握>

予算の目的は出ていくお金が入ってくるお金よりも少なくするようにすること。

予算を立てる最初のステップは全ての収入と全ての支出を把握してリスト化すること。

まず過去の支出を把握してから向こう1年間の支出を予測する。これを収入においても同様のことをする。

支出のポイントを紹介すると、
・家賃にお金をかけすぎない。
・小さな出費に気を付ける。
・もしもの時の備えを万全にしておく。

とくに2番目の小さな出費コンビニ、アプリの課金、音楽のダウンロードなどには十分に気を付ける。

自動車を買う場合本当に必要なのかよく考える。車を所有するのは最後の手段と考えた方がいい。

もし買う場合は、「中古車現金一括」の一択のみ。ローンやカーリースは絶対に避けるべき。

ものを買う場合も注意が必要。「価値」を構成するのは「値段」と「質」である。

値段が変わらないのであれば、質の違いが決めてになる。少し高くても丈夫な方が長期的にコストがかからない。


<複利の力>

お金を貸すことで利息を稼ぐことができる。今日手に入るお金よりも今日持っているお金の方が価値がある。これがお金の時間価値。

特に複利の力を使うことで時間はかかるが稼ぐことができる。

利率が12%で元本が10万円で返済期間が1年の場合、1年間の利息は1万2000円であり返す金額は11万2000円である。これが単利の考え方。

これを1ヶ月の複利で考えると、11万2682円になる。計算式はこうだ。

1年間の複利で考える場合、1ヶ月の金利が1%となり1ヶ月ごとに1%ずつ複利で増えていく計算にある。

1ヶ月目
10万×1.01=10万1000円

2ヶ月目は1ヶ月目の利息に更に利息がつくので
10万1000円×1.01=10万2010円
となる。

これを12ヶ月まで続けると11万2682円になる。もし自分がお金を貸している立場であれば複利ほどありがたいものはない。

しかし、お金を借りている側であれば耳が痛い話である。複利の力を理解しているかいないかでお金に対する考え方はすごく変わる。

株式投資をデイトレードではなく長期で考える理由にはこの複利の考え方があるといっても過言ではない。


<まとめ>

本日は貯金、支出、複利のことについてお話ししました。その内容をまとめます。

1、収入が入ったらまず貯金
→月の収入の10~20%がいいと思います。とにかく無理をしない範囲で。

2、支出の把握
→見える化することが大事です。支出を把握できれば予算も立てやすくなります。

3、複利の力
→複利は画期的です。神です。ぜひ有利に使いましょう。



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