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アメリカの高校生が学んでいるお金の教科書①お金とキャリア

どんな人生を歩むかを自分で選択するためには「お金」の知識は絶対に必要になる。

しかし、日本の学校はいまだに「お金なんて教育にふさわしくない」という考えのままであり、その点アメリカが随分と進んでいる。

そこで今回からこの「アメリカの高校生が学んでいるお金の知識」という本を紹介します。


<お金の計画>

お金の計画とは「自分がお金を使って何をしたいのか」を明確にすること。

それが明確になってもいないのにただ稼ぎたい、儲けたいと考えるのは計画的ではない。

そもそもお金の役割は次の三点である。

1、交換の手段
→欲しいものや必要なものを手に入れる

2、価値の手段
→あとで使うために貯める。お金の数字=価値

3、価値の尺度
→年収が多い少ないなどものやサービスの価値を表す。

また、マネーサプライが適切に管理されていないとインフレの歯止めが効かなくなる。

インフレになるとモノやサービスの値段が上がるので購買力が下がる。

インフレになることで同じ給料で買えるものが少なくなったり、金利が上がってお金が借りられなくなる。商売人はしょっちゅう値段を変えなけらばならない。

こうなってしまうと経済活動が停滞してまい雇用も減少してしまうのでこのような経済の動きにも注目である。


<お金の専門家>

人生でお金に関する決断は非常に多い、その行動は自分で責任を持たなければならない。

マクドナルドがハンバーガーを売ろうとするし、保険会社は保険を勧めてくる。それらはすべて私たちのお金を奪うため。

お金に関する決断が未来を決める。自分のお金に責任を持て。

その中で大事になってくるのがFA(ファイナンシャル・アドバイザー)やFP(ファイナンシャル・プランナー)などお金の専門家との付き合い方である。

彼らは特定の金融機関や保険会社からお金をもらって契約している。アドバイスを鵜呑みにすると自分にとって本当に必要なものが選べない。

お金に困らない生き方をするには人生でお金に関する要素をピックアップし、具体的な戦略を立てる。紙に書いて見える化する。

お金がないと確かに大変だが、お金を中心とした人生を送るのも間違いである。本当に大切なのは喜びと幸せに満ちた意義深い人生を送ること。

お金はその手段でしかない。決して目的ではない。


<人的資本>

現代のビジネスパーソンは、引退までずっと同じ会社にいるというのはレアケースになっていく。

何度も仕事を変えることになるためそのための準備をしておかなければならない。

変化を見据えたキャリアプランが必要であり、自分のキャリアが最終的にどうなるのか方向性は決めておくべきだ。

どのようなキャリアになっても資産価値の高い人になれば変化に対応でき立派に通用する。

そこで失敗しない転職の考え方として、職業と業界の両者を同時に変えるような転職は控えた方がいい。

例をあげると、メーカーの営業から教育機関のサービス業への転職といったようなことは苦労することが多く給料も上がらないことが多い。

仕事を通じて知識、スキル、経験を手に入れ雇用主にとって価値のある存在なっていく。

働くかぎり、教育とトレーニングを続け学ぶことをやめなければ成功して稼げるような仕組みになっている。


<まとめ>

①自分がお金を使って何をしたいのか明確にすること
→計画的に稼ぐことが大切。

②お金の専門家には気を付ける
→彼らのアドバイスを鵜呑みにしてはいけない。

③資産価値の高い人間を目指す
→自分の価値を上げるために学ぶことをやめないこと。


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