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書評『人を導く最強の教え 易経』
こんにちは!トモタメです。
今回は『人を導く最強の教え 易経』を紹介します。
全ての対処法は易経にあり!
何かそんな風に思わせる本でした。
もともと易経は儒教の基本書籍である五経の筆頭に挙げられる経典で、人としての在り方や考え方について解説しています。特徴的なのが易経は
様々な人生で起こる内面的な好不調、外面的な好不調、人間関係などを科学的にアプローチした書であるということです。
この本を読むことで、自分のブレない判断軸を作ることが出来るので、人生をコントロールしやすくなります。
さて、私がこの本を通じて思ったのは、時代の流れに対し忍耐強く、慎重に、ゆっくりと構えた判断や人間としての在り方が多いということです。
あまり状況が良くないときは、時間が経過していくことを待って、その間に準備しておき、いいタイミングだと思ったら、進んでいく。「孫氏の兵法」とかでも出てくる「戦わずして勝つ」という、合理的に適応して生き延びる方法がメインな感じがありました。
この本を読んで連想したのは、徳川家康です。「鳴かぬなら鳴くまで待とうホトトギス」という性格を表した川柳もありますが、江戸時代が約260年続いたのも、この易経の考え方があったのだと思います。
実際に徳川幕府は朱子学を推奨していたことから、「四書五経」を学ぶことは盛んだったと思われます。徳川家の将軍も朱子学を学んでいた可能性が高いこと踏まえると、江戸時代は易経の考えが根本的にあり、長く続いたのかなと思いました。
急激な成長を求めず、じっくりと進んでいく。
長いスパンで物事を見たときに、この方が確実に人生や人間として成長できるなと思いました。
成長は過去に積み上げたものが、タイミング良く現れたもの。現れるまで自分が少しずつ忍耐強く積み上げることが出来るかが、重要だなと感じました。
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