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書評『お金の向こうに人がいる』

 こんにちは!トモタメです。
今回は『お金の向こうに人がいる』を紹介します。

前回田内さんの『きみのお金は誰のため』をご紹介させていただきましたが、その考えの元になっているのが今回の本です。

この本を読んで思ったのは、いかに人は分かりやすいものに執着するのかということです。特にお金や経済の数字への執着心は半端ないなと改めて思いました。

例えば、経済状況を示すとなれば、GDPを思い浮かべますが、GDPはあくまでも経済状況を示す1つにしか過ぎないのに、それが全てだと思い込んでしまい、議論しています。

経済の本質はお金を投入して、人が働くことで、生活が豊かになっていく営みです。豊かというのは本来客観的に見える指標ではなく、その人の感じる心。

なぜか、昔よりも絶対に豊かになっているはずなのに、心は豊かになっていない気がします。

その人の生活が豊かになるように、サービスなどを提供していくこと、そして支えあって生きていることを認識して生活していくことが大事なんだろうと。

お金に関しても、結局一番大事なのは、どのように使っていくのかがこれからは本当に重要なんだと思います。いかに自分の生活を豊かになるように、お財布と相談してやりくりしていくか。

そして、そのお金はサービスを受けた方がお礼としてお金を払ってくれたという認識を忘れずに働きたいです。

この本は非常に分かりやすくお金について紹介されていますが、道徳や経済、社会問題あらゆる裾野に伸ばして日本について考えさせられます。





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