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サーカスからフレディからの、嵐

「木下サーカス四代記」を読了した日、映画館で「ボヘミアン・ラプソディ」を見て帰宅したら、「嵐」の活動休止の記者会見をやっていた。

エンターテイメントの世界とパフォーマーの人生に触れた日曜日だった。
年に4、5カ所の巡業で120万人を動員する木下サーカス。世界的なサーカス団でさえ廃業や形態を変えていく中、100年を超えて続く“ファミリー企業”。団員とその家族100人近くがコンテナハウスで暮らし、遊牧民の如く移動を続ける。

複数の国からの外国人パフォーマーが多数在籍していても、「団員を育てる」スタイルを変えないのが木下流。即戦力の演技者を世界中から集めるシルク・ドゥ・ソレイユとは対象的な手法だという。

ロックバンド、クイーンのボーカル、フレディ・マーキュリーの半生。映画では、孤独と欲望の満ち干きから救い出してくれるのは家族だと教えていた。最愛の女性メアリーは、フレディの財産、印税の一部や豪邸を相続したそうだが、バンドメンバーとの関係は簡単ではないだろう。

そして、テレビに写る自分の言葉を携えた5人の男たちの会見。アイドルらしくなく、良い意味でマリオネット感を微塵も感じさせない。

トップアイドルグループは裏舞台も含めてサーカス一座と似ていると思った。

いつも思う。目に見えないことこそ大切で、目に見えることよりずっと意味がある。

そうそう、新聞で読んだ某作家のエッセイに「友人は少ないほうがいい」とあった。年齢を重ねてそういう境地がより分かるようになってきた。

*木下サーカス四代記/山岡純一郎著

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