綿矢りさの「嫌いなら呼ぶなよ」
この人の本は読んだことがなかったんだけど、どこかの書評でなんとなく気になっていて、書店でビビットな装丁にも惹かれて手にした。
「眼帯のミニーマウス」「神田タ」「老は害で若は輩」。どれも面白いけど「嫌いなら呼ぶなよ」が最高。
小説に時代を読むという興味を求めるなら、2020年からの数年間を自由な文体というか口調で綴ったオンリーワンの作品じゃないかな。ずっと後世まで読者は続くと思う。
”コロナ渦で社会人やってます”という人を、笑わせ頷かせてくれる。
ところで、
表紙扉の裏に書かれたパリス・ヒルトンの”名言?”いいね。
知らない人から嫌われるのは、
あなたが素晴らしい証拠。
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