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【初ソウル】帰路

11/2(火)

行きはエアプサンで来たけど、韓国の航空会社の関空行きの便は朝早いのしかなくて4時起きとかになるのが嫌すぎて、帰りはピーチの15:45発の便にした。

抗原検査もばっちり陰性。ホテルの外のゴミ捨て場に全てのゴミを出しに行って、11時前にチェックアウトした時フロントには昨日と同じぽっちゃり気味の男性しかいなかった。一番お世話になったメガネ青年に挨拶ができなくて残念。

ホテルから徒歩2分もかからないバス停から仁川空港行きのリムジンバスに乗った。エレベーターやエスカレーターのある地下鉄の入口から地下に降りたところで、プラットホームに着くまでに階段ゼロはありえないと思ったし、普通のバスも、ヘイリーからスーツケースを持ち込むのはお勧めしないと言われたので、一番楽な方法を取ったら本当に嘘のように楽だった。さすが価格が空港鉄道の4倍だけのことはある。


道が空いてたのか1時間弱で第1ターミナルに着いた。まだピーチのチェックインカウンターは開いてなかったので、スーツケースを持ったままレストランフロアに行ってソウル最後の食事をした。

前々から気になっていたチョングッチャンチゲがあったので頼んでみた。お味噌汁に発酵した大豆が入ってるスープだけど、日本の納豆みたいな臭いがなくて食べやすかった。昨日の夜フライドチキンと大根の水キムチのみだったから、白いご飯とおかずもありがたい。ゆっくりいただいてるうちにピーチのチェックインも始まった。


並んでいると、日本入国の際の検疫アプリであるMySOSを登録済みかどうか確認するグランドスタッフのお姉さんが来た。ちょうどMySOSからVisit Japan Webというシステムに切り替わる時期だったので一応両方とも登録してあったけど、MySOSしかチェックされなかった。

私はワクチンを3回以上接種しているので日本入国のための陰性証明書は必要ないけど、私の前に並んでる日本人女子3人組のうちの1人が「さっき検査を受けたばかりでまだ結果が出てないんです」と恐ろしいことをグランドスタッフに告げていた。飛行機に乗る寸前に陽性の結果が届いたらどうするんやろう。飛行機には乗れず、韓国での1週間の隔離場所と食料を自力で確保しないといけなくなるのに。

他にも日本人男子が「ギリギリやな」と同じようなことを話してるのを耳にした。なぜ彼らは無料の予防接種を拒んで、8,000円以上払って検査を受けて帰国できなくなるリスクを選ぶのか、全く理解に苦しむ(もちろんアレルギーとか疾患のある方は別として)。

スーツケースの重さは、去年パリから帰る時23kgだったから覚悟してたけど、今回はそれほど重い物を買ってなかったからか意外と軽くて18kg弱だったので、追加料金を払わずに預けられた。

荷物を預けて身軽になってからピジュンというお餅屋さんで、くるみ大福と、かぼちゃのお餅、紫芋のお餅を買ってみた。写真は撮らなかったけどどれも美味しくて母からも好評だった。



午後の第1ターミナルはガラガラで、お店もほぼ閉まってる。高麗人参の正官庄は開いてたけど、エブリタイムというスティックゼリーが30包入り80ドルでとても買えない…

免税店も欧米の化粧品ブランドばっかり。韓国に来てランコムとかディオールなんて買って帰る人いるのだろうか。そんな中、なぜか唐突に大名行列みたいな催しが。

ルイヴィトンの前を無言で通り過ぎる韓服の人々…一体何だったのだろう。

他に衝撃だったのは、飲み物は持ち込み禁止のくせに、保安検査後のエリアに自販機が一切なく、あるはずのコンビニも閉まってて機内に持ち込む水を買うところがない。

搭乗ゲートの近くにThe Coffee Bean & Tea Leafというアメリカ資本のカフェが開いてたので、そこでペットボトルの水とアイスアメリカーノを買えた。

ここのアイスアメリカーノは高いくせに薄くて一番美味しくなかった。やっぱりアメリカのコーヒーはまずい(スターバックスも、どこの国でも美味しいと思ったことが一度もない)。


ピーチは前の座席との間隔が人生で一番狭かった。ソウル→関空くらいの短時間なら問題ないけど、これでハワイに行くなんてとんでもない狭さ。

そして「全てのお客様の搭乗をお待ちしているため」と「搭乗をキャンセルされるお客様の手続きのため」離陸が遅れた。

搭乗キャンセルって、さっき検査結果がまだ出てないと言ってた彼らが陽性だったのでは…乗客とクルー全体に迷惑かけてるやん。

あと搭乗時刻にゲートにいない迷惑な人。欧米(おそらくパリパリ文化の韓国も)の航空会社は問答無用で置いていくのに、日本はアナウンスを死ぬほど繰り返して電話までかけてお待ちして、そんなに甘やかすから彼らの悪い癖が直らないのだと思う。というわけで、もうピーチは使いたくないなぁと思った。

関空に着いてからは、MySOSかVisit Japan Webを登録済みで表示が青になってる人(ワクチン3回以上接種済み、または3日以内のPCR陰性証明が承認済みの人)はQRコードをかざすだけで一瞬で検疫を通過できるのかと思いきや、QRコードを読み取る機械はどこにもなく、結局職員のデスクに1人ずつ呼び出されての確認作業があった。

私は土曜日に発熱したことを正直に申告していたので、上司みたいな人を呼ばれて色々質問されたけど、現地で抗原検査を3回やって陰性だったことや、すでに症状はなくワクチンも4週間前に4回目を受けていることから無罪放免となった。

去年の検疫は空港内を3kmくらい歩かされたし時間も無駄にかかって地獄だったけど、今回は海外からの旅行者受け入れも再開されたし、検疫はこれでも合理化・簡略化された方だ。スーツケースを引き取るところに着いた時、早すぎてまだピーチの荷物が出てきてないほどだった。

スーツケースを引き取って、時間がギリギリだったので梅田行きのリムジンバス乗り場まで走った。すでに満席だけど補助席なら乗れるとのことで、次の便まで40分待つのは嫌だったので補助席に座って梅田に帰った。バスが出発してから関空快速で帰る手もあったなぁと思い出して乗換案内のアプリを見ると、JRは行きと同じくまた遅延していたので、結果的にはバスで良かった。

梅田から阪急に乗って自宅の最寄り駅で降りた。全ての段階でエレベーターかエスカレーターがあって、阪急の駅って素晴らしいと思った。

ちなみに帰宅の翌朝、郵送のPCR検査も受けて無事陰性でした。

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