見出し画像

歩いていける距離ではたらきたい②

こんにちは。

前回は、長男が1歳8ヵ月、次男妊娠中に、東日本大震災を経験した際の事について書きました。

今日は、その後、実際に歩いていける距離の職場に転職した経緯なんかを書いてみたいと思います。

2011年3月。
私は、2010年6月から働いていた職場で勤めていました。
長男を出産後、生後10か月の時から働いていた職場です。
有期契約のスタッフという形で、小さな子どもを抱える私にとって、とてもありがたい環境でもありました。

メリット…急な発熱等のお休みにも対応してくれる。残業はない。
デメリット…給与が低い(前職と比べて)

、、、と書いたものの、当時は初めての子どものいる生活の中で働くということを体現した中での葛藤というのは、中々に書ききれないなぁとも思います。

0歳児入園という事もあり、長男は熱を出しやすく、更に気管支炎にもなりやすかったので、初めて週5フルで保育園に通えたのが、6月の3週目でした。(4月から保育園には通っていて、5月から仕事を始めました)今思えば、それ自体も自分が引き寄せている現実だったとは思いますが、あの時はただひたすら必死でした。

その後、仕事を続けていく中で、周りに迷惑をかけられないという想いと、
家族の状況による家族計画と、いう事で、2人目を望むなら早い方がいいとお医者さんに言われた事もあり、長男が1歳5か月の時に断乳をし、その後2人目を授かる事が出来ました。
そんな折での東日本大震災。

その後、無事に次男が生まれ、2度目の育休を取得。職場復帰したものの、日に日に募る、「サイアク、この子たちを歩いて迎えに行ける距離ではたらかなくては」という想い。

そして、元々5年の有期契約だったことも後押しし、住んでいる地域で正社員での職を探すようになりました。
とはいえ、住んでいる地域は都心部ではなく、郊外。都心との差は激しく、職種も、給与も、希望に合致するところは少なく、悩みました。

正社員で探すとなると、中小企業しかなく、
ある時、面接で、「え?お子さん、そんなに小さいの?うちは少ない人数でやってるから、休まれたら困るんだよ」とダイレクトに言われました。ごもっとも。と思いつつ、悔しかった。
何が悔しかったか。経歴や面接であなたの事は認めるし、一緒に働いてみたいとも思うけど、その状況じゃ無理、と言われている事。
もう少しお子さん大きかったらぜひ来てもらいたかったな、と言われたこと。当時は悔しかったけれど、本当にいい経験だったと思います。

そして、正社員で探していた中で、1つだけ、ここなら契約社員でも受けてみたい、と思ったところで、運命が変わりました。
実際、契約社員の面接は落ちたものの、その会社での産休代替の正社員待遇のポジションで来てほしい、と連絡があったのです。

そして、乳児期の働くを支えてくれた職場の皆さんにもとても喜ばれて、栄転のような形で送り出され(笑)
実際に、歩いて帰れる距離(通勤は自転車で)で働ける事になりました。

0歳児で長男を預けていたころは、お迎えが閉園19時ギリギリでしたが、
転職したことで、18時ギリギリ、延長料金を払わずに預けられる生活になりました。

私の場合は、本当に運がいい、恵まれているなぁとずっと思っていました。
そして、職業柄、色々な状況の方のお話しを聞くようになり、自分自身でつかみ取ってきた道なのだ、とも思えるようにもなりました。

次回、もう少し、続きのお話しも書いてみたいと思います。
お待ちくださいね。




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?